私は日本全国47都道府県に家族が、いる
久しぶりのZoom越し、久しぶりやーん、髪切ったんやね?なんか顔がキラキラしてるけどなんかいいことあった?そんな何気ない話をしてなんだかホッとするような時間を過ごした。今日は三重と新潟と佐賀から懐かしい顔が並んだが、全員集まれば47都道府県が勢揃い。
やっぱり、あの2020年7月23日という時間を共に過ごした仲間との再会は心地良い。まるで親戚や家族が全国にいるみたいな気持ちになる。今日は私にそんな特別なつながりをくれた、とあるプロジェクトのお話です。
全国47都道府県竹あかり一斉点灯「みんなの想火プロジェクト」
2020年7月24日って何の日か、あるいは何の日だったか、わかりますか?
はっと気づく方もいるかもしれません。そうです、幻となってしまった2020年東京オリンピックの開会式が開催されるはずの日でした。
私たちはそんな、日本が世界中から注目される日の前夜、2020年7月23日の夜に、日本全国47のふるさとで一斉に竹あかりを灯し、日本のみんなから世界のみんなへ「Welcome to JAPAN!」のメッセージを贈ろう!と始まったプロジェクトでした。
しかし新型コロナウイルスの影響により東京オリンピックは延期。その日は、ただのなんでもないよくある夏の1日になりましたが、それでも私たちはみんなで手を取り、繋がり、あかりを灯すというその意味や力を諦めませんでした。結果、誰も実現したこともない、無謀にも思えるこのプロジェクトを、日本全国47都道府県、200人以上の仲間、そして4000名を超える参加者のみなさまと成し遂げることができました。あの日のことは、3ヶ月という月日が流れた今でもありありと思い出すことができます。
誰かのために、自分のまちのために動ける人を、私たちはサムライと呼んだ
このプロジェクトで私が得たものをたった一言で表すとするならば、それは
人との繋がり
あっ、ちょっと修飾語加えていいですか。
思いやりのあるかけがえのない素晴らしい人たちとの繋がり
ほんとこれに尽きると思っています。
今回の「みんなの想火プロジェクト」では、47都道府県で一斉に竹あかりを点灯したわけですが、さすがに事務局が各地に飛んでせーの、で点灯するわけにはいきません。それぞれのまちで【自分たちのまちは、自分たちの手で灯す】意思のある人たち、47サムライを一般募集したんです。しかもこれ、お給料は出ません。むしろサムライに立候補するには参加費を支払わなくてはいけないんです。にも関わらず、紆余曲折はあれど、最終的には全国47都道府県全部にサムライが誕生しました。(東京は事務局が担当)
これって、すごいことだと思いませんか?
自分の損得ではなく、誰かのために、自分のまちのために動ける人が日本全国どのふるさとにもちゃんといるっていうことなんです。
そう、あなたのふるさとにも。
そして、そんな人たちが全国規模で繋がりを持つことができる。
これこそがまさにこのプロジェクトで実現したかったこと。本当にひとりひとりが素晴らしい人たちばかりで、
ああ、こういう "人" こそがまさに日本の宝だよな、と
プロジェクト中に何度も何度も反芻していました。
日本全国が、自分の大事な人の住む「ふるさと」になった
「ふるさと」って、基本的には自分が住んだことがある土地を指す言葉だと思いますが、不思議なことに、大好きで大切な仲間の住むまちも、なんだか自分のふるさとのように思えてきました。
そのまちにいけば会える笑顔がある。逢いたい人がいる。歓迎してくれる仲間がいる。自分のふるさとと同じように、自分の大事な人の住む「ふるさと」も大切な場所になったんです。
転勤族な自分も、もう新しい土地に移ることが怖くなくなりました。だってもうどこに行っても仲間がいるんですもん。今はまだ、あちこち旅行にもいけない時期ではありますが、落ち着いたら、本当に日本全国を行脚したい気持ちでいっぱいです。人との繋がりは、本当に勇気とエネルギーをくれます。
会ったことないけど、仲間っていうか家族のように思ってます。
冒頭、関係者だけでも200人を超えるメンバーがいると書きましたが、実際に会ったことがあるのはこの中でもたったの2人だけです。でもきっと、実際似合うことができたら第一声は
「久しぶり〜〜〜〜!!!!!!!」
な気がしています。(笑) 様々なことを乗り越えた仲間は、もはや家族。きっと今後の人生、彼らが何か困ったりまた何か一緒にやろうと言い出したら、きっと手をあげちゃうだろうなと思います。
とーちゃんみたいな人
せわやきかーちゃんみたいな人
いつも遊んでくれるにーちゃんみたいな人
面倒見のいいおねーちゃんみたいな人
がんばりやの弟みたいな人
しっかりものの妹みたいな人に
親戚のおにーさんおねーさん。
めっちゃ大家族だけど。
この家族の繋がりは、本当に一生物。
オンラインの繋がりも増え、こういったプロジェクトも増えてきていますが、もっともっと地域の垣根を超えたコミュニティが広がっていくといいなあと思っています。