空

もしも私が空から落ちてきたら
その腕で受け止めてくれる？
今立っている地面が抜け落ちて
私が地の果てに消えても
捜してくれる？泣いてくれる？
この胸に無限に広がる痛みを
送信できる所もなく
人から離れているのは自分なのか
周りなのかこの頃分からなくなってきた
得意の無表情でやり過ごす毎日
こんなはずじゃなかったとぶつけたいのは
いったい誰に？何処に？
朝まで灯りの消えないガラスの中に
震える魂を抱える者達は息づく
私から全てを奪っても
心だけは奪えない
心の声の沈黙を破って
聞こえるでしょ？
私は此処にいる