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『マタ旅』 賛成派と反対派はきっと永遠のテーマ

妊娠16週目からのカンクン(メキシコ)旅行が、最高に楽しかったから記憶を記録。

妊娠が分かってから予約したわけではなく、前々から予約をしていてキャンセルするか否かで迷って行った旅行。なんてったってフライト時間が長すぎる・・・

✈ 東京〜メキシコ ✈ 13時間
✈ メキシコ〜カンクン ✈  3時間
✈ 合計(乗り換え時間含めて)✈ 20時間

いろんな事を覚悟して行くしかないのがマタ旅。準備せず、かつ覚悟がない場合は行かないほうが良い。けど赤ちゃんが産まれたらしばらく旅行に行けない、夫婦ふたり水入らずで旅行に行きたい!という気持ちは誰しもあるはず。

行くか行かないかの選択は人それぞれだけど普通に行く旅行よりも念入りに準備をしたほうが良いのは確か。

♢ 『マタ旅』行くか行かないか

出発日の半年前に早割を利用して航空券の予約をした。その後に妊娠が発覚。安定期に入るか入らないかのタイミングでの出発だったこともあり一度キャンセルを検討した。

■ 感染症などやむを得ず飛行機に乗れなくなった場合
医師の診断書があれば特別対応が可能
⇢ 同行者(家族)全員分のチケットが、キャンセル料・取消手数料無料で全額返金もしくは他の日に変更

という記事を読んだわたしは、妊婦も対応になるのでは。と思い早速ANAに電話してみたものの・・・

私「早割で予約をしていた者なのですが、子供を授かりまして旅行をキャンセルさせてもらいたいのですが可能でしょうか。」
スタッフ「早割で予約されているのでキャンセル不可となり全額支払いとなります。」

“まじか”

私「医師の診断書があれば対応可能という記事を見たのですが、別の日程に変更等での対応も難しいですか?」
スタッフ「妊娠は病気ではないので、そのような対応は行っておりません。」

“だよね”

♢ 『行く』と決めたからにはの覚悟

当日に具合が悪くつわりがひどかった場合(元々つわりは重くない方だった)は諦めると決めた上で行く方向で考えていたのだが、わたしの周りには『行くのやめといた方が良いよ』という人が多かった。

そこでどうしようと迷っていた時に、同じく妊娠中にヨーロッパに旅行していた友達がいたことを思い出して連絡をしてみたらこのように返ってきた。

「たとえ旅行のせいじゃなくても、万が一なにかあった時に絶対自分を責めるじゃん。旅行に行かなければ・・・みたいに追い詰められちゃうから妊婦は精神的にも不安定になりやすいし反対されがち。」

「でも、私みたいに元気でやりとげた人もいるからギリギリまで様子みてもいいかもね。飛行機の中、向こうでのプラン、色々調べて何を用意したらいいかは練ってね!それでも何かあったら、旅行のせいじゃないという覚悟で行くしかない。」

親には『絶対無理をしない事、フライトスケジュール、ホテル、行動表を渡す事』を約束に行かしてもらうことに。万全の準備をして、旅行を決行することにした。

スケジュール表
(行かなかった場所もあるからもっとマッタリだった)

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♢ 【カンクン】6泊8日旅行

出発当日、体調は万全!つわりもほぼなくなんの問題もなくカンクンまでたどり着いた。

旅行にいるとフル活動で動き回るわたしだが、今回はゆっくり過ごす事にし外出した際には夜6時ごろにはホテルに戻るようにしていた。

ーカンクン旅行の記録ー

ホテルは『オールインクルーシブ』で予約していたためご飯も飲み物も食べ飲み放題、ホテル内にはプール、ホテルの外すぐに海だったためホテル内でも飽きなかった。最高。

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車を借りて、気になる場所にお出かけ。バスだったりでドタバタしなくて良かったのも運転を頑張ってくれた旦那のおかげ。ありがとう。

ピンクビーチ、イスラ・ムヘーレス、シカレ、セノーテ・ドスオホス、チチェンイッツァ・・・有名所はわりと全部行った。その中でも、イスラ・ムヘーレスの海のキレイさとセノーテの透明感には本当に圧倒された。

