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2022年7月「読んだ!」マンガまとめ

こんにちは。マンガライターのちゃんめいです。

新旧問わずに、今月読んだマンガを全て紹介する本企画。元々マンガが大好きで毎月たくさんマンガを読んでいましたが、マンガライターとして活動し始めてから読む量が尋常じゃなく増えました。できることなら全作品、しっかりとした漫画評を書きたい!けれど、現実的になかなか難しいので、あらすじや一言感想メインで紹介していこう…といった背景で誕生しました。

ちなみに、「Real Sound ブック」さんでは“今月発売された新刊”というしばりでおすすめのマンガを紹介しているので、とにかく新作が読みたい!という方はこちらもぜひ。

読み応えのある、または濃密な漫画評が読みたい方にとっては、こちらのnoteはかなり薄く感じるかもしれませんが、もし良ければ読んでいってくださいませ。この記事が、あなたにとって新たなマンガとの出会いになりますように。

▼ 過去の記録はこちら

トリリオンゲーム(4巻)

稲垣理一郎先生&池上遼一先生の最強タッグでお送りする、起業マンガ『トリリオンゲーム』。最新刊4巻、最高に面白すぎて読み終わるまでの時間が体感的に秒だった。 桐姫が最初から言っていた「仲のいい友人同士での起業は崩れる」に切り込んだ巻であり、でもこの一件でハルがガクと少しだけ対等に近付いたような…。大きな転換点となる巻だったように感じる。

それでも歩は寄せてくる(12巻)

現在連載中の数あるラブコメの中で、私が一番好き、いや愛してやまない『それでも歩は寄せてくる』。将棋の初心者・田中歩は部長の八乙女うるしに勝って告白したい。棋力に関しては、うるしから程遠いけれども、ぐいぐい攻めてくる歩の姿勢に別の意味でうるしは“詰む”かもしれない…というむずキュンするタイプの将棋ラブコメ。7月7日からはTVアニメもスタートし、今まさに大注目のラブコメといっても過言ではない!最新巻では、読者と季節がリンクするかのように夏合宿編が収録されている。夏ならではのドキドキイベント、そして更に加速するむずキュンワールドをぜひ堪能してほしい。

そんなガチめに大好きな作品ですが、なんと「週刊少年マガジン」にてアニメ『それでも歩は寄せてくる』特別インタビューの取材&執筆を担当させていただきました。もう本当に大大大好きな作品なので嬉しすぎるお仕事でした。そして、担当編集の高長さんが尋常じゃなく盛り上げ上手、歩並みに寄せててすごかった…。本当に面白くて可愛い記事なので沢山の人に読んで欲しいです。(電書版にも掲載されているのでぜひに)

雪女と蟹を食う(全8巻)

7月8日から重岡大毅さん主演で実写ドラマの放送がスタートし、大きな注目を集めている本作。すでに読了済みの作品だが、講談社「mi-mollet」さんで漫画評を執筆するにあたり、改めて読み直してみた。例えるならば“劇薬版ドライブ・マイ・カー”みたいな作品だなと…。そんな話をしているこちらの記事もぜひに。

ババンババンバンバンパイア(2巻)

BLと書いてボーイズ・ラブではなく、ブラッディ・コメディと読む。そんな新感覚のBLコミックの最新刊。主人公は“18歳童貞の血”が大好物の吸血鬼・蘭丸。そんな彼が密かに狙っているのが、高校に入学したばかりのピュアボーイ・李仁くん。最高の血にありつくべく「李仁くんの童貞は絶対に死守する!」と奮闘する蘭丸の爆笑必至な童貞喪失阻止作戦を描く。最新刊2巻に収録されている5話で、蘭丸(通称・蘭ちゃん)が「四星球」のバンドTシャツを着ていることに気づき、興奮気味にTwitterで作者・奥嶋ひろまさ先生にお伺いしたところ「吸血鬼なのでQ、9がつくアイテムを盛り込んでいるけれど、蘭ちゃんが四星球が好きなのかは不明です!」とのこと。確かに表紙の蘭ちゃんのTシャツにも「Q」の文字が…。

六道闘争紀(4巻)

