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気楽に楽しめるオペラの夜
東京・根津のアートスペース&カフェで開催された
「ハートフル・クリスマス~根津 オペラ座の夜~」というコンサートに、
友人と行ってきました。
(1部の昼の部へ行きました、2部は夜です)
会場は、絵画や彫刻が展示された、こぢんまりとした空間。客席は16席ほどで、ステージとの距離も近く、とてもアットホームな雰囲気だった。
最初にラ・ボエーム(乾杯の歌)で、シャンパングラスを持って歌い、観客と乾杯し、オペラ座の空間をイメージしました。
出演者は、ソプラノ、テノール、ピアノの若い3人組。ソプラノは二期会オペラ研修所のマスタースクール在籍で、テナーとピアノは26歳の若手だ。
演奏曲目は、クリスマスソングやオペラの名曲など、バラエティに富んだラインナップ。ソプラノの澄んだ歌声、テノールの力強い歌声、ピアノの繊細でダイナミックなな演奏で表情豊かな演奏が、会場を満たした。
また、トークも楽しかった。3人は、それぞれが持ち前の明るさとユーモアを交えながら、オペラや音楽への思いを語ってくれた。思わず「小芝居」と言ったり、本音を漏らしたりするところも、初々しく可愛らしかった。
私は、普段はオペラを聴く機会があまりない。しかし、このコンサートは、気取らずに楽しめる雰囲気で、とても新鮮だった。大ホールでのオペラももちろん良いが、このように身近で気軽に楽しめる機会があれば、もっとオペラに親しむ人が増えるのではないかと思う。
このコンサートは、気楽に楽しめるオペラの夜(昼)だった。
若い出演者たちのフレッシュな歌声とトークが、とても印象的で元気をもらった。今後も、このような機会があれば、ぜひまた参加したい。
本場の、ヨーロッパにも行きたい。
※来年は、1月5日から新春コンサートに行きます。
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『ラ・ボエム』は、イタリアの作曲家ジュゼッペ・ヴェルディが作曲したオペラの一つです。『乾杯の歌』は、このオペラの第1幕で演奏されます。この曲は、青年貴族アルフレードが社交界で乾杯の音頭をとるシーンで流れます。以下に、『乾杯の歌』の歌詞と対訳を紹介します¹:
**アルフレード**
乾杯しよう、美しさが飾りたてる喜ばしい杯に
そして つかの間の時が 喜びに酔いしれるのだ
乾杯しよう、愛が引き起こす甘いざわめきの中で
なぜなら、あの目が大きな力で心に向けられるから
乾杯しよう、愛は杯の間で より熱い口づけを手に入れるのだ