#映画感想文『Malu 夢路』(2020)
映画『Malu 夢路』を映画館で観てきた。
監督・脚本はエドモンド・ヨウ、日本とマレーシア合作映画である。
いやはや、久々にひどい映画を観た。最近、秀作ばかりを見ていたせいで、そうそうこの感じ忘れていた、という気持ちになった。
この映画の時間軸は、主に三つある。子ども時代、母の最期、日本である。
姉の虹(ホン)、妹の嵐(ラン)は、精神に破綻をきたした母のもとで育つ。母親は、彼女たちが幼い頃、一家心中を試みるが、未遂に終わる。姉は祖母に引き取られ高い教育を受け、おそらく