「good!アフタヌーン」での連載では最終巻となる『六道闘争紀』。表紙を飾るのは是空&蟠竜だけど、本編では我らが主人公・縁とオルカの死闘が…!縁の不屈の精神、そして初めてこの作品と出会った時に彼から感じた“凄み”が炸裂の最終巻だった。縁、ありがとう。作者の小田世里奈先生曰く、移籍(?)して続きを描かれるそうなので、これからも全力で推すぞ。

チリアクタ(1巻)

主人公は元伝説のヤクザにして、現在は週刊連載漫画家。彼はペンに愛と勇気と誠を込めて今日も漫画を描く。 アンチヒーロー活劇…って感じなんだけど、登場人物やリアクションのクセが強くてつい笑っちゃう。そして、主人公の担当編集・三原さん、LINEスタンプにしてほしいくらいキャラが良すぎる。

ギフテッド(2巻)

視るだけで犯人を言い当てられる不思議な能力を持つ高校生・四鬼と、若き天才警察官・天草が織りなす本格ミステリー『ギフテッド』。待望の最新刊2巻では、四鬼と天草のバディ感がより強く感じられて、謎解きも一層見応えがあるものに。

2巻の発売を記念して、原作者の樹林伸先生に取材させていただいたので、こちらもぜひ。

さよならキャンドル(2巻)

『東京都北区赤羽』シリーズを代表作に持つ漫画家・清野とおる先生。自身の精神を守るため、長きに渡って封印し続けた青春の1ページにしてトラウマ…東京都北区十条のスナック「キャンドル」で起きた悲喜劇を描き綴った作品。最新刊2巻では、居酒屋ちからとスナック・キャンドル、すなわち赤羽と十条のカリスマが邂逅するっていうからお茶割りと共に読み始めたけど、冒頭のエノモトに全て持っていかれたわ。エノモト、いやエアモト、恐ろしい子…。例えるなら『さよならキャンドル』は読む魔境。

スプートニク(1巻)

"逃げ恥"の海野つなみ先生最新作。元ウエディングプランナーの主人公と元上司、その弟の3人が、各々の人生、そして持続可能な働き方を模索していく群像劇。 胸キュンではなく「働き方のSDGs」をコミカルに丁寧に描いてくれるこんな作品を待っていた!今読むべき作品。

紫雲寺家の子供たち(1巻)

ドラマ&アニメ絶賛放送中『彼女、お借りします』の宮島礼吏先生最新作。ずっと一緒に暮らしてきた兄弟姉妹が他人だったとしたら…。そんな運命混乱型ラブコメディを描く。 主人公の新がラブコメの主人公のわりに、どんな状況にも浮かれず、めちゃくちゃしっかりとしているので、今のところ1番推せる。

ゴールデンカムイ(31巻)

感情闇鍋ウエスタン『ゴールデンカムイ』がいよいよ大団円の最終巻!ひとつ前の30巻から話題の“加筆修正”。今巻では加筆修正の域を超え、ページの追加が凄まじかった。 本誌掲載時では「こういうことかな?」と、なんとなく解釈していた部分がより明確に言語化、映像化されたような…。本誌派の人も絶対に単行本買った方が良い。号泣した。

金色のガッシュ!! 2(page5)

もう「おかえり」の一言に尽きる。俺らが熱狂したガッシュが、青春が帰ってきた。 魔物が本来の力や強さを発揮するには、人間と心を一つにすることが大事。パート1から変わらぬ、パートナーシップの過酷さ、尊さを描くガッシュ。もう大好きだ!

真綿の檻(全3巻)

SNS広告などで話題の『真綿の檻』。 作者は『深夜のダメ恋図鑑』の尾崎衣良先生で、女性が家庭や家族という名のもとに課されている、あるいは課しているものを鮮烈に炙り出した衝撃作だった。作中で描かれるのは、 一見すると男尊女卑なモラハラ夫に耐える妻…。この夫婦の本当の姿とは?そして檻に囚われているのは誰なのか。

顔だけじゃ好きになりません(1〜5巻)

今めちゃくちゃ好きな少女マンガがこちら。学園一のイケメンな先輩と、部活でも生徒会でもなく…学園公式SNSの“中の人”をやるというお話。 設定の斬新さ、中の人から発展していく2人の毎日が尊すぎて悶える。

