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子育て#07 (07ヶ月) | スペイン式の離乳食と温泉旅行

気づけば11月中旬、MBA2年目の秋学期も前半が終了し、娘のひーちゃんは7か月になりました。
(2022年のMBA受験を経て、2023年9月にIESE入学。MBA 1年目である2024年4月にスペインで出産。プロフィールはこちら

マタニティ回顧録をすべて書き終えた後、子育て日記も書きたいなと思っていたのですが、あっという間に時間が過ぎてしまい……。このままでは子育て日記を書くタイミングを失うのではないかと思ったため、マタニティ回顧録シリーズはまだ終わっていませんが、子育て日記を始めます!

先週は時間に余裕があり、①離乳食作り(3週間分を作り置き)、②温泉旅行を楽しむことができました。
というのも、International Moduleという海外で実施される1週間の選択授業の期間であり、私はそれに参加しなかったため、授業がない1週間だったからです。
(今学期のInternational Moduleは、中国、アメリカ、メキシコの3か国が選択肢で、各Moduleに約50名の学生が参加していました。)

今回のブログでは、①スペイン式の離乳食、②バルセロナ近郊の温泉の町について、情報を共有します。

① スペイン式の離乳食

スペイン式の離乳食

日本の育児書には「離乳食は10倍がゆから始めましょう」と書かれていますが、スペインでは果物からスタートするようです。
先月の6か月健診のとき、かかりつけの小児科の先生から「今月から離乳食を始めましょう!」と言われました。

離乳食メニューは以下の通りです。最初の2週間は「午後のおやつ」で果物から始め、その後に「ランチ」で野菜や鶏肉を加えていくよう指示を受け、細かい説明がありました。
※ディナーについては、次回7か月健診で指示するとのこと。

【ランチ】
- 野菜*と鶏肉 (or 白身魚)のピューレ
*野菜:人参 or インゲン豆 or じゃがいも or かぼちゃ or ブロッコリー or ズッキーニなど 
※塩はダメ。5mlの酸度0.4以下の生のオリーブオイルを加えること

午後のおやつ
- 果物*のピューレ
*果物:バナナ or りんご or 洋梨 or オレンジ or ぶどう

ディナー
ミルク粥
- 肉 or 魚入りのキヌアスープ

※キヌアの代わりに粒状パスタ、セモリナ粉、タピオカもOK

小児科でもらったスペイン語で書かれた指示書を筆者が日本語訳

なお、日本では10倍がゆが一般的な離乳食であることを小児科医に話したところ、「この指示書には載っていないメニューだけれど、与えても問題ない」とのことでした。

このメニューを見て、離乳食の初期にオリーブオイルを使うところがいかにもスペインらしいなと思いました。
日本語で調べてみると、以下の情報があり、赤ちゃんにオリーブオイルを与えることは理にかなっているのだと知りました。

エクストラヴァージンオリーブオイルは 赤ちゃんの時に発育する骨や脳にとって最も大切な脂肪酸を母乳同様に含み、また消化機能の向上、アレルギーの予防に必要なオレイン酸という脂肪酸を母乳以上に豊富に含んだオイルなのです。
イタリア、スペイン、ギリシャ等の地中海沿岸 地方では、古くからオリーブオイルは離乳食に使われていました。

オリーブオイルは、なぜ離乳食に良いのか

先輩ママとの会話

後日、離乳食の話をMBA同級生ママたちにしてみたところ、「スペインでは果物が一番最初なの?ベルギーでは野菜ピューレが最初で、娘の初めての離乳食はニンジンだったよ!」とか、「中国ではお粥を一番最初に食べさせるよ」といった反応が返ってきました。

またその際、先輩ママから「離乳食の瞬間、赤ちゃんは面白い顔をするから、ビデオの準備を忘れずに!」とアドバイスを受けました。

娘の反応

初めての離乳食、どんな反応をするのかドキドキしながら、バナナピューレを小さなスプーンで食べさせました。
ひーちゃんは、バナナを口に入れて不思議そうな顔をしばらくした後、べぇーっと吐き出しました(笑)。

離乳食は、好き嫌いが如実にわかるのが面白いです。
甘みのあるリンゴやオレンジは喜ぶのかと思っていたのですが、この2つの果物の日はなかなか口を開けてくれません……。もしかしたら、まだ酸味に慣れていないのかもしれません。

今のところ、ひーちゃんは、ニンジンが一番好きなようです。
小さな口でパクパク食べる姿がかわいいです~

ひーちゃんとニンジン

② バルセロナ近郊の温泉の町

バルセロナに長く住む日本人の方から、「カルダス・デ・モンブイ(Caldes de Montbui)という町で温泉が楽しめるよ」と教えていただき、11月初旬にスペインで初めて温泉を楽しんできました!

路線バスで約1時間(片道4.8€)と、日帰りでも十分行ける距離ですが、ゆっくりしたかったので1泊2日しました。

町の広場には源泉が湧き出ており、74℃と表示されていました。熱すぎて一瞬だけお湯に触れるのがやっとでした。ちなみに、近くのバルのおばさんが、このお湯をバケツに汲んで店内の掃除をしていたのには驚きました(笑)。

町の広場にある温泉の泉

公共温泉

町には小さな公共温泉があります。公式HPMap
1時間交代制で7€という良心的なお値段でした。

公共温泉 Baños Termales El Safareig

お風呂は細長い形で、場所によって温度に差が出るようになっています。
最も温度が高い湯口が日本の普通のお風呂の温度で、湯口から離れるとぬるく感じました。

湯口から最も遠いところにジャグジーがあり、ほとんどのスペイン人は、そのエリアにいましたが、私は高い温度を求めて湯口付近で過ごしました。


ホテル

小さな町には数軒の温泉宿があります。その中で、「温泉の温度が高め」という噂を聞いて# Termes Victoriaというホテルを予約しました。

宿泊したホテルには以下の2つの温泉施設があり、私たちはローマ風のSpaを体験しました。

  • ローマ風のSpa:ESPAI CEL (2h制で48€。※平日は43€)

  • 現代風のSpa:Classic Spa(1h制で13€)

赤ちゃんは温泉に入れないので、夫と二人で交代しながら楽しんできました。(片方が温泉を楽しんでいる間、もう一人が部屋で子守をするシフトを組み、公共温泉やホテルのSpaの予約を取りました)

ローマ風のSpaには7種類のお風呂とサウナがあり、1つが水風呂、1つが温度高めのお風呂、残り5つがぬるめのお風呂でした。

温度高めのお風呂は日本の普通のお風呂くらいの温度で、私はほぼそのお風呂に入っていました。同じ時間帯に入っていたスペイン人のお客さんの中には、このお風呂に足をつけた瞬間「熱っ!」という反応をして、入らず去っていく人も多くいました。
逆に、残りの5つのお風呂は私にとっては温度が低く(長く入っていたら風邪ひきそう)、スペイン人と日本人では好みの温度が違うんだなと感じました(笑)。

時間制限のない日本の温泉と比較すると、もっとのんびり入っていたいという気持ちになりましたが、約1年半ぶりの温泉に癒された小旅行でした。

参考情報
【みゅう ヨーロッパの個人旅行】バルセロナから1時間!温泉の町カルダス・デ・モンブイ


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