「成果を出す」片づけメソッド~読書記録vol.8~
私の人生を変えた本がある。2冊の本だ。
1冊目はこの本。この本をきっかけに、本を読むことが好きになった。
『火車』宮部みゆき
中学生の頃にこの本に出会い、その後何百回と読んだ。あらすじも詳細もだいたい覚えているほど。この後宮部みゆきにハマり、「魔術はささやく」「レベル7」「理由」「クロスファイア」「模倣犯」「かまいたち」あたりも何十回と読んだ。
「あたし、ただ、幸せになりたかっただけ」
「彼女の身に起こったことは、ちょっと風向きが変われば、あなたや私の身にも起こり得ることだった」
「死んでてくれ、どうか死んでてくれ、お父さん。そう念じながら喬子は頁をめくっていたんですよ。自分の親ですよ。それを頼むから死んでいてくれ、と。僕には我慢できなかった。その時初めて喬子のそういう姿を浅ましい、と感じてしまった」
大好きすぎて、この本のレビューは書けない。
私の人生を変えた、もう1冊の本はこれ。
『人生がときめく片づけの魔法』近藤麻理恵
とっても有名な本で、知らない人はあんまりいないんじゃないかな。でも、この本の通りに、しっかりと片づけをした人はどのぐらいいるのだろう。
こういう類の本は読んだだけでは足りない。アウトプットしてはじめて、その本を習得したと言える。
この、こんまりの徹底的片づけをしてから、人生が変わった。
私のバイブルと言っても過言ではない。
この本を読んで、その通りに片づけをした。58時間かけて、こんまり流の片づけをした。
その結果、
モノの住所を決めるクセがついた。
片づけしないですむ仕組みを考えるクセがついた。
「これどこにあったっけ?」がなくなり、生活の質が向上した。
そして、見えてきたことがあった。
それは、『人生に何が必要で何がいらないか、何をやるべきで何をやらないべきかが、はっきりとわかるようになった』こと。
これがきっかけで、noteで経済や育児について書いていくことになった。
プライベートでこんなに変化があったこんまりの「片づけ」。
プライベートだけでなく、仕事でも、徹底的に「片づけ」したら、もっと仕事の効率が上がるんじゃないだろうか。
と思っていたら、こんな本に出会った。
『トヨタの片づけ』(株)OJTソリューションズ
何に一番驚いたかって、
こんまり流の片づけと、同じことが書かれていたからだ。
片づけは雑務じゃない。『仕事そのもの』だ
『掃除しないですむしくみ』を考えろ
「見よう」としなくても「見える」が大事
モノの「住所」を決めなさい
「決めたことができない」のはリーダーの責任
「現場任せ」のリーダーは片づけを習慣化できない
「片づけると楽になる」と実感する
こんまり流の片づけと同じことが書かれてるやないかーい!
もちろん、全く同じことが書かれているわけではない。だけど本質的には同じことだった。
強いていてば、この本には片づけの具体的なメソッドが少ししか載っていなかったので、ちょっと物足りなかった。こんまり本には、めちゃくちゃ具体的に片づけの方法が書かれていたから。
この本が、(株)OJTソリューションズだから、トヨタおしなのは当たり前。だって、OJTソリューションズって、トヨタとリクルートによって設立された会社ですからね。
この「トヨタの片づけ」によって、トヨタは成果を出してきた(と、この著書では言っている。)
片づけによって、人生を変える、成果を出す。本質的なところは、プライベートも仕事も同じなのだ。
「現場の力」に重点をおいた本なので、現場で働いている人にオススメです。マネジメントの方法もちょっぴり載っているので、現場のマネジメントをしている人にもオススメです。
こんまりの「人生がときめく片づけの魔法」を読んでいない人は、そっちから読んでみることをオススメします。読んで、ちゃんと実践すれば、人生変わるよ!
まずは、これ。プライベートでも仕事でもめちゃくちゃ大切。
「モノの住所を決める」
「あれ、どこにあったっけ?」がなくなるだけで、ストレスが大幅に減ります!時間も削減できます。「モノの住所を決める」だけでも、仕事の効率が圧倒的に違ってきます!
行動が変われば習慣が変わる。
習慣が変われば人格が変わる。
人格が変われば運命が変わる。
お試しあーれ。
本を1冊だけ紹介するつもりが、いつの間にか3冊紹介していました。
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