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水の中にカメラを入れるとスキューバダイビングしてる人が遠くからでも見えるぐらい透き通ってた。

具合も悪くならず、自分のペースでリゾート地らしくゆっくり時間が過ぎていくカンクン旅行を目一杯楽しんだ。

♢ 帰りの飛行機で起きた悲劇

そんなこんなで何も事件もなく大満足なカンクン旅行だったのだが、まさかの悲劇が・・・

カンクンからメキシコ行きの飛行機が遅延し、メキシコに着いた時には1日1本しか飛ばない日本行きの飛行機がもうすでに飛び立ってしまっていた。(その時点で現地時間は夜11時頃)

ANAのスタッフはもういない、清掃の人しかいない状況で話しかけても英語通じずスペイン語で返される・・・カンクンからメキシコで乗ってきた “interjet” のスタッフに事情を説明。

スタッフ「もう日本行きの飛行機はないから、明日ANAのスタッフと話して。今日は実費でホテルに泊まってあとで電話かメールで請求して。利用出来る食事券を渡しておくから。」
私「明日の飛行機には乗らせてもらえるの?」
スタッフ「ANAのスタッフと話さないとなんとも言えないけどもう居ないから明日話して。」

え・・・無責任すぎる・・・そしてホテルの保証額は約5,000円。ホテルとは言えないようなホテルに泊まり一夜を過ごした。真っ暗な深夜のメキシコ怖すぎてもう絶対歩きたくない。

次の日、ANAの現地スタッフと直接話をして飛行機の手配をしてもらい、荷物が消えた問題も解決し無事日本に帰国できたが、帰れるのか帰れないのかもわからないまま24時間を過ごしたストレスと休まっていない身体でどっと疲れが来たのを鮮明に覚えている。

今思うとよく体調を崩さずに戻ってこれたと思うし帰って来れて良かった。ベビーちゃん、よくお腹の中で頑張ってくれた。

旅行での『学び』と『振り返り』

楽しい旅行だった、その一言。だけど、飛行機の遅延で体調が不安定になったのは事実。『マタ旅』は直行便に限る。

あとは、メキシコ=テキーラの国と言われるぐらいお酒の国。お酒飲みたかったな〜次はお酒の国じゃないリゾート地が良いな〜と思いながらもさすがリゾート地、海のキレイさは素晴らしかった。あと『オールインクルーシブ』には感動した。また行きたい。

わたしの体調を気遣いながら、とっても素敵な旅行にしてくれた旦那に感謝。(ここのホテルのカフェのスポンジケーキ美味しかったな)

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♢Appendix : 準備した事

■ 保険
赤ちゃんや自分の体になにかあった時、保険に入ってない場合海外で治療・入院をすると余裕で1,000万円超えてくるのは有名な話。妊娠に関連した治療の費用が補償対象になる保険には加入すべし。

※22週を超えてしまうと、日本で加入できる保険会社はないみたい

■ ホテル
言語の壁を感じる場合は、日本人スタッフがいる所のほうが安全(もしくは日本人スタッフがいるホテルを把握)。言葉が通じなくてあたふたする時間が命取りになることも・・・

■ 病院の場所
AIG損保と提携している病院の場所は事前に下調べして地図上でもどこにあるか確認。

■ 6泊8日のスケジュール
なにかあった時のために両親にスケジュールを事前に共有。フライト時間・ホテルの場所はもちろん、どこで何をしているか把握してもらっておいた。

あとは、偶然にもメキシコに駐在している友達がいたため、友人に事情を説明しメキシコにいる間の電話番号を共有。何かあった時のために動いてもらえるようにしていたことも、旅行が安心して出来たポイントかも。

もしまた『マタ旅』に行くことがあれば、下記点には気をつけたい。

✓ 乗り換えなしの直行便で行ける場所にする
✓ フライト時間は片道8時間以内
✓ 妊娠22週目までに企画し出発
✓ 海外保険には絶対に入る
✓ が、医療費等を考えると国内のほうが安心
✓ 頼れる友人が旅行先の近くに居たら頼る
A's mom  ー家族の成長を記録に。
*娘中心の成長記録を予定中

「子を持つ親として」「妻として」「働く女性として」様々な場面での出来事や行動、判断を文章に残していきます。


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