食文化の多様性と交流
食文化の多様性は、人々の異なる文化的背景によって生み出される。
日本では、寿司、天ぷら、そばなどの和食が一般的だが、インドカレーや中華料理、タイ料理も人気がある。
筆者は、中国、内モンゴル、スウェーデン、アメリカ、インドやチベットに旅行した際に、家庭料理を振る舞ってもらった。
その際、地元の人々と親しく交流することができた。
中国で大学の教授達とと会食する機会があり、最初は数名だったのが知らずに多くの人がテーブルにいて、友人に知っている人ですかと聞いたら、知らない、友人の友人だと思うといっていました。食事で新たな人脈を作っているようです。そして、会計は友人が全部払った。
ギャラリーオーナの友人の家で、音楽家、アーティストと交流しました。
筆者は、日本に永住権を持つ中国人の友人と交流する中で、セルビアの友人と一緒に家に招かれ、油をあまり使わないヘルシーな中国料理を教えてもらった。また、友人を自宅に招いた際には、お刺身と日本料理を振る舞った。互いの文化を尊重し、一緒に食事をすることで、より深い理解を深めることができる。
シャーマンの儀式は、夜に行われるので、儀式の前後に食事が出て交流していました。更に移動して、朝方迄50名位の大宴会で歓迎されました、その時弟子は必ず一芸を披露して強いお酒を飲み、延々と繰り返し大盛り上げでした。
シャマンのフィールド調査で同行した内モンゴルの文化人類学の博士の友人は、羊肉が苦手だった筆者を家に招待してくれた。筆者は覚悟を決めて、苦手な羊肉にかぶりついた。その姿を見て、友人のお父様も、急に親しみをもって笑顔で接してくれた。日本で食べて羊の肉は臭みがあったが、現地で食べた羊の肉はさっぱりして臭みも無かった、それ以来羊の肉が食べられるようになった。
「郷に入っては郷に従え」ですね。
毎日肉肉肉!
普段肉は食べないですが、歓迎を込めてわざわざ買ってきてくれたので、骨ごとかぶりつきました。これが礼儀だそうです。
アメリカのニューヨークの世界大会で友人になった、親日家の友人に、家に招待され、家庭内聖所、工作室等広い家の中を案内され、一緒に食事をした。会って間もないのに昔からの友人みたいに温かく接してくれた。
在日韓国人の友人を招いた際には、事前に電話があり、日本のマナーがわからないので不安だと言っていた。筆者は、何も気にしなくてもいい、わからなかったら聞いてくれと伝えた。友人は、その言葉に安心し、楽しく食事をすることができた。
アフガニスタンの友人は、3月の新年会や年末など、パーティーを多くの人と交流しています。部屋の中でベリーダンスやポールダンスをして皆を喜ばせていました。東急ハンズに行って、一緒にステージを組み立てたりしていました。大宴会ですが、ムスリムなのでお酒は飲めません。お酒なしでも盛り上がっていました。しかし、娘には不評で下品だと怒られていました。お金がある人は皆に分け与えるので、パーティーは全て無料です。
スウェーデンの友人の家にロングステイした際には、ホームパーティーをして多くの人と交流した。言葉は分からなくても美味しい料理を共有することで楽しく交流できた。
ザイール(コンゴ)の友人も親子で正月に招待して、お雑煮など正月料理をふるまいました。友人に職場に呼ばれて、紹介され、家にも招かれて友人になって欲しいと言われました。彼の家はコーヒー農園で裕福で、ソルボンヌ大学に留学していました。アフリカも貧富の差が大きいですね。職場には招待できませんでしたが、正月に親子を招いたことがありますが、お雑煮を食べてとても喜んでくれました。日本は、なかなか家に招待してくれないと嘆いていました。初めて日本の家庭に招かれたと感激してくれました。都会は家が狭いので仕方ないと言い訳しました。
筆者の家では、正月や季節ごとに、親戚や友人を招いて宴会を開いていました。そして、歌や踊りもしていました。しかし、両親が年老いて、その習慣ができなくなりました。
このように、食文化の多様性は、異なる文化的背景を持つ人々が、互いの文化を尊重し、一緒に食事をすることで、より深い理解を深めることができる素晴らしい機会である。