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佐々木典士「ぼくたちに、もうモノは必要ない」
捨てたからこそ、忘れられないモノがある
整理収納術や片付け方法を調べるために色んな媒体をあさってはチャレンジし、そして失敗し、結果どんなに頑張っても振り出しに戻る。
そんなだった私が〝モノを捨てる〟ということの意味とその本質を生まれてはじめて理解した本。
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記されている事柄すべてが目から鱗
ああ今までやってたのは何だったんだろう、、って感じです。
私に必要だったのはデッドスペースの上手な使い方とか、キレイな収納方法とか、100均・ニトリあたりで売ってる箱の有効活用方法ではなくて
『なぜモノは必要ないのか』
という考え方を自分自身に落とし込むことだったんだなぁって心の底から感動する気づきを与えてくれました。
価値観を根本からひっくり返してくれた本で何度も読み返してしまいます。
以下、とくにハッとさせられた文章を抜粋させていただきます。
家にいてテレビを見ていても、家から1歩外へ出ても、メディアや広告、本当にありとあらゆるものを通じて、強迫的なメッセージがぼくたちに送られてくる。
お金をもうけて貯め込みましょう、快適な家に住みましょう、健康になりましょう、いつか来る危険に備えましょう。
映画監督のトム・シャドヤックはそんな状況をシンプルに喝破した。
「ようするに今のままの君じゃダメというわけだ」
広告の力は凄まじいです。
私の同級生で新卒で広告会社に入った子が教えてくれましたが、まず膨大な時間を割いた研修があるそうです。そしてそのすべてが「いかにヒトを洗脳するか」という目的に繋がっているのだと。
広告に影響されることが悪いことだとは思いません。
はたから見たら無駄なものほど心満たしてくれる瞬間が人生には何度もあります。そういうものでしか救えないことが世の中には結構あって、それにどれだけバランスよく頼れるかが大事なんだと思うのです。
営業や接客という職も広告の一種です。
他人がどう思おうが“コレが欲しい!”っていわせるのが賢いマーケティングだし、言い訳をつくってあげなさいと教えられました。
モノに煩わされず、いかにモノをコントロールできるか。
まだまだ修行中であります。