人は正論じゃ動かないよ、というお話。
『正論』とは
道理にかなった正しい意見や議論、のこと。
親から、上司から、パートナーから
あれをしろ、それは間違っている、だの言われて、
その主張が正しいのはわかっているけど、
そこに従うのは、なんだか気が進まない。
そんな経験ないですか?
私は子供のころから、
親に指示されたことに対して、
言われたらやるけど、長続きはしませんでした。
例えば部屋の掃除。
整理整頓が苦手で、
物が増えて部屋が究極にまで散らかると
親がしびれを切らして私を叱る。
そしてしぶしぶ部屋の掃除をするが、
キレイになったのは束の間、
まただんだん汚くなる、
という繰り返し。
自分では掃除をした方が良いのはわかっているし
汚い状態が続けば怒られるのも分かっている。
分かっているのにできないのは、
部屋が汚いからきれいにしなさい、
という『正論』しか言われなかったから。
そりゃ、部屋が汚ければ
衛生的によくないし
掃除機だってかけづらい。
どこに何があるのかわからないから探すのに時間がかかる。
などデメリットが沢山あるから
キレイにしなければいけないのはわかる。
なのに行動できなかったのは、
ここがダメだから、こうしろと
言われるからで、
自分のダメなところばかりが見えて
全然気分がのらなかったから。
正論をいうと、
人は逆に動かなくなります。
動いても一時的なものになります
じゃあ、どうしたらいいのか?
それは部屋をきれいにする目的は何かを
考えることです。
先程の掃除の例を出すと、
私にとって部屋をキレイにする目的は
です。
ポイントは
『それを達成した時に気分がよくなる想像をする』ことです。
人は
『こうしなきゃ』
と思うと、
義務感を抱いて、だんだんしんどくなるだけです。
何事も楽しくやるのが行動できるコツです。
自分が動くときも、
相手に動いてほしい時も
それをした先に何が待っているか?
の『目的』の部分を明確にしていきましょう。