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noteで成仏

読み返してみたらなんだかしょうもないなあと思いつつ熟成させる前に下書きを成仏させます。狙い通りの文章を書くって本当に難しい。頭と別に勝手に指が進んでいくのはなんで?結論が斜め上に行ってしまうのなんで?というわけで今日もわたしではなく指が勝手に書いています。

毎週続けていた中国留学マガジンを隔週更新にしました。

最初に更新をお休みにするぞ、と決めたとき『忙しいから』だと言いました。次の時は『記事をまとめる余力がないから』、その次は『書きたいネタがないから』。

色々ネガティブな言い訳を並べていたのですが、本当に忙しいから、ネタがないから書かなかったのだろうか?そうなのだろうか?実は理由にすらあんまり納得がいっていませんでした。なんでだろうなあ、とぼんやり考えていたのですが気が付きました。多分わたしが『書かなくても大丈夫になった』んだな、と。

中国留学マガジンを始めた頃って、気づかないうちに過去についてよく後悔していました。
昆明の町をもっと堂々と闊歩すればよかった、とか中国語から歌い始めればテレビに出れたかもしれないのにとか、彼ともっといい関係を築きたかったとか(これはまだ書いてない)(もうちょっと時間かかる)。

この10年間なんとなく、でも実は毎日毎日。
洗面台に向かうたびに、シャワーを浴びるたびに、ふとした瞬間に亡霊のようにわたしの背後にわたしが立って、耳元でささやくのです。『お前もっとこうすればよかったのにな。馬鹿だな。本当に恥ずかしいよな。自分のしたことわかってんのか?よく笑っていられるよな。』ってまるで脅し。むしろ呪い。こわいわ。
朝からそんな気持ちで過ごすの、よく続けられたなって思います。

でも毎週noteを書くと決めてから、その呪いが全部ネタになりました。

次から次へと出てくる嫌な記憶、後悔。書いてしまおう。本当はやりたかったのにできなかったこと、書いてしまおう。忘れたいのに忘れられない思い出、書いてしまおう。知られたくないこと、恥ずかしい自分。書いてしまおう。

全部全部書いてしまおう。作品にしてしまおう。

そしてこれを読んで面白いなと思ってくれる人がひとりでもいてくれたら、それいいな。

ムフフ。

そんな下心もありつつ、ネガティブの湧き上がるままに書いていった毎週でした。とにかくぼこぼこぼこぼこ湧いてきました。これでもかと。

未熟なのは承知の上ですが、何とか形にしたいともがいた日々でした。

そうしているうちに、気づけば毎朝現れていたわたしの亡霊はどこかに行っていました。ネガティブを毎日提供してくれていた亡霊。たくさん書いてしまったから、ネタ切れで消えてしまったのかもしれません。

成仏です。ちーん。今までありがとう。

それはつまり書かなければいけない日々の終わりでした。色々あったけど、まあよかったんじゃないの?って思えたのです(少なくとも書いたことに関しては)。

3月の韓国での結婚式の時に終わらせてもよかったのですが、せっかく始めたのだからもう少し気ままにやってみようと思って続けています。まだ書けていないこともあります。文章を書く筋トレもしたいです。ここで今年の目標に掲げているし(今思い出しました)。中国留学マガジンだけでなく、日々のことも少しずつ書けるようになったらいいなあ。

ともかく指にばっかり仕事させないで、これからは少しは頭も使って文章を書けるようになりたいと思います。溜まっている下書きもどんどん成仏させていこうね。

拙い文章、ここまで読んで下さりありがとうございます。
また明日から、がんばろう。


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