#映画感想文284『ジョン・ウィック コンセクエンス』(2023)
映画『ジョン・ウィック コンセクエンス(原題:John Wick: Chapter 4)』を映画館で観てきた。
監督はチャド・スタエルスキ、脚本はシェイ・ハッテン、マイケル・フィンチ、出演はキアヌ・リーブス、ドニー・イェン、ビル・スカルスガルド、真田広之、リナ・サワヤマ、シャミア・アンダーソン。
2023年製作、169分、アメリカ映画。
本作はジョン・ウィックシリーズの4作目ということもあり、以前のシリーズを振り返ることのできるダイジェスト動画もある。
ジョン・ウィックは殺し屋で、世界中の殺し屋から命を狙われている。
いやはや、すごかった。とにかくアクションを見せるためだけの映画である。
格闘、チャンバラ、銃撃戦、襲い掛かってくる犬、ヌンチャク。
以下、箇条書き。
・犬が怖い
・犬の命が優先される
・犬を助けてもらった恩義は殺し屋も忘れない
・ドニー・イェンが暗がりで麺をすするシーンが最高
・ドニー・イェンのクネクネする動きが、ときどきタモリさんに見える
・真田広之とリナ・サワヤマの親子がよかった!
・キアヌはいつも疲労困憊、瞳は悲しげ
・つかこうへいもびっくりのキアヌの階段落ち(ここで映画館内は大爆笑)
前半は大阪、後半はパリが舞台なのだが、これはもはやゴジラが破壊のための全国ツアーを始めてしまうのと似ている現象だと思う。舞台を変えて、ひたすらアクションが続いていく。
終盤、天井より上にある視点(カメラ)で俯瞰的に人物たちの屋内の移動を見せるのは、非常にゲームっぽい画面でありながら、スピード感もあり、新しさを感じた。
ジョン・ウィックシリーズを観るのは初めてだったのだけれど、まったく問題なく楽しめた。ストーリーではなく、アクションを観る作品なので、頭を空っぽにしたいとき、何も考えたくない日におすすめの作品である。