めのす丸

2020年4月5日から始めました。言語障害を持つ方にリハビリをしています。専門用語を使わずに、失語症者のことを世の人にどう伝えようかと模索しています。

めのす丸

2020年4月5日から始めました。言語障害を持つ方にリハビリをしています。専門用語を使わずに、失語症者のことを世の人にどう伝えようかと模索しています。

マガジン

  • よせあつめ

    ささいな記事を寄せ集めたら、それらの居場所になりました

  • 動揺どよーん

    同僚は大事な仕事相手。だからこそ、行き違いが重くなることも度々です。 しかし、重さを抱え続けなくて、手離していこうと思って描き始めました。

  • 職場用の絵 2023年~

    2023年4月に転職してから、職場用に絵を描くことが増えました

  • ハラスメントストッパー

    「ハラスメントやめて」 これをどう伝えていこうか、どう実現させるのか、考えてます

  • ハラスメントストッパー ストリートピアノ

    2022年5月から ハラスメントストッパーの名札をつけて、ストリートピアノを弾いてます

最近の記事

緑の秋

自分の2024年の秋は、緑色で巡っています。 文学フリマ福岡10のブースカラーはライムグリーンにしました。 その翌週、たまたま訪れたパルコで BOOK MEETS FUKUOKA というイベントがありました。 キャッチフレーズは   「本の    もりのなかへ」 ポスターもチラシも、森の緑色でした。 独立系書店の本が並んでいました。  自分が文学フリマで出店したばかりだったので、ワクワク感が再燃しました。 緑の秋。 この2つだけでしたが、自分には緑色のインパクト大でし

    • 文学フリマ福岡10は終わったけれど、「始まった」

      文学フリマ福岡10から2週目の日曜です。 これまでは「出店できた、良かった」と満足感を得ていたのですが、 今回は当日のブース、後からnoteのコメントやSNSでのお話のおかげでしょうか、 まだ終わった感じではありません。 逆に「始まった」のかもしれません。 自分のできることが「発信し続けること」と納得したからかもしれません。 そんな中、 たまたますごく久しぶりにパルコに入りました。 本が並んでいるのを見つけました。 おしゃれな書店?と思って足を踏み込んだら、 「BOO

      • 文学フリマ福岡10 の後

        こんなに楽しいことがありましょうか。 ブース設営の前、  博多駅から会場に向かって、初めて歩く道もワクワク。 スーツケースを弾いている人たちの後をつけていった先が 会場の国際展示場と確信持って、歩きました。 道路沿いに見えるドライフラワーとなった紫陽花も、気持ちを上げてくれますね。 会場入り口前まで来ました。 会場到着すると、スタッフさんが「9時50分ですが、開場しています」とアナウンスされています。 じわじわ~っとこみあげてきます。 会場設営してくださった、スタッ

        • 文学フリマ福岡10 当日の朝に

          文学フリマ福岡10、当日の朝です。 出発前に、これまで準備してきたことを振り返ってみるとーー。 1.準備したもの ・小冊子 3誌 ・しおり 50枚近く   ・チラシ 20枚くらい ・ブース用の看板とチラシ 手さげに入れて持ち運ぶのと、雨予報だったことを考えると 自分としてはこの量がマックスです。 2.小冊子3誌  初めて展示するのはこちら「職場の絵、修行中」。 昨年はチラシ配布にだけにしていたら、 お客さんから「本は無いんですか?」と言っていただいて、2誌を製本

        マガジン

        • よせあつめ
          17本
        • 動揺どよーん
          7本
        • 職場用の絵 2023年~
          7本
        • ハラスメントストッパー ストリートピアノ
          57本
        • ハラスメントストッパー
          94本
        • 失語症の方との接し方の工夫、その前に
          10本

        記事

          どよーん : その後

          前の職場の方とお話しする機会がありました。 話が盛り上がって、 前に投稿した「動揺 どよーん」の後日談ともなる流れが 浮かんできました。 「動揺 どよーん」は、いろんな人から聞いてきたエピソードが繋がって、できあがりました。 主人公のビジュアルイメージは自分にしました。 それはある日、親しかった同僚と距離ができてしまったことから始まった お話でした。 仕事中心の生活をしているためか、動揺を引きずってしまいます。 普通に意見交換できる同僚がいることで、気持ちを立て直して

          どよーん : その後

          新人オリエンテーション用の絵

          職場で教育委員長の看護師長さんから、 「秋季の新人オリエンテーションで、あなたのリハビリについて 説明してほしい」と依頼されました。   「内容はお任せします」とのことでした。 職場でニーズが高いのは「嚥下障害について」と知りつつも、 「失語症者さんとの伝え合い」も外せません。 失語症の方への合理的配慮の大切さを伝えるチャンス、 看護師長さんからの依頼はとてもありがたかったです。 「失語症の方との伝え合いのヒント」として 次の4つを挙げました(失語症の方への敬称を略して

          新人オリエンテーション用の絵

          ハラスメントストッパー <白いストリートピアノ>

          白いピアノがある駅には、一度行ったことがありました。 この記事を投稿したときは、ストリートピアノは2023年の4月末までの設置となっていて、残念に思っていました。 今回、別の用事でその駅に行きました。 うれしいことに、、、、 設置継続していました。 寄せ書きノートも置いてあります。 「2025年3月末」までとなっていますが、その後はどうなるのでしょうか。 YAMAHAの電子ピアノです。 駅の周りは山が見えて、景色も良かったのですが、 この日は暑さのあまり、写しそび

