【妊活】戦略立てて生きなければならぬ私たち

今回も駄目だった。
期待しないようにしていたが検査薬は陰性。

このコロナ禍の中だと「陰性」とは幸運の象徴なのだろう。
が、私が行ったのはPCR検査ではない。
妊娠検査薬だ。

体液が染みていく検査薬に1本しか線が出ないことを
確認した瞬間、
わんわんと声をあげて、一人リビングで泣き出してしまった。

朝五時。旦那はまだ寝ている。

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妊娠なんて、正直興味が無かった。
労働に向いていないから早めにFIREして、文を書いたり
自分の好きなことをして暮らしていきたい。
だからお金のかかる子どもなんて育てられないよ、と思っていた。

そんな私でさえも、
夫婦で話し合い「一人は子どもを」となった時に、すぐに授かれないというのは自分が思った以上に負担だった。
まだ、本格的に妊活に励んでからは半年なので
甘っちょろいと思われるかもしれない。
でも、もう頭の中が「年齢的に早く授からないと」でいっぱいになってしまって、時間さえあれば妊活について検索してしまう。
甘いものを食べるときに妊活に良くないかも…と思ってしまい楽しくない。

生活が、、私の平穏な生活が、妊活にゆるく毒されていくようでつらいのだ。


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妊活には期限が必要なんだと思う。
この生活をいつまでもしていくことを想像すると自分自身が無くなってしまうような…そんな虚しさを覚える。

そして、環境要因もある。
異動して早々に「妊活で通院します」なんて言えたものではない。
そんなの社会に殺されてしまう。
よって、私はなんとしても異動が関わる3月までに妊娠しなければならない。働く女は戦略的に子を設けなければならないのだ。

でも、一度しかないかもしれない人生での一大イベントまで、
仕事の影響を受けるなんて、なんだか悲しいものだ。息が詰まる。

戦略だてて生きなければならない、そうは分かっていても
抗いたい自分を無視することはできない。

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もし、本当に無理なら仕事を辞めることも考えたい。
なんだか負けた気がしてしまうけれど、私は別に何かと戦っているわけではないし、私が私でいられる道を模索したいと思う。


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meimy@日常エッセイ
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