動揺どよーん ④ 風が通るくらいの隙間
<前回までのお話>
それは単に行き違いだったのか、気持ちがどよーんと重くなった時のお話です。
これまで見たり聞いたりしてきた場面が繋がり、描き始めました。
これまでの記事です。
恩ある相手は、元々「ある時態度が変わる人」なのかもしれません。
しかし、また動揺してきました。
自分に人を見る目が無いのかと思うと、再びどよーんとしそうになりました。
それは束の間、
振り向けば、自分を大切にしてくれる人たちがいるではないですか。
「頭抱えた分、報われる」と期待するのは、幼いころからの思い込みや刷り込みのためなのでしょう。
そう思うと、のしかかる余裕の無さに風が通るくらいの隙間ができました。
「そうです、恩あるその人は、急に態度が変わる人なんです」
ということを、やっと受け入れられるところまできました。
(続く)