焦燥感に苛まれ、春【日記】
ああ、何ということか。
現実は思った以上に厳しいらしい。
ついに妊娠せずに二年くらい経ってしまった。本格的に不妊向け病院に通ったのは夏からだから、医療に頼ってからは数か月だけれども。過去の自分が「この時までには絶対に妊娠している」と思っていた、春になってしまった。焦る。
ここ最近は病院からの人工授精圧がとてもあるのと、クロミッドなる排卵誘発薬の副作用に困り、精神的にストレスがかかったため1か月通院を開けたところ。半年排卵誘発をしていたせいか、病院と薬を休んだ今月は排卵検査薬も全く反応せず、基礎体温は2層になったもののおそらく無排卵だったのではないかと思う。
この間に、藁をもすがる思いで漢方内科に訪れた。妊娠しやすい体に整える漢方はいくらか種類があるらしく、冷えもひどい私は3種類の漢方を処方された。漢方なので即効性のあるものではないと思うが、少しでも状況を改善する一助になってくれたらと願う。
そんななか、心配事が増えた。
職場の、私より7歳は若いであろう職員が入籍した。これはとてもおめでたいことなのだが、同じ部署であるがために「彼女がすぐ妊娠したらどうしよう」という不安が募る。彼女が妊娠したら、それはそれはとてもおめでたいことだし元気な赤ちゃんを産んでね、と思う。ただ妊娠した彼女を庇って仕事をして、てんてこ舞いになりながら自分の不妊治療を続けていく自信はない。そうなったら、精神安定上さすがに仕事を辞めようと思う。
旦那も言っていたから。「職場には代わりはいるがあなたには代わりはいないのだから」と。会社には悪いが、自己都合を優先させていただこう。これくらい図太くないと社会でやっていけないのだ。
とまあ、少し暗い日記投稿になってしまったが、私はすこぶる元気ではある。春の陽気に誘われて、コウノトリが来てくれないかな~なんて、冗談めかして言えるくらいには。
さあ、春は色々なことがあるけれど、適度にやり過ごしていこう。