火曜日 スポーツ選手 陣内貴美子
はじめに
第14人目のスポーツ選手はバトミントン選手の陣内 貴美子さんです。
お生まれと子ども時代
陣内 貴美子(じんない きみこ)さんは1964年3月12日熊本県八代市にお生まれです。
小学校4年生の時にバドミントンを始めました。始めてからたった数年で全国大会で優勝するレベルになり、
中学生になってからは地域の強化クラブに所属。女子では相手にならないため、陣内貴美子は、男子チームに交じって練習をしていたそうです。
学生時代に一日14km走っていたという逸話もあります。
熊本中央女子高等学校(現・熊本中央高等学校)高校ではシングル、ダブルス、団体と、インターハイ3冠を達成されているそうです。
16歳の時には史上最年少で日本代表チームに選抜されました。
講演で、タレントにならなかったら、何になっていましたか?との質問で、「日本体育大学(大学バドミントン界では強豪)に進学し、体育教員免許を取り、バドミントンを生徒に教えていたでしょう。」と語られているそうです。高校時代は教員志望だったそうです。
社会人時代のご活躍
サントリーバドミントン部を経て、ヨネックスバドミントン部に所属されます。
日本代表として出場した1992年のバルセロナオリンピックには、森久子さんとコンビを組んだダブルスで出場した陣内貴美子さん。バルセロナオリンピックは、バドミントンがオリンピックに正式種目として加わった、初めての大会でした。「普通ではありえないほどの緊張」に襲われて、2回戦敗退、9位という結果に終わられました。
1994年に引退してからは、バドミントンの普及活動にも力をいれており、現在、日本バドミントン協会の総務本部広報委員会委員として名を連ねておられます。
引退後のご活躍
またフジテレビの『スポーツWAVE』の土曜日キャスターに就任。番組は1年で打ち切られるが、1995年から『プロ野球ニュース』のキャスター・リポーターを引き続き担当。
2000年に、元プロ野球選手の金石昭人氏と結婚されています。
2001年に、当時は婚約者だった夫の金石昭人氏と一緒に、自宅に入った強盗を捕まえた事があるそうです。
その際、犯人へ金的に蹴りを食らわしたという逸話が残っています。現在は夫婦で鉄板焼き店や寿司店を経営しておられるそうです。
2010年4月からは前身の『NNN Newsリアルタイム』からスポーツキャスターとして参加していた日本テレビ放送網の『news every.』で報道キャスターを担当。一方では2010年4月13日に『報道ステーション』で特集された田児賢一選手を紹介するためにVTR出演されています。
フジテレビ「スポーツWAVE」の取材中、打ち込んだシャトルをテレビカメラのレンズに直撃させてしまい、割ってしまったことがあるそうです。
また一度番組の企画でバドミントンで陣内さんがサーブを打ち、相手コートの角に立てたシャトル入れの筒の中にシャトルを収めるという技を披露されています。選手でもむずかしいとされています。
また陣内貴美子さんは、2015年1月20日に放送された「解決!ナイナイアンサー」に出演し、不妊治療で苦悩した経験から「結婚する前に自分の身体は診ておいた方がいい」と訴えました。
陣内貴美子さんは妊娠を希望するも、なかなか子宝に恵まれず、39歳から不妊治療に取り組みまれたそうです。タイミング法を経て、体外受精を始めたときにはすでに42歳になっていた陣内貴美子さんは、不妊治療は本当に大変だったと明かされたそうです。
排卵誘発剤を打つために毎日病院に通い、1回50万円かかる体外受精、1回60万円する顕微授精にも何度もトライしたそうです。
莫大な治療費と、子供を授かることができない精神的なストレスが陣内貴美子さんをギリギリまで追い詰め、そんな姿を見かねた旦那の金石昭人氏が、最終的には不妊治療の終了を切り出したといいます。45歳まで不妊治療を続けた陣内貴美子さんですが、実を結ぶことはなく、陣内貴美子と金石昭人の間に子供はいらっしゃいません。
陣内貴美子の「子供が欲しい・欲しくないに関わらず、検査したほうがいい。早く行ったほうがいい。自分と同じ思いはしてほしくない」という重みのあるメッセージは反響を呼び、視聴者から「涙が止まりませんでした」「他人事ではない」「赤ちゃんを授かって無事に出産まで辿り着くのって奇跡よね」などとコメントがありました。
2020年8月22日から23日にかけて日本テレビで放送された「24時間テレビ」において陣内貴美子さんは、シドニー五輪マラソン金メダリストの高橋尚子が発起人となった「募金ラン」にレスリング・吉田沙保里、柔道の松本薫、マラソンの野口みずきという3人の五輪金メダリスト、そして女優の土屋太鳳らと一緒に参加されました。
陣内貴美子さんは3人目のランナーとして登場。「私が走ることで、何か頑張ろうかなというきっかけになればいいな、そのメッセージが届けばいいな」と、故郷・熊本への思いを胸に走り切られました。
このマラソンは5kmのコースを1周するごとに走った人が10万円募金するという新しい試みで、6人合計236kmを走り、総額470万円を募金し、番組に貢献されました。
ほかにはスポーツメンタルコーチング養成講座を受講して2020年8月9日付けで無事に修了証書をもらうなど、キャリアを重ねてもさらに自分を向上させ続けておられるそうです。
陣内貴美子さんの本にはこんなバトミントンの本があります。
めぐめぐがすごいと思う陣内貴美子さんのこと
1遅く始めたバトミントンというスポーツで素晴らしい才能を発掘され、オリンピック出場までされていること。
2その後メディアに新しい活躍の場を見つけられ、様々なスポーツ選手の方々と共に輝いて活躍されておられること。
3そして現在も一つの場所にとどまるのではなく、自分の向上のために努力されておられること。