めくるめく選択と決断の日々
ケンブリッジ大学の研究によると、
人は1日に最大35000回の意思決定をしているとされている。
今日は何を食べようか、何を着ようか、
この仕事はどっちを優先するべきか誰にやってもらうべきか。
無意識的にやっていることから考えて決断を下すことまで内容は様々だ。
35000回と聞くと途方もない数字なのだが、
お察しの通りこの選択や決断をし続ける所謂
意思決定能力=ウィルパワー
というものは決して無限ではない。
度重なる決断は脳に着実に疲労を蓄積させる。
スティーブジョブズが毎日同じ服を着ていたことは周知の事実だが、
これは意思決定の回数を減らし、より大切な内容に意思決定の力を温存するためとされている。
因みに意思決定回数の上限は人によって前後すると言われているが、
間違いなく言えるのが意思決定回数の上限に達すると脳へストレスがかかり、
集中力が散漫になり、誘惑に負けやすくなる。
しかしながら意志力は筋肉同様鍛えられるし、
(ここでやるのかやらないのかどっちなんだい!やー…が浮かんだ人は負けである。 私だけか。)
生活習慣によって高めることもできるとされている。
生活習慣で例をあげると睡眠時間をしっかりと確保すると良いことが研究からわかっている。また、日々のルーティンを決めることも意志力を温存するという意味では重要だ。
選択の幅が日々広がっていく現代社会において、
自分のための選択をより良いものにする。
そのために今自分が選び取るべきものはなんなのか。
今一度立ち止まって考えたい。