薫る花は凛と咲く(3巻)

「私なんかじゃ釣り合わない」と自分を卑下してしまい、好きな相手に対して勝手に“格差”を抱いてしまっていたあの頃の私…。そんな青春時代のほろ苦い記憶を彷彿させるのがこちら『薫る花は凛と咲く』。凛太郎に当時の自分を重ねて「頑張れ!」とついつい応援に熱が入ってしまう。詳しいことは、講談社「mi-mollet」さんで書いたのでこちらもぜひ。

雪と墨(3巻)

転生者とタイムトラベラーが織りなすSF系ヒューマンドラマ。ついに最終巻。各々の現在・過去・未来が複雑に交差しながらも“魂に惹かれ”何度でも巡り合って愛し合う。外見や性別、性格でもなく魂。シンプルかつ究極の愛の形を見た気がした。この作品と出会えて本当に良かった。

正反対な君と僕(1巻)

アニメが大人気放送中の『SPY×FAMILY』や「次にくるマンガ大賞2021」で大賞に輝いた『怪獣8号』などを輩出した「少年ジャンプ+」。次々とヒット作を生み出し、漫画好きの間では常に熱い視線が注がれている「少年ジャンプ+」だが、今年の5月に連載開始して以来、じわじわと人気を拡大しているのがこちらの『正反対な君と僕』。ーーとうに過ぎ去った青春時代。あの頃は誰が誰を好きだとか、誰が誰と付き合い始めたとか、もうそれだけで一大事件だった。例えるならば、そんなあの頃の“お祭り騒ぎ感”をぎゅっと凝縮したような作品。詳しいことは、「Real Sound ブック」さんで書いたのでこちらもぜひ。

ミワさんなりすます(4巻)

多分読んでいる時、息が止まっていた気がする。 それくらい、最新刊4巻の緊迫感は凄まじかった。本作は、映画オタクのミワが他人になりすまして推しの俳優の家政婦をする話で、このバレるバレないの攻防戦が見どころだったが、推しと推す側の奇妙な関係性、そしてミワの映画への愛が常軌を逸しているからこそ、段々とオタクではないまた別の何かへと昇華されていく様子など、巻を追うごとに物語の濃さが増していく。

セシルの女王(2巻)

「私はイギリスと結婚した」でお馴染みのエリザベス1世と彼女が即位から晩年に至るまで仕えた重臣・セシルの物語。最新刊2巻は、後にエリザベス1世となる彼女の母・ブーリン妃と、その象徴でもあるイニシャルペンダントが目印。歴史モノって、その当時起きた大きな出来事となる点と点に対して、それらを結ぶ線というか、各歴史的人物の物語が見どころだと思うのだけれど。『セシルの女王』はその結ぶ線がとても面白いし、セリフや登場人物の細やかな表情全てに心動かされる。

岩元先輩の推薦(1〜4巻)

あの『ぬらりひょんの孫』の椎橋寛先生最新作。物語の舞台は1910年代の日本。軍事利用可能な超常現象の調査を目的とする、陸軍直属・栖鳳中学に通う岩元胡堂が、全国津々浦々の怪奇現象スポットを訪れ、その謎を解き明かしていく。『蟲師』がお好きな方は絶対にハマるであろう、とても耽美な怪奇憚。途中で「ヤングジャンプ」らしいバトル展開になるところも◎

夜嵐にわらう(1〜2巻)

生徒達からいじめられている担任教師と、不思議な不登校児が織りなす、学園復讐モノ。この教師と不登校児の関係がどこまでも歪で、数ある学園復讐モノの中でも感情や関係図の描写がえぐい。本当に「なんで?」の嵐なので、ページをめくる手が止まらない。

エイジング―80歳以上の若者が暮らす島―(1〜5巻)

もう、設定大優勝マンガ。

日本政府は、20歳の頃の肉体に戻れる「若返り薬」の開発に成功。治験者(80歳以上限定)をある“島”に集め、再雇用のための試験運用を開始した。妻子殺害の冤罪で50年近くに及ぶ刑期を終えた八武崎瀧郎は、その“島”にいる真犯人に復讐するため、自らも20歳の肉体を手に入れ“島”に潜入するが……。

