新学習指導要領と指導要録の観点別評価

 来年度より中学校で新学習指導要領が全面実施となります。中学校では在校生も含めて全員が一挙に新学習指導要領に基づいて学習することになります。

 現行の学習指導要領における観点別評価は4ないし5項目ありますが、新学習指導要領ではすべての教科で「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3項目に統一されます。

 さて、ここで疑問に思ったのですが、現在の中学1,2年生は今年度の要録には現行通りの4ないし5観点での評価を行います。
 次年度以降は上に挙げた3項目での観点別評価を行うことになるのでしょうか。その場合、指導要録にどのように記載すればいいのでしょうか。

 調べてみましたが、この疑問に対する解答を見つけることが出来ませんでした(どこかにあるのなら教えて下さい)。
 そこで、文部科学省に電話をし問い合わせたところ、明確な回答を頂きましたので共有いたします。

次年度以降は新指導要領が示すように3観点で評価する
指導要録2ページめ(指導に関する記録)は現行のものと新様式のものの2種類必要である。

 正確には、現行の観点別と新しい観点別が載っていればいいので、昨年度入学(現中2)生徒分の指導要録様式作成時点で新旧両方に対応する様式を作成しているのであれば1種類のみで大丈夫です。
 本校では現行課程の4ないし5観点の様式ですので、次年度以降は2ページめ2枚め(新様式)が必要になります。

 ダメかなと思いつつ、在校生に関しては4ないし5観点で卒業までやり通せないですかって聞いてみたら、苦笑いされながらダメですね~と言われました。

 公立の中学ではこの辺りの世話は教育委員会がやるのでしょうが、私立はそういうわけにはいきませんね。
 文科省の対応していただいた方も、周りの学校さんがどうしているのか聞いてみてくださいとおっしゃっていました。
 うちはこんな感じに対応するよということがあれば、言える範囲でコメントしてもらえるとありがたいです。

いいなと思ったら応援しよう!

mei
最後までお読みいただきありがとうございます。「スキ」をしていただけるととても励みになります。