目薬が選んだ2024年の3冊
夜風呂に入ろうと靴下を脱いだら足が真っ白になっていて驚く季節ですね。(視点ピンポイントだな)
🌱こんにちは目薬です👀
本屋さんらしく「今年売れた本ランキング」というのをやってみたかったのですが、あいにく本が全然売れていないので、
「目薬の2024年の3冊」特集をやろうと思います。通勤電車や社員食堂や夜の家で読んでいた本の中から。
①『おやすみ神たち』
7年くらい前に渋谷を彷徨っていてお迎えした本。
谷川俊太朗さんの訃報を聞いて改めて開きました。
「空が欲しい
言葉の空じゃなく
写真の空でもなく
本物の空を自分の心に」
(「空」より)
日々を過ごしていて(特にスマホ画面越しに)色んな情報が入りすぎていて、自分の感覚が麻痺していってるな、いかにその隙間で物事を感じるかという問題意識があります。
谷川さんと川島さんに少し感覚を押し戻してもらえました。台湾の光が眩しい本です。
(本をしまおうとしてやっと「ひととき」に気づきました。今は空にいる父を思い出すなあ。)
②『ベルリンは晴れているか』
敗戦後のドイツを舞台にした小説。
考えれば女子の目線で見た戦争の小説ってまだまだ少ないなと思って、それも含めずっと目が離せませんでした。
当時あった差別はもう終わったものでなくて今も起こり得ることとして考えていきたいなと思ってます。有権者として政治を見張らないとこの先怖い‥。
年明けは近くの花屋さんでギゼラに薔薇を買いたい。
③『おしごとそうだんセンター』
地球に迷い込んだ宇宙人にマニアックな仕事が紹介されていく本。
今自分の立っている場所はここでいいんだろうか‥と不安になってしまう夜に。
優しく包みこんでくれるだけでなく、なるほどなーという仕事の話もたくさん。
本当はめBOOKSで並べたいのですがまだ手放したくありません‥🥹
以上、2024年の忘れられない3冊でした📚️
個人的には低浮上の年だったのですが、師走になって急にBREWBOOKSさんで棚主やったらいいやん!と思いたち、最後で脳内バタバタでした‥。
みなさんどうか来年も温かく見守っていただけるとうれしいです。
良いお年を〜💤🌱👀
(少し暖かい今日は足の血色が良いことを祈りながら‥)