もっと強くなりたかった
もっと強くなりたかった
どんなに最強を手にいれても
もっともっと強くなりたかった
涙がでるのは
自分が弱いせいだと思っていた
どんなことがあっても
泣く時は一人だった
強く強く強くなって
涙に負けない自分になりたかった
そして私は感情も感覚も
いつしか失っていた
失ってしまったことにも
気づかないまま
まるで機械のように生きていた
こころというものを
取り戻しながら
わたしというものを
思い出しながら
深い絶望を感じながら
果てしない哀しみを感じながら
壊れた蛇口みたいに
止まらない涙が流れた
泣いても泣いても
涙は無くならないから
私は今日も泣いてます
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