『エイジング―80歳以上の若者が暮らす島―』1巻 あらすじより

タイムリープして復讐するのではなく、化学技術で若さを取り戻して復讐をする。この設定が面白過ぎて読み始めた本作。4巻あたりから、サバイバルバトル的展開になるので、単なる復讐劇だけに留まらないところも面白かった。

東京カンナビス特区 大麻王と呼ばれた男(1巻)

植物や草木の知識は天才的だが、商才が壊滅的な花屋の男・千東森生(41)。彼は家族との幸せな生活を守るために、大麻栽培に手を染めていく。“知らない世界”ってどうしてこんなにもワクワクしてしまうのだろう…。そしてなぜか彼の周りには察しの良い警察官など、登場人物が曲者だらけなので、本当にすぐバレそうで読んでいるこちらもあり得ないくらいドキドキする。

スマイリー(1〜2巻)

新興宗教をテーマにしたホラーサスペンス。主人公が追う宗教の信仰が、“笑えば救われる”的なものなので、団員たちがとにかく笑っている。どうしたらこんなに不穏で怖い笑顔が描けるのか…と思うほど、いや〜な笑顔が数多く登場する。笑顔で人を恐怖にさせるってすごいなと。

みなと商事コインランドリー(1〜3巻)

祖父から継いだ古びたコインランドリーをひっそりと営む、アラフォーの晃。そして客としてコインランドリーに通う、高校生の慎太郎が織りなす、フレッシュで心あたたまる恋愛模様を描く。ジャンルとしてはBL(ボーイス・ラブ)で、「もう付き合っちゃえよ!」とツッコミを入れたくなるほどのむずっとする、そして清い(これは読めばわかる)2人のやりとりに癒される。

ウソツキ皐月は死が視える(1〜4巻)

人の死んだ直後の姿が視えてしまう主人公・皐月が、その死を回避するために事故から逆算して、不幸な結末を回避しようと奔走する物語。面白いのは、主人公は“死んだ直後の姿”しか視えないから、どうやって死んだのか過程が一切わからないというところ。だから主人公は名探偵ばりに、死ぬまでのストーリーを必死に推理する…。1話1話がすごく読み応えのある作品。

ニワトリ・ファイター(1〜3巻)

鬼獣と呼ばれる謎の巨大生物が蔓延る世界で、鬼獣に立ち向かう一羽のニワトリの戦いを描く。ニワトリが異能力を使う…というわけでもなく、本当に“ただのニワトリが戦う”ところがすごい。全体のテンション的にアメコミっぽいなと思っていたら、どうやら海外ですごく人気なんだとか。ちなみに、各話のタイトルがニワトリに因んだ4文字熟語になっているところも並々ならぬこだわりが感じられて良き。

左様なら今晩は(1巻)

結婚目前にして彼女からフラれた男・陽平と、彼の部屋に棲まう幽霊が織りなすちょっぴり切ない、ビターロマンス。陽平の部屋に住み憑いている幽霊が、処女のまま死んだ“痴女霊”というなかなか濃いキャラクター設定。陽平も幽霊も、ほんと〜に不器用って言葉がぴったりで、2人の関係性が本当にもどかしい。あと、最初は2人の掛け合いを笑って読んでいたのに、後半になるとしっかりと泣かせにくるから、もう「くっ…!」と噛み締めながら読んでしまった。

肝臓を奪われた妻(LINEマンガ)

復讐モノはWebtoonあるあるですが、またとんでもないタイトルの作品がきたなと…。主人公が復讐に至るまでの物語がとてつもない重さだが、縦スクロールというwebtoonの仕様上、過度なエネルギーをかけずにサクサクと読み進めることができる。また、復讐される側に一切の同情の余地が湧かないほど卑劣なため、優香の“復讐劇”についつい期待してしまい、スクロールする手が止まらない。

史上最高の領地設計士(LINEマンガ)

