見出し画像

映画『アナライズ・ミー』(1999)の感想

映画『アナライズ・ミー』を観た。原題は『Analyze This』で、1999年に製作のアメリカ映画、長さは104分、監督はハロルド・ライミス、脚本はケネス・ロナーガン、主演はロバート・デニーロだ。

(ちなみに、本作の脚本家のケネス・ローガンは2016年の『マンチェスターバイザシー』では監督と脚本を務めている)

『アナライズ・ミー』はコメディ映画である。イタリア系マフィアのロバート・デニーロがパニック障害を患い、精神科医のもとを訪れる。

この映画では、フロイトのエディプスコンプレックスなどが引用され、マフィアのデニーロは「オレがお袋と寝たいなんて気持ち悪いこと言うんじゃねえ」とブチ切れる。そうそう、フロイトの解釈は興味深くはあるのだが、万人に当てはまるとは限らない。

しかし、精神科医と対話を重ねる中で、死んだ父親に対する葛藤が明らかになっていく。めそめそ泣きわめくロバート・デニーロが見られるという点で貴重な映画だと言えるだろう。

続編の『アナライズ・ユー』は、ヒットしたから作ってみました、という感じなので、観なくてもよいと思う(笑)

笑えるコメディ映画なので、気楽に見られて、とてもよかった。

この記事が参加している募集

チップをいただけたら、さらに頑張れそうな気がします(笑)とはいえ、読んでいただけるだけで、ありがたいです。またのご来店をお待ちしております!