シングルマザーで子供を育てた人に寄り添ってた職場の同僚。7年間も一緒に過ごしてきたが、子供の実父が現れて一緒に暮らすことになった時の発言です
ずっと何年もそばにいたのに
結局はそばにいただけの他人…
血のつながりをもつ家族を前に、積み上げた時間や想いが無力であるように感じる言葉でした
他人の家族ってなんかキラキラして見えますよね?私はたこたこたんっていう日常ブログを発信する家族が大好きだけど、いつも家族全員揃ってていいな〜いい家族だな〜って嫉妬しちゃう...
みなさんへ、
家族ってなんなんですかね
マレーシアの運転手
私は幼い頃マレーシアに住んでいました。物心がついた時から父親とは日本に帰国するまではほとんど暮らしていなかったです。当時の私からすると、たまに日本から美味しいお菓子を持ってくるお父さんっぽい人でした
今もよくドラマや映画で出てくる父親像よりかはめっちゃ歳の離れた兄弟に近い関係性だと思う。進路について真剣に語り合うよりかはふざけあう仲間みたいな?
でも私には「父親代わり」のおじさんがいた
運転手という仕事としての付き合いだったけど、毎日のように顔を合わせたり、娘さんの結婚式にも呼んでくれて強い信頼関係がある「家族」みたいな関係性だった
もちろん血でも法でも繋がってないが、
大好きだった。本当に大好きだった。
そんなある日、突然病気で亡くなった
初めて人生で身近な人がいなくなったショックでしばらく塞ぎ込んだ。心に大きな穴があいた気分だった
どうしても亡くなった事実を受け入れられなかった。きっと何かの間違いで生きてるはず。街中で通りすぎる人の顔を見続けて半年してやっと亡くなった実感が湧いた
それくらい大好きな「家族」だった
シンガポールのメイド文化
自分がシンガポールに住んでいた時、私の家族以外には全員メイド(フルタイムのヘルパーさん)がいました
AsiaOneというニュースサイトでは「メイド」というテーマでニュースを見れるくらい根強い文化です(経済、国際、メイドみたいな?)
この動画のタイトルは
「メイドと母親、どっちが子供を知ってるか」
一番仲のいい友達は?将来の夢は?みたいな質問にどっちの方が多く正解できるかの検証です
(ここで母親が出てくるのはフェミニストとして気に食わないですけど、今回は触れません😠)
結果はインタビューを受けたメイドの74%が、母親よりも正しい答えを知っていた。つまり、メイドは一緒に過ごす時間が長いから母親より子供に詳しいケースが多い(自分の友達をみていても確かにそういう人が多い)
メイドと子供たちはもちろん血や法で繋がってないけど「家族っぽい」ですよね?(圧)
じゃあどこから家族?
つまり何が言いたいかというと、家族はなんでもいい。運転手もメイドも入っていい。日本で一夫多妻制を導入してる人もいるくらい多様な家族の在り方があっていいと思う👍
私が一番納得した下重暁子さんの家族論は
つまり家族とは、何もなくてもあの人今何してるんだろうって無意識に考える存在。そこに戸籍とか婚姻関係とか同居してるかは関係ない!
今もふとした瞬間に運転手を思い出したりする。だから私は10年前に亡くなった運転手を家族だと思う。道端で親友が好きな琥珀糖を見ると買うので親友も家族だと思う
そして、その思いは変わり続けていい。家族って思ったり思わなくなっていい。血が繋がってるから好きでいなきゃいけないわけじゃない。人間関係はそんな簡単じゃないから
多分、恋愛もそう
いろんな人と付き合って、なんか違うってなって、どんどん次の出会いを求める
その中で長続きすると「この人が運命の人かも」って錯覚して、血で繋がってないからこそ関係性を証明したくて、婚姻関係になりたい
だから、付き合うの最終形は「結婚」や「家族になろう」っていう発想になるのかな
恋愛経験0の恋愛小説大好き人間より
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?