山形すっぽこ誰に愛される料理?
クラウドファンディング実施中の山形すっぽこ
クラウドファンディングが成功することで、「お土産すっぽこ」はまず山形市内のお土産屋さんに置かれることになります。3年後には普通に山形県内のお土産屋さんなら必ず「すっぽこ」が置かれている世界があるかもしれません。もしかしたら私が大学を卒業する前には、県外のアンテナショップに置かれる日もくるかもしれません。
さて、どんな方々に愛される商品に山形すっぽこは成長していくでしょうか?
山形すっぽこターゲット仮説
山形市に関連ある地域へのTHE観光客
山形市への※観光客数は令和4年に4403.3千人、令和5年昨年には5000万人を超える観光がもともと強い山形市ですが、「山形すっぽこ」を5000万人以上の観光客の方が、買わないまでも目にする機会があるかもしれない市場で「山形すっぽこ食品」がどこまで戦っていけるのかの試行錯誤を来年度挑戦していくことが楽しみです。
※参照:令 和 5 年 度 山 形 県 観 光 者 数 調 査
chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.pref.yamagata.jp/documents/42481/r5kankoshasutyosa.pdf
山形にご縁がなにかしらある方
山形市内で「山形すっぽこ」を食べられるように少しずつ、飲食店の復活や新規飲食店の開拓も同時並行で進めている山形すっぽこ再興推進室。山形市内だけなのは、もったいないですよね。
山形県外在住の方の中には、山形市になかなか来れない!! だけど、「山形すっぽこ」一度、耳にしたら食べたくなってしまったという方も中にはいるかとおもいます。県外の方向けで簡易版ECサイトみたいな展開も考えられますし、県外でのイベント開催を山形すっぽこ鍋会[山形会]みたいに不定期で行うこともできますね。
※noteにも以前、鍋会の記事を書きました。
https://note.com/mei_emc/n/n8d484cd3db80
単身一人暮らしの方のほっと一息
※単身世帯数は年々、増加傾向をみせています。私も地元を離れ、東京にある武蔵野大学に通う一人暮らし民のひとりです。一人暮らしだと困るのが毎日の食事です。栄養に偏りがないバランスのいい食事が健康のために大事だとわかっていてもなかなかできないのが世の常だと思います。家族やパートナーのためなら続く自炊も、一人だとだんだんとコンビニ食になり、もっと言えば仕事をしながらと、ながらで食べられることに重きを置く食事になったり、しまいには食事を抜くこともしばしば、私はあります。食事がしんどくなってしまったときに、レトルトは強い味方になるはずです。レトルトを開発しているんですよと東京で知り合った方と話すと簡単でいいねと言っていただけます。また、「山形すっぽこレトルト」は、無形文化遺産でもある出汁文化を存分に味わうことができるような商品になっています。健康に気を使っているときによくポトフのようなスープを食事にすることがあるのですが、カロリーが足りないのでもの足りなさをよく感じます。「山形すっぽこレトルト」は、うどんとレトルトを同時に準備しましたら、完全食になるのでご褒美手抜き飯にいいなということで個人的に常備していたいと思っています。
※参考記事:https://www.asahi.com/articles/ASS4D243ZS4DUTFL005M.html
仕事いのちな熱血経営者・サラリーマンのゲン担ぎ
近江商人が起源にある料理ですので、仕事運アップのゲン担ぎができるような料理にならないかなとは活動を始める当初から思っておりました。この日に「山形すっぽこ」を食べると仕事運がアップするよというような風習をこれから地道に作っていけたら、観光とは全く別の文脈で「山形すっぽこ」が広がっていくかもしれません。
日本風の優しい味付けが好みなご高齢な方
山形すっぽこを食べていただいた感想として「田舎のばあちゃんの味」という声がありました。あんかけが、鰹節・昆布・干しシイタケなどの日本ながらな出汁ベースの優しい味付けなので山形に限らず、様々な地域のお袋の味、日本人がほっとする味に共通する要素を山形すっぽこが持っているんだと思います。また、レトルトですので具材は柔らかめになっております。お子さんからご高齢の方まで安心して食べていただける商品かと思います。レシピ化もしていますのでご家庭でも食べていただければと思っています。
郷土学習の題材として料理と一緒に歴史を五感で楽しむお子さん
山形すっぽこのオリジナルの価値は、「すっぽこ」が江戸時代から食べられてきたという歴史が面白いことですね。京都・大阪で活躍していた近江商人は旅をして販路を広げるなかで、山形市に定住したものもいた。その過程で近江商人から伝わったのが「すっぽこ」と言われている。山に囲まれた盆地の地形の山形市には珍しく近江商人を通じて伝わった新しい文化や価値観、経営手腕などを受け入れ異文化が融合して東北随一の商業都市として江戸時代発展を遂げ、今の山形市につながっている。文献が残っているものが少なく、つらつらと書かせていただいているこの歴史は間違っている部分もあるかもしれません。だれも、正解だということはできないのです。こういった、身近な歴史を五感を通じて感じることができるコンテンツを作成することによって、地域住民の方全員が観光アンバサダーになったらおもしろいですね。
ー休憩ー
私が現時点で思いついているだけでもこれだけいろいろなマーケットがあるのかもしれないと仮説を立てることができます。山形すっぽこは世代間問わず様々な方に愛される商材になるんでしょうね。学生さん、地域おこしのプロ、マーケティングのプロ、地元の方、全然関係ない全国のどなたか、1年を通じ様々な方と話をさせていただくなかで、お話すればするほど、「山形すっぽこ」の底知れなさを感じている今日この頃です。では、また明日。