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ニューヨーク紀行⑬ 地下鉄の5K

地下鉄を利用したはなしその2。
本日は少しバブリーな言い回しでいってみたいと思う。

謎にKUSAI!

ニューヨークの記憶を強く残しているうちのひとつは、ニオイだ。

タイムズスクエアなどがあるミッドタウン周辺は、地上なら騎馬警察の馬さんのうん○の臭いやら、スタバの前で牛乳の蒸れた臭いが終始顔をかすめていく。

そして、地下は、これまた言い表せない(原因も突き止められない)臭いがしていた。

出来るだけ息をほそ〜く、すこ〜しずつ、で精神を集中させていたことを覚えている。

地下となれば空気も滞留するので、もはやちょっとした罰ゲームである。

ちょっとKURAI!

雰囲気があるっちゃあるけど、治安的なものでいくと怖い暗さ。

例えれば、東日本大震災の時に各企業が電気機器をひとつ飛ばしにするなど、こぞって省エネに努めた時よりも暗い感じだ。
(わかりにくくてすみません)

これでもどうやら明るめになったそうで、犯罪が多いと言われた治安も大きく改善したそうだが、やはり夜はあまり乗らない方が吉。

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※ここは余裕で明るくて綺麗なパターン。

あちこちKITANAI!

キタナイのか、古いのか、
とにかく、平均してホームは汚かった。

有名な、グランドセントラルターミナルのコンコースは十分整っている。
問題はメトロのホームなのだ。下へ降りるほど、暗く汚くなっていく。

水もいつからか滴ってきており、階段は狭く、すれ違いなどでは少しの緊張が走った。

KATAI!し、すべる。

座席が硬い。
例えるならスタジアムの客席ベンチだ。

環状線のふかふかで広々具合が改めてよく分かった。

電車ってそんなもんなの?と、
改めて日頃の恵まれた環境を振り替える。

カーブがくれば、お尻がスルスルーっと滑るため、乗るには体幹が必要になるだろう。

やっぱりKAKKOII!

好き勝手言ったが、結局のところカッコイイ。

普通に歩いていて見かける光景が、こちら。

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改札の中・外限らず、どこでもパフォーマーが音楽を奏でている。
日本では考えられない光景だ。

さすがジャズに関してはレベルが桁違いだった。

映画やPVの世界に紛れ込んだような感覚になるので、むしろ暗さや汚さが逆に味と化す。

日常がアートなニューヨーク、本当に来て良かったなぁと地下鉄だけでも感じるのであった。


つづく。

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うっちー/描ける×書けるデザイナー
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