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怪我の手当をして、歩き出した。

きつねは、またどじをふんで怪我をし、うずくまった。でも、もう、これだからおれは、とは思わなかった。しばらくそのまま痛みがひくのを待ち、起き上がり怪我の手当をして、歩き出した。その先に会いたい景色があり、会いたい自分がいた。歩く速度をあげた。風が生まれ、花が揺れた。

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