読書感想:「自分の言葉」をもつこと

こんにちは。酒飲みながらお昼にPCで執筆しております。(笑)
今回も「読書感想」です。
今回、何を読んだかというと、またまた前回の読書感想と同じ著者「三宅香帆」さんの「「好き」を言語化する技術」」です。


これ、面白くて今日2時間で読み切りました(笑)SNSやこのnoteで「推し」を語る人すべてに見てもらいたいなあと感じた1冊でした。

自分の言葉って、「スッカスカ」

他人の言葉を拝借するんじゃなくて、自分の言葉をつくりだす。
その姿勢が、あなたの、自分自身への「好き」への信頼を生み出す。

三宅香帆 「好き」を言語化する技術 P71

この本の中でハッとさせられた言葉でした。
私自身、この本を読む前からなんとなく、SNSやnoteを使ってる中で悩んでいたことがありまして。「自分の言葉に中身がない」「他人の言葉を借りてきているみたい」という悩みです。だから、自分が紡いでいる言葉がなんとなく嘘をついているみたいな感覚でした。「自分軸」で生きたいと思っている割に言葉は「他人軸」。好きなものを語りたいのに「主体性」が全くないと。

だけど、この本を通して、この言葉を通して、自分が何のために「好き」を言語化するのか、なんのために「好き」を発信したいのかということをもう一度見つめなおすことができたなあと思います。

私の「好き」を信頼すること

この本で一番好きな言葉があります。

自分が変わっても、推しが変わってしまっても。自分の「好き」についての揺るぎない言語化があれば、自分の「好き」を信頼できるはずです。
自分の「好き」を信頼できることは、自分の価値観を信頼することにつながります。だって、好きなもので自分はできあがっているのだから。

三宅香帆 「好き」を言語化する技術  P62

この言葉で、自分が「好き」を言語化したいという気持ちの根底を発見できたような気がします。わたし、小学生から今までで好きなものがたくさん変わったんですよね。小学生の時は、ジャニーズ、中学生の時は邦楽、ロック、アニメ、女性アイドル。高校生の時は洋楽、洋画、外国人モデル。大学生の時はK-POPアイドル。社会人になってからはアートや読書、「JO1」。コロコロ変わって、ミーハーのように見えるけど、これらどれに対しても自分が好きになったという感覚は、根拠がないけど「絶対的価値」があるって思っていました。好きなものをあこがれることで自分を形成してきたんですよね。だから自分の「好き」という感覚は自分自身を認めることにつながるんだと漠然と思ってました。

だけど、根拠がない「絶対的価値」を、さらに自分の言葉で根拠づけするということで、自分の「好き」いわば「価値観」を知る。知ることで自分をさらに信頼することができる。そのために「好き」を言語化したいと思っていたのかもしれないということに気づくことができました。

「すぐに言語化しなくてもよい、もやもやを抱える力」

ただ、好きを「自分の言葉」で言語化したいとは思っておりますが、すぐにできるかどうか・・・・
そもそも私は「思う」と「言葉」にするの距離がかなーーーーり遠くてですね、、難しいし、実践できないかも、だめだなあと思ったんですよ。ですが、次の言葉で救われたような気がします。

ネガティブ・ケイパビリティとはなにかといえば、「もやもやを抱えておく力」のこと。すぐに白黒つけずに、もやもやをじっくり抱えたままにすることで、あなたが本当に感じていることや、考えるべきことがわかってくるのです。

三宅香帆 「好き」を言語化する技術P69

たしかに。生き急いで他人に頼るよりも、じーっくりじーーっくり自分と向き合って、ある日いきなりパッとひらめいた答えの方が自分に対して説得力があるし、「自分の軸」になるんですよね。いいんですよね、遅かろうが、何だろうが。一番価値があるのは自分でだした答え。救われた気がします。

他人の言葉に惑わされない

さあ、今までは「好き」を言語化することが自分にとってどんな意味があるのかを中心に書いてきました。
以下からは、この本を読んで、自分の言葉で「言語化」するためにこれから気を付けたいことを書いていきます。実践できるように頑張ります、、!

それは自分の感想や考えを持つ前に「他人の言葉」を見ないということです。

今までなんで他人から借りてきたような薄っぺらい言葉だったのか。それは、「他人の感想をみて、それが正解と思い込んでしまっていたから」だと思います。私、推しが活動したり、本を買うときとかはエゴサをするんですよね。どの感覚が正解なんだろうって。それが原因です。他人の強い言葉に引っ張られて、自分の本当の意見や感覚を見失っていたのです。

でもこれから自分の感覚を大事にするために、まずは自分で自分と向き合い、自分が感じたことを大切にすること。そして正解は自分で作るもの。他人と見比べない。答え合わせをしない。そして他人と自分の境界線を知ること。他人の意見も「いいね!」と認めること。これを実践したいなあと思いました。
(ちなみにこれ執筆してる時も、この本に関する他人の感想はまだ見てません(笑))

自分の「好き」を言葉にすることは自分の価値を認めることができるということ。自分の価値を自分で認めるようになりたいなあとこの本を通して感じることができました。自分軸で生きるって多分幸せなんだろうな。
わたしも幸せになりたい!!





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