衝撃の出会い・・・ベアフットランニング
この歳になって始めて知ったベアフットランニング。
でもそれは、何もかも全く知らない無知の上に届いた情報ではなかったことに少なからず安堵もしているのだが、それでも本当に衝撃の話題だった。
人間は、必要としている情報しか見えない生き物なんだとつくづく思うのだが、またしても同じことを繰り返していた自分に呆れてしまう。
足の裏は脳と直結してるセンサーで「靴の存在は人間が持つ能力を弱体化させる代物だ」とか、靴の存在により「身体に帯電する電気をアーシングできないから身体に不調を来す」とか、そういった何らかの雑学的な情報を得るにつけ、「靴を脱いで裸足の暮らしをしたいな」とか「子どもにはできるだけ裸足の時間を与えよう」とか思っていた過去があるのにも関わらず、忙しさにかまけて深く追求することを後回しにし、いつしかその意味の重大さも忘れて過ごしていたことを深く反省しなければならないほど衝撃を受けた。
わかっていたのにも関わらずしっかり見つめようとしていなかった、フォーカスできていなかったわけです。スコトーマがスコーンと違うところに空いてたわけです。
でもしかし、今回改めてこれら過去に出会えた情報の全てがスパンスパンスパンと繋がるようなキーワード「ベアフットランニンング」とそれにまつわる足や身体の不思議な関係の話は、まさに今だからこそ気づけた絶妙なタイミングだったのだなとも思うところもあります。
時はちょうど息子のサッカー人生のカラダつくりをしっかり考えなければならない事が起き、この先、怪我や故障をしない身体、世界に通用するフィジカルをいかようにして作るべきかを錯誤していたタイミングだったわけです。
それだけに「人生に無駄なし」そして「人生に早いも遅いもない」「思い立ったが吉日」なんだと捉えることができて、今日より本気でしっかりと学び、実践を通して自分のためにも息子のためにも、モノにしようと強く誓うことができました次第です。
ベアフットがなぜ人間にとって重要なのか
さて、その第一歩として学んだことを書き記しておきます。
理屈が好きな私に、簡潔にその価値を説明されている方の記事をご紹介いただいたので、そのリンクも残しておきたいと思います。
一般の靴を履いて歩くときの「かかと着地」は重心より前で接地するため、前進運動に対してブレーキとして作用する。
かかとにはその衝撃を吸収するパーツがないので、着地の衝撃をダイレクトに受け、足首、膝、股関節、腰、背骨、首、脳まで伝わる。
だから既存の靴メイカは、衝撃吸収を謳う各種の機能によって、付加価値を訴求する。
本来、動物である人間が、歩くだけで身体に悪影響を及ぼすような歩き方をするはずはない。
そこで、裸足で歩いたり、小走りしたりを試していただきたい。すると、かかとではなく、前足部(土踏まずより前の部分)を中心として着地することがわかるはず。
そのとき、着地する位置は、重心の真下。少なくともブレーキがかかるような位置で着地することはない。
その裸足で歩く、走るのと同じ身体の動きを実現する靴がビブラムファイブフィンガーズ。裸足に近い感覚だから、裸足同様の歩行の効用を得られる。
土踏まずのアーチは、着地の衝撃吸収装置。つまりサスペンション。そのために指は反る。指が反ることによって、土踏まずのアーチのテンションをあげ、着地の衝撃を吸収する。
指が反ることによって、足の裏は湾曲し、タイヤの表面のように弧を描いて地面を転がるようにローリングする。接地面積は小さくなり、摩擦も最小化する。まさにタイヤ。
アーチがサスペンションとして機能するときに1歩1歩、足の筋肉が収縮を繰り返す「ミルキング・アクション」を続けるから、血行を促進し、循環が促がされる。世に言う「足の裏は第二の心臓」とはこのこと。一般の靴を履いていたら「第二の心臓」の働きは小さい。
裸足またはビブラムファイブフィンガーズで歩行し、「第二の心臓」が機能することによって、一日2万歩以上歩いても足がむくまない。また、全身に血液が循環するから、体温が上がり、病気にもかかりにくくなる。
shio(著者)の場合、ビブラムファイブフィンガーズを常用し始めて4ヶ月後、20年以上にわたって複数の医者が「一生治りません」と診断していた不整脈(心室性期外収縮)が消えさり、毎年、1度か2度罹っていたインフルエンザにまったく罹らなくなり、予防接種をやめてもインフルエンザと無縁、風邪を引かなくなった、あれほど辛かった花粉症がなくなった、ガサガサだった足の裏がスベスベプニプニに柔らかくなった、足が臭くなくなった、足をくじかなくなった、靴擦れも全くなし、自宅内でタンスの角などに足の小指をぶつけることがなくなった、といった経験をしています。
一方、歩いたり走ったりせずに単に立っているときは、かかとが高くなっている普通の靴を履いていると、重心が前に出る。坂道に立っているような前傾姿勢、あるいは前につんのめった状態。猫背になる。それを直立に戻すために、腰は反り、背中、首、肩の筋肉は上体を引き起こすために常時緊張状態になるので、腰痛やコリが生じる。
その点、裸足やビブラムファイブフィンガーズの場合、足の裏は水平なので、かかと近くに重心が位置し、安定し、筋力を使わずに骨格だけで起立していることができる。自然と姿勢が良くなる。肩、首、背中が凝らないし、腰痛も解消する。
もうこれを読んだだけで、ワクワクが止まらなくなってしまいます。確かめたくて仕方ない衝動に駆られる私です。
そんな私に、このベアフットの大切さを教えてくれた友人からもう一つのプレゼントが。
ベアフットランニングの第一人者であり、アメリカでのベアフットランブームの火付け役とも言われている日本ベアフットランニング協会代表理事の吉野剛さん(通称「裸足王子」)が、コロナ禍で頓挫していたタイバンコクでのランニング教室を数年ぶりに開催するから「吉野さんに伝えといたよ」との知らせ。
何にもかもが繋がってる不思議な感覚。
これはまさに私のライフワークにするべきコンテンツだと確信しました。
ベアフットライフ。
私のライフスタイルの根本になる予感。