          ハラスメントストッパー <白いストリートピアノ>

          ハラスメントストッパー <靴を脱いで ・ストリートピアノ>

          北九州市小倉の「地図の博物館 ゼンリンミュージアム」に行きました。 写真は、パンフレットを撮影したものです。 2時間以上かけて展示スペースを巡った後に 具合よく、喫茶コーナーがありました。 そこの窓から見える景色が良いのです。 地図を堪能した後は、駅のピアノに行きました。 ストリートピアノでは、ペダルに乗せる右足の靴を脱いでます。 靴底でペダルの感覚がわかりにくくなる感じがするからです。 きちんと靴履いている人は、すごいなと思います。 弾いた後に、右足の靴下の大穴を

          ハラスメントストッパー <靴を脱いで ・ストリートピアノ>

          切手の値上がり/「手紙」のこと

          10月からの郵便料金値上がりに伴い、 年賀状が悩ましいところとなりました。 「年賀状からメールや電話でのご連絡に」という内容のハガキを送ることにしました。 郵便局に切手を買いに行ったら、 こんなすてきな切手を「いかがですか?」と勧められました。 手紙は、このまま廃れていくのでしょうか。 大学生の時、日本にいなかった数年、ずっと手紙を書いてきました。 まだメールでの連絡が無い(もしくはメジャーではない)時代でした。 「ことばのリハビリ担当」として勤務するようになってか

          切手の値上がり/「手紙」のこと

          動揺どよーん ⑥ 「よしよし」と受けとめて

          人同士、思い違いの行き違い。 それが原因で、動揺することもあります。 そんなお話を見たり聞いたりしていたら、場面が繋がり、描き始めました。 当初は3回連載の予定だったのですが、 描き出したら今回で6回目、最終回です。 これまでの記事です。 親しかった相手が急に素っ気なくなったとき、 原因やこれからどう接しようかと考えても 解決するものでしょうか。 相手が恩ある人ならば、尚更ではないでしょうか。 <あとがき のようなもの> 自分の非ばかり探さなくて、相手との距離を

          動揺どよーん ⑥ 「よしよし」と受けとめて

          動揺どよーん ⑤行動でちょっと楽に

          人といるときは楽しく過ごしたい。 そう願ってはいるのですが、行き違いが起こることもあります。 これまでの記事です。 話は少し前に戻ります。 連載2回目で「挨拶だけはしよう」と落ち着いた時のことを投稿しました。 この下は、連載2回目「モヤモヤしてても」の5,6,8コマです。 投稿した後、描き足りなかったことがあったことに気づきました。 「せめて〇〇しょう」という行動が決まると、ちょっと楽になりました。 いくら考えても、モヤモヤとはまり込んでしまった思考パターンから簡

          動揺どよーん ⑤行動でちょっと楽に

          動揺どよーん ④ 風が通るくらいの隙間

          <前回までのお話> それは単に行き違いだったのか、気持ちがどよーんと重くなった時のお話です。 これまで見たり聞いたりしてきた場面が繋がり、描き始めました。 これまでの記事です。 恩ある相手は、元々「ある時態度が変わる人」なのかもしれません。 しかし、また動揺してきました。 自分に人を見る目が無いのかと思うと、再びどよーんとしそうになりました。 それは束の間、 振り向けば、自分を大切にしてくれる人たちがいるではないですか。 「頭抱えた分、報われる」と期待するのは、幼い

          動揺どよーん ④ 風が通るくらいの隙間

          動揺どよーん ③ 「恩返し」の思い込み

          <前回までのお話> 誰かといて気持ちが重くなった時のこと。 これまで見たり聞いたりしてきたことが繋がり、描き始めました。 これまでの記事です。 なぜ、どよーんとしてしまったのか。 原因の1つが、思い込みだったのかもしれません。 親切にしてもらった、恩ある相手。 だから、急に対応が粗くなっても、自分から距離を取るわけにはいかない。これが職場なら、仕事に集中したいのに気疲れしてしまいます。 幼いころから身に着けてきた「恩返し」は、生きる知恵でもあり、 過剰な思い込みで

          動揺どよーん ③ 「恩返し」の思い込み

          動揺どーよん ② モヤモヤしてても

          気持ちが重くなることは、いつでも起こります。 いつの間にか立ち直っているものですが、 そのきっかけが、なかなか掴めないときもあったりします。 身近なところにあるのに、気づいていないことが多い気がします。 これまで見たり聞たりしてきた話。 思い浮かんだいくつかの場面が繋がりました。 前回のお話はこちらです。 さて、上を向いたのは良かったのですが‥‥。 (続く) <追記> 「挨拶だけは続ける」というのは、自分のオリジナルのアイディアではありません。 精神科医Tomy先

          動揺どーよん ② モヤモヤしてても

          動揺どよーん  ① 立ち直り、一時

          予想外のことに動揺しながら、日々は過ぎていきます。 動揺して、気持ちがどよーんとなることもあります。 同じような思いをしてきた人は、きっといるはず。 人の話を聞いたり、ネット検索しました。 気持ちが浮上するきっかけは、案外近くにありました。 すると、思い浮かんだいくつかの場面がつながりました。 それから描き始めました。 主人公のビジュアルは、自分・めのす丸にしました。 3回くらいの連載の予定です。 (続く)

          動揺どよーん  ① 立ち直り、一時

          初リクエスト…30分後に気づいたのは

          駅のピアノに行きました。 アニソン弾いてから、「弾きたい人、いるかも?」と振り向いたら、              海外の方らしき、そして笑顔のバックパッカー、お二人と目が合いました。 「イマジン、弾けますか?」 初リクエストをいただきました。 それは、何度も聴いたはずの名曲。 これまで弾いたことは無かったので、耳の記憶で弾きました。  「Thank you!」 とことばをいただき、 「You are welcome」と答えて、すっかり調子に乗って「Gracias」と

          初リクエスト…30分後に気づいたのは