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教師って一回は転職すべきなの?【休職中の23歳教員が考えてみた!】

どうも!
現教職員の皆さん、または教師を目指している学生さん!
一度はこう思ったことないですか?

一回は普通に社会に出て経験積んでから教育の現場に…と。

私も考えたことがありました。
およそ一般社会というものを知らずして、子どもに進路のことなどを話していいものなのかと。

一社でもいいから経験して、そこで学んだことを教育現場に持ち込むという流れでもいいのではないかと考えたのです。

そこで今回は、教師の転職について考えていきます。

教師って学校以外の社会を知らないから、一般社会に出たら使えないとかいろいろ言われてますけど、今回はそれを抜きにした話です。

私自身が実際に働いてみて、教師って一度は転職して外の世界見た方がいいんじゃないか?と思ったその理由をまとめます。

今回はそんな若造の意見をつらつらと書いていくので、ぜひ最後まで見ていってください!


①教師の社会的立場を知るため

一昔前、昭和の時代まで教師は「聖職者」と呼ばれていたそうです。
教師の言うことには頭が上がらない、それが普通の時代があったそうな。

ですが、現代は生徒や保護者の立場が上であり、不祥事の増加等で世間からの教師の評判もあまりよくありません。

現場の中で働いていると、あまりの忙しさに
「あれ、自分てなんのために働いてるんだっけ?」
と、自分の仕事に対する価値のようなものが揺らぐ時があります。

お金の話も絡んでくるとなおさらです。
今、この瞬間、自分がしているこれに価値はあるのか、意味はあるのか、そもそも仕事なのだろうか、と考えがめぐらされていきます。

分からなくなったのなら離れればいい。
離れて、外から客観的に自分がやっていた職業を見つめ、新たな考えを持つでもいい。新たな分野で共に働く仲間たちに、教師の存在について聞いてもいい。

とにかく、労働意欲の低下している教師は、一度教育現場の外に出て自分のいた世界を見つめ直しててみるといいと思うのです。

そうすると、私のように何か新しい生き方を見つけるヒントになるかも!

②普通の勤務形態を体験するため

私の記事で何度か触れてきたように、教師の勤務形態は普通ではありません。なぜなら、教師の残業ありきで成り立っている世界だからです。
はっきり言って持続可能な働く方ではありません。

残業代は月給の4%のみ支給。さらには、一般企業のように上司や管理職から早く帰りなさいと指導を食らうこともありません。

皆、残業なしでは成り立たないとわかっているからです。
暗黙の了解どころか、遅くまで残っているとほめたたえられます。(笑)

もちろん一般企業も残業がないわけではないはずです。
しかし、多くの企業は教師ほどの極端な勤務時間外労働があるわけではないと思います。

この感覚が当たり前の教師は、教師としてではなく一人の社会人としての成長するチャンスをとても無駄にしている可能性があるのではないかと思うのです。

定時後、残業もそこそこに帰宅できれば、いったいどれだけ自己投資の時間が増えるでしょうか。

そういう時間を作れることを知り、実際に有効活用するためにも、一般的な勤務時間の感覚は必要だと思うのです。

転職せずとも、できた時間で授業の事などを勉強できれば、子どものためになると思いませんか?

そういう発想です。

③スキルアップのため

前述の通り、まず時間がないため教職以外のスキルは身に付きません。
勉強する時間がないんです。
しかも、教育で身に付けた能力って他分野で発揮しづらいものばかり...。

1つの企業に依存せず、自分の力で稼ぐことがカギになるこの時代。
確かに公務員は安定の職業ですが、万が一心身を病んで退職にでもなったら?

そういう先の事を考えてみると、若いうちに自分で稼げる力はつけておきたいと思うのです。

転職し、その企業で新しいスキルを身に付けつつ、空いた時間で勉強や副業を行い、どんどんスキルアップを目指す。

損な働き方をしてみるのもいいと思うのです。

④自分自身の身を守るため

これは言わずもがな。
長時間労働が当たり前になっている教員ほど、知らず知らずのうちに心身が壊れていくもの。

好きでやっているのなら止めませんが、少しでも心にモヤモヤがあるのなら転職を考えた方がいいのかもしれませんね。

私は長時間労働(一日16時間労働)がデフォルトだったため、それが当たり前という感覚で1年半過ごした結果、見事鬱と適応障害を患いました(笑)

⑤納得のいく未来を選択するため

自分の幸せややりがいを求めるのも、体を壊してでも働くのも、結局は自分が納得できていればそれでいいんですよね。

ただ、結婚や介護などで自分の身辺を固める前に、いろいろな世界を覗き見ておくことって大切なんじゃないかなと、若者の私は予想しているのです。

特に若くて失敗の挽回がきく時期は、たくさんの世界に飛び込んで力をつけた方が将来によほどい影響を与えてくれるはずです。

さあ、みんなで転職するぞー。

おー。

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