最近の「LINEマンガ」のWebtoonカテゴリで必ずTOP10に入っているほど人気な本作。ジャンルとしては異世界転生系だけど、その転生先がさっきまで自分が読んでいた小説。しかも主人公ではなく、サブキャラ(しかもすごい嫌な奴)という、あんまり嬉しくないタイプの転生。でも、元々読んでいた小説だからこの先の展開が読めるし、主人公が持ち前の土木建設技術で、転生したキャラクターの運命を良い方向に捻じ曲げていくところが斬新で面白い。Webtoonってスマホでサクサク読めてしまうので、本当に恐ろしい。この作品のお陰で、7月はほんっとーに寝不足続きでした。(寝る前にWebtoon読んだらあかん)

2022年7月雑記

私は誰かに褒められたり、認められたくて記事を書いているわけではない。だけど、ものすごく力を入れて書いたのに、全く読まれなかったり、Twitterに投稿したとき反応が悪いとやっぱり落ち込んでしまうものです。(普段のしょーもないツイートの方がいいねが多かったりすると余計、ね)

今月だと、もちろんいただいた全てのお仕事に全力を出し切りましたが、やっぱりこちらの記事に一番時間と熱量を注いだ気がします。

人気マンガが実写化されるたびに寄せられる、賛否両論の声。マンガの実写化において、どのようなポイントが評価の命運を分けるのか…。愛してやまない『鋼の錬金術師』の実写化を例に挙げて、“マンガ実写化の成功例”とそのポイントについて論じた記事です。

この記事を読んで、人気マンガの実写化というテーマについてただ否定するだけではなく、議論するきっかけになったらな…。または、個人的にはマンガ実写化の成功例だと感じた『鋼の錬金術師』をより多くの方に観てもらえたらな…など色々な思いを込めたのですが、いつも記事をシェアをする時よりも圧倒的にいいねがつかなかったんですよね。なんなら翌週にアップした京都旅行の写真の方が断然いいねがついて、ショックというより「あれ?」みたいに肩透かしをくらったような。なんといえば良いのだろうか、この気持ちは。

だけど、そんな時に尊敬してやまない、かつとても憧れている映画ライター・SYOさんのこちらの動画を拝聴しまして。

いやもう、全編本当に勉強になるお話ばかりだったのですが、中盤で「どんなに力を入れた記事でも読まれないことって全然ある」と仰っていたんです。「これから記事を書こうとする人にこういう話をすると、書きたくなくなってしまう、または筆を折ってしまう方もいるかもしれないけれど、僕でも全然あることなんです。」お話しされていた言葉をそのまま書き起こしているわけではないので、多少言い回しは異なりますが。要するにSYOさんほどベテランでプロの方でも、書いた記事が読まれないことは往々にしてあるのだと。この言葉を聞いたとき、本当に衝撃が走ったんですよね。

そして、その衝撃が走った瞬間に、たまらなく読み返したくなったnoteの一節がありまして。お世話になりまくっている&尊敬してやまない師匠・さとゆみさんの言葉なのですが。

つまり、ダサくてもひどくてもとにかく書き続けて現状におけるベストで書き終えて納品して晒されてdisられても言い訳せず反省し反省はするが折れず凹んでも戻ってくる。そして懲りずに次の原稿を納品する。いつかはもっと上手に書けるはずと信じて書く。書くを続ける。

佐藤友美さん「プロの書き手になる人、ならない人、なれない人。」より

そうなんだよ。自分が一生懸命書いた原稿にいいねがつかなかった、読まれなかった…その時のもやっとした感情を言語化する暇があったら、懲りずに次の原稿を書く、書く、書き続けるしかない。(もちろん、どうしたら読まれるか?と改善点を考えることは大事だけど)

私がマンガライターの活動を始めたのは、大好きなマンガを読み終わった時の「ねぇ、聞いて!面白いマンガがあるの」という燃えたぎるような、というかマンガ好きではない人からしたら傍迷惑な、並々ならぬ情熱がスタートだった。その熱があるなら、いや、あるから、私は懲りずにまた書き続けられる。絶対に。

長くなりましたが、来月もたくさん面白いマンガを紹介していくのと同時に、件の『鋼の錬金術師』のような記事にもたくさんトライしていきます。8月、やるぞ〜〜!

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