日記240501

大阪旅行2日目。USJ探索の日です。きっかけは藍がYouTubeで旅行記を見た事でした。藍は一人前に30分もあれば到着する近所の遊具施設からシンガポールまで、色々な情報を収集しています。私達も出来るだけ応えるようにしています。

藍のお目当てはマリオのゾーン。夏来はほとんど遊べるアトラクションが無いので、ひと通り散策した後ベビーゾーンで遊ぶ事にしました。

朝5時起床、私は子供達がベッドから落ちないかが心配で、ほとんど眠れませんでした。天気はあいにくの大雨。雨合羽を着て出発です。夏来は急遽天気予報を見て東京で購入しておいたおさるのジョージの黄色くて目立つ合羽、藍は普段使いのミッキーマウスのものです。USJにミッキーマウスが全身所狭しとプリントされた合羽なのはご愛嬌で、大雨に負けず開園早々パーク内に繰り出しました。

藍と夫がマリオゾーンを楽しんでいる間、別のエリアを探索しようと思った私はレインカバーでしっかり雨避けした夏来を連れて出かけました。

ここからちょっとドラマティックな旅になりました。マリオのゾーンを抜け、さてどうしようかと気を昂らせて見回すと多くの人が吸い込まれるように木に囲まれた道へと入っていくので、旅先ですっかり気が大きくなった私は久しぶりの冒険心に酔いながらついていく事にしました。

ところが歩いても歩いても道が終わりません。ただのエリア間の抜け道だったのかな?と思いながら進むと不穏な車の展示があり、おや、怖いゾーンだったらどうしようかなと思いながらもう少しだけ足を進めると、突然視界が開け、BGMが高まり、目の前にハリーポッターの世界が広がったのでした。この演出には本当に感動して、もともとあまり世界観が分かっていない私はまさに異世界へ迷い込んだような気持ちになりました。

幸運と言うべきか早起きの努力の賜物と言うべきか、まだまだ空いていたのでゆっくり世界を楽しむ事が出来ました。普段から育児に追われ、家と幼稚園とスーパーくらいしか居場所のない主婦が、恐る恐る小道を抜けたら非日常の空間に放り込まれたのです。来て良かった!と雨の中にんまりするのでした。

その後も様々なゾーンを見て回りました。USJは結婚してすぐの頃、社員旅行の一環で回ったことがあるのですがその時とはまた違う、のんびりとした時間を楽しみました。私はテーマパークのアトラクションを楽しむより、パーク内の雰囲気を感じる散歩が好きです。大人同士で行くとどうしてもアトラクションを効率よく回る事に重きを置いてしまうので、1歳の子を連れてのんびりと歩くのはちょっとした贅沢な体験になりました。
赤ちゃんから遊べるゾーンでボール遊びやプロジェクションマッピングの遊具で夏来と遊び、こちらはマリオの世界を楽しみ尽くしてポップコーンで大満足の藍と合流してお昼を食べた後、残り時間で家族全員楽しめるのはショーが中心だったので、ショーを2本見て帰りました。


前半が自分で冒険して楽しみを見つけた体験だったのに対し、後半は人の優しさに触れた時間でした。

お昼を食べる時、事前に注文は済ませたものの席が空いておらず、私はベビーカーを押してぼんやりと席が開くのを待っていました。すると、ご婦人からもうすぐ席が空くのでいかがですか?とお誘いを受けたのでした。案内されてみると、ご婦人はわざわざとても離れた席から私を招いてくれていたのです。
また、食後のショーでは開演前に夏来がぐずり声を上げてしまっていたのですが、前の席からひょこりとヘドウィグ(ハリーポッターに出てくる、白いフクロウ)が顔を出しました。藍より少しお姉さん、小学校低学年くらいの女の子が夏来をぬいぐるみであやしてくれたのでした。

雨にも負けない人の温かさに触れ、すっかりUSJの虜になった私は、夏来がもうちょっと楽しめるようになったらまた来よう!と話しながらホテルまで戻ったのでした。

明日は最終日。お買い物を楽しんで、我が家を目指します。

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