こんな星の下に生まれたこと

夜の静けさの中
激しい雨が降り続き
ぬれながら車道に飛び出していた
突然のクラクションで
よみがえる悲しみに耐えきれず
その場にしゃがみこんでいた
通り過ぎてく
車のライトに照らされながら
こんな星の下に生まれたことを
うらんだ
いい時ばかり思い出しても
しかたがないことぐらい分かってる
イヤなことばかり思いつめても
しかたがないことぐらい分かってる
生きているうちには
いろんなことがあるんだから
そんな一言で簡単に
わりきれるほど利口じゃないんだ
利口じゃないんだ

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