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「学び」は「行為」じゃなくて「姿勢」
このツイートは私のリアルメモ(紙のノート)にメモしている内容。過去何度かnoteに書いた事。今でも大事な指針です。本日は「学び」は「行為」じゃなくて「姿勢」についての話です。
学ぶって、行為じゃなくて、姿勢であることが大事。行為として考えると、忙しかったり、他にやるべきことが生まれると、学びが疎かになってしまう。でも学ぶ姿勢を持っていれば、目の前で起きるあらゆることから学びを得ることができる。このちょっとした差が、大きな差になっていく。
— 梅田悟司/『名もなき家事に名前をつけた』9/17発売! (@3104_umeda) January 16, 2019
変化が常態となる現代において、組織の持続的な成長を支えるのは、研修などの形式的な「行為」としての学習だけではありません。真に求められるのは、日常のあらゆる経験を学びの機会と捉える「姿勢」としての学習です。
「行為」の学習の限界と「姿勢」の学習の可能性
従来の「行為」としての学習は、計画的かつ集中的な知識習得を目的とします。しかし、多忙なビジネス環境において、研修時間は限られ、学習内容が実務に活かされない、いわゆる「知識の陳腐化」も課題です。これに対し、「姿勢」としての学習は、日々の業務、顧客との対話、チームとの協働、成功体験、失敗体験、その全てを学びの糧とします。
「学習する組織」と「成長マインドセット」
この「姿勢」としての学習は、ピーター・センゲ氏が提唱する「学習する組織」の概念を体現します。組織全体が継続的に学習し、変化に適応し続けるためには、形式的な学習プログラムだけでなく、組織成員一人ひとりが日常的に学び続ける姿勢が不可欠です。
「姿勢」としての学習が組織にもたらす変革
「学ぶ姿勢」がインストールされた組織は、変化への適応力を高め、競争優位性を確立します。日々の業務における小さな改善の積み重ねは、生産プロセスの効率化や品質向上に繋がり、顧客からのフィードバックを真摯に受け止め、サービス改善に繋げることで、顧客満足度も向上します。また、組織全体に学習文化が醸成されることで、従業員のエンゲージメントが高まり、主体的な行動を促進し、組織全体の革新的な可能性を引き出すことができます。
リーダーシップの役割は学習姿勢のインストール
リーダーシップは、「姿勢」としての学習を組織全体にインストールする上で重要な役割を担います。リーダー自身が率先垂範し、学び続ける姿勢を示すことはもちろん、メンバーが安心して学び、失敗から学ぶことができる心理的安全性の高い組織文化を醸成する必要があります。
学習パラダイムシフトの実現に向けて
「学ぶ」を「行為」から「姿勢」へ。
この学習パラダイムシフトは、組織と個人の持続的な成長を可能にする鍵となります。変化の激しい時代を生き抜き、競争優位性を確立するために、組織全体で「学ぶ姿勢」をインストールし、真の学習組織へと進化を遂げることが求められています。今こそ、形式的な学習と日常的な学習姿勢を融合させ、組織全体の学習エコシステムを構築すべき時です。
学習する組織
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