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フランス人部下との接し方

フランスで舞台衣装家をしています、megumi です。


フランスでフリーランス的に働き出して、20数年。
色々なやり方を見て来た中で、自分のやり方を確立して来ました。

全ての人が、唯一無二のやり方があり、私にもあります。
で、仏人同士は歯に衣着せぬと言うのかデリカシーナシと言うのか(笑)、お互いに傷付けあって成長?しているようですが、繊細な日本人(笑)には当初キツかったです。


元々そこそこ自信があったところに知識や経験が増えた訳ですから、どんな仕事も"できる"を前提に話を進めていました。

実際、オファーがあった時に自信無さそうだと、仕事につながる事はありません。
どの業界でも、どんな国でもそうだとは思いますが、とにかく弁のたつ仏人相手では、技術で証明するしかなかった。
全く何も出来ない子でも、"気に入られたから"と言うだけで採用されてるなんて事も沢山見て来てますし。

ずっと若くてまだ下積み+αだった頃、とあるデザイナーさんの仮設アトリエにパターンからの製作スタッフに呼ばれたことがありました。

そこには、映像系の仮設アトリエで良くシェフをしている人とそのアシスタントもいて、基本彼女たちはメンズ、私はレディース担当でしたが、フィナーレのメンズ衣装が急遽変更になり、3人で手分けする事に。

そうなると、そのメンズシェフからの指示で製作となる訳ですが、私は彼女の意図を"読む"事は、彼女に慣れてるそのアシスタントの様には当然出来る訳が無いので、イライラをぶつけられる訳です。

既に劇場スタッフとも2、3イザコザ起こしていた人なので、私も相当警戒して気をつけていたし、その人の言う事なんて気にする必要なかったのは言うまでもない事なのに、
「あんたの縫い目、最悪よねー」
的なことを言われて、私は本当はダメなんじゃないかと数年(!!)思い悩む事に。

今思うと、これってPTSDに近かった?

とにかく、トラウマになったのは間違いなく。


この世界、なかなかの狭き門なので、とにかく新しい子は(気に入らなければ)潰しにかかる人が結構いて、病んで辞めていく同僚もいたりしますが、そのターゲットにされていた=見込みがあった(から潰したかった)って気付いたのは、色んな人から頼りにされる様になった頃かな。

当然、私はあんなやり方はしないと心に決めて今に至る訳ですが、ただ、ある程度シメてかからないと、部下でも容赦なく論破して来ようとする仏人たち。その加減が難しい。

スタージュ生たちにも、何度反抗されたことか。
優しすぎるのは、絶対的な悪らしいです😆

他所アトリエのシェフ見てても、部下たちに寄ってたかって言いがかりつけられてるのも見てるし、もうこれはお家芸と諦めるしかない⁇

今後、一筋縄ではいかない部下と、10人強のスタージュ生を同時に面倒見る事になるので、どうとりまとめて行くかシュミレーション中です🖐🏻

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