第8週 火曜日スポーツ選手 山口香
第8週の8人目のスポーツ選手は日本の柔道家、柔道指導者六段を取得している 山口香さんです。
山口 香(やまぐち かおり)さんは1964年12月28日 に東京都豊島区で出生されます。
6歳から柔道を始められます。
14歳から毎年日本体重別選手権に出場され、10年間10連覇(第1、2回:50 kg級、第3 - 10回:52 kg級)されます。
そして16歳から世界選手権にも出場され
1980年(第1回)、1982年(第2回)、1986年(第4回)、1987年(第5回)世界選手権で準優勝されます。
17歳1981年 環太平洋柔道選手権大会で優勝する。
また16歳から出場した強化選手選考会でも
1979年、1981年、1983年、1985年に強化選手選考会で優勝されています。
1983年に 東京都立高島高等学校を卒業されます。
在校時には、「ミス高島」に選出されたそうです。
その後の国際大会での結果は以下の通りです。
1984年 第3回世界選手権で日本女子として初優勝する。
1985年 第3回福岡国際大会で日本人として初優勝する。
1986年 第4回福岡国際大会で優勝する。
1987年 筑波大学体育専門学群柔道方法論専攻を卒業する。
1988年 ソウルオリンピックで第3位になる。
現役時代、52 kg級の選手であったが、ある大会の時には体重調整に失敗して52 kg級から外されそうになり、計量の際に少しでも体重を軽くしようと、パンツまで脱いで全裸で体重計に乗った。ちなみにその時は、ぎりぎりで52 kg級に合格できたというエピソードがあるそうです。
25歳の時(1989年) 筑波大学大学院体育学研究科コーチ学専攻修士課程を修了して現役を引退し、武蔵大学人文学部助手に就任されます。
その後大学で更にキャリアを積まれます。
1993年 日本オリンピック委員会在外研修制度で1年間イギリスへ留学し、武蔵大学人文学部専任講師に就任する。
1998年 武蔵大学人文学部助教授。
2007年 武蔵大学人文学部教授。
2008年 筑波大学大学院人間総合科学研究科スポーツ健康システム・マネジメント専攻准教授に就任する。
2009年から2年間にわたりブログ「山口香の柔道を考える」を執筆されます。
2011年 筑波大学体育系体育専門学群スポーツ健康システム・マネジメント専攻准教授へ所属が変更され、日本オリンピック委員会理事に就任する。
2013年 女子柔道強化選手への暴力問題で告発した選手を援助して全日本柔道連盟監事・強化委員に就任されます。
また同年瀬古利彦氏の後任として東京都教育委員会委員、日本バレーボール協会理事、にそれぞれ就任する。
2014年 コナミ取締役に就任する。
2017年 筑波大学体育系・大学院人間総合科学研究科教授に昇格。
現在上月財団理事、茨城県スポーツ推進審議会委員、つくば市スポーツ振興審議会委員なども務めておられます。
山口香さんは欧州と米国が強く日本人の勝利が少なかった時期に第3回世界選手権で日本人女性柔道家として史上初の金メダルを獲得して、1988年ソウルオリンピックでも銅メダル獲得など「女三四郎」と称賛されています。
柔道については、鎌の如く直角に曲がるほどに足首が柔軟で指を丸めることができるそうです。得意技の小内刈を仕掛ける際、まるで相手の足首の裏へ熱した鉛が入り込むが如く足を刈りしっかりと足が掛かり確実性が高いそうです。越野忠則氏はこの強靭な足首を参考に技を習熟しているそうです。
著書には以下の2冊があります。
また
『現代柔道に活!』(武道雑誌『月刊秘伝』) - 柔道の諸問題を鋭い論で斬る同誌の看板連載を続けられています。
更に漫画 『YAWARA!』の主人公である猪熊柔のモデルとして広く知られ[要出典]、劇場版『YAWARA!(実写)』(1989年、東宝)にはカメオ出演しておられるそうです。
そして1992年、阪急ドラマシリーズ(関西テレビ放送)として『めざせ!金メダル 山口香物語』という伝記ドラマが放送されました(少女時代編=4 - 6月と、オリンピックを目指した「新」編=7 - 9月がある)。
また定期的にラジオにも出演されています。
NHKラジオ第1放送『午後のまりやーじゅ』(2015年4月6日 - 2016年3月14日)月曜日パーソナリティー
同『ラジオ深夜便・ミッドナイトトーク』(2015年5月7日 - )奇数月木曜日コメンテイター担当。
同『ごごラジ!』(2016年4月4日 - )月曜日パーソナリティー
めぐめぐがすごいと思う山口香さんのこと
1小さい頃から本当に素晴らしい成績を残されていること。
2そして25歳以降引退されずっと新しいキャリアを作るためにたゆまない努力を重ねられていること。
3そして後進のために、それ以上にたくさんの役を引き受け日本の柔道界のために日々活動されていること。たくさん批判のある世界だからこそこれが一番大変かと思われますが、素晴らしい役割を担われていること。
そしてラジオで今でも活動されているのは素晴らしいと思います。