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ニューヨーク紀行⑨ ニューヨークよもやま話〜教育事情〜
Fさんの話題に触れたついでに、もうひとつ、Fさんが話してくれたことを書いてみようと思う。
Fさんに聞く、ニューヨーク公立の学校事情
自称紳士のちょっとドヤ感漂うFさんではあったが、色々と博識だった。
私たちにとっては現地のリアルな話が聞けるのはとても興味深く、社会科見学のようにアレコレと質問してしまった。
その時の話題のひとつは公立の学校事情について。
ニューヨーク州では、公立の学校はA〜Fまでのランクが付けられているそうだ。
生徒の成績はもちろん、施設の環境面、先生の質、親御さんとの関係性などなど、いくつかの点で評価基準がある。
これらの評価によって、”よい学校”と”イケてない学校”が決まり、入学者数に影響が出て、義務教育の段階から教育の格差が起きているという話だった。
ちなみに、政治による影響が大きいので、政党が変わればこの評価制度もすぐ変わったりする、とのことだった。
住民が政治に参加することはとても重要なことなのだと感じる。
日本で暮らしていて、私は人生このかた、教育の格差を感じるなんてことはなかった。
少なくとも義務教育のうちは、距離的な要素、ある程度の難易度的な要素から選択肢はあれども、多数の生徒が一定基準を満たした環境で過ごしているのではないだろうか。
国民の政治に対する無関心さはそんな平等性が引き起こしているのかもしれないなと思う。
ミクロな視点で見れば日本にももちろん不平等を感じる場面や、理不尽なことは多々起きているだろう。
政治を見れば辟易とする場面もあるが、それでも日本は、やはり平均して環境が整っている国なのだと思う。
今日は、まじめ。
夜もふけてるからね〜。
つづく。
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