未来を託すための適応障害
およそ10年前、青春時代を共にした同級生であり、同僚であった友人が亡くなった。
この10年間、なぜ彼が亡くなったのか原因が分からないまま生きてきたが、とある方のおかげで、彼と話すことができた。
その時に…
さ私から適応障害の治療中に死なずに済んだこと、また適応障害を通して大切にしたいことに気付けたことについてお礼を言うと…
彼の返事には、なぜ亡くなったのか、どんな思いがあったのか。
そして、私に託してくれている事を伝えてくれた。
そこで、なんとなく託されたものを感じた。
彼が当時苦しんだもの
目指していたもの
それを私に託してくれていたのだ。
10年目の命日を迎えるラストチャンスに、私に気付かせてくれたのです。
私は彼の苦しみを理解するために適応障害となり、
出世や昇進に目が眩んでいた自分の目を覚ませてくれたのだ。
そして、崩れた瓦礫の中から本当に大切にしたいことに気付かせてくれた。
『大人たちよ、子どもから学ぼう』をモットーに、子どもの素晴らしさや可能性を世の中にもっと広げていきたい。子ども達のチームづくりを参考に、大人にも更なる可能性を見出していきたい。そんな活動を模索しています。
それが、彼がやりたかったこと。
そして…
彼が周りに伝えたかったこと
彼の悔しさを
何かしらの形で伝えていく。
私のこれからの人生は、そう生きることに決めた。
彼から未来を託された適応障害でした。
4月復職に向けて、一緒に乗り越えようと思う。