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Tea time

気がついたら一ヶ月半も投稿していない…

3月中旬に始まった訓練がCovidの影響で中止になっていたのです。

ロックダウンが一旦開けて将来の見通しが立つまでの時間を利用して訓練を開始してもらえたのが7月中旬。

歳を重ねると新しいことを覚えるのも大変。

さらに少し責任のある席につくことになるので緊張感も。

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もう仕事、食べる、寝る、以外に対する労力は極力セーブして、どうか風邪を引かずにこの期間が無事乗り切れますようにと一日一日、ひとつひとつの出来事に全神経を重ねる日々。

周りの方のあたたかい支えもあって無事にチェックアウト。

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明らかにPre-CovidとAfter-Covidでは人々の対応も違う。

以前は小さなことにぼやいていた人も今では同じ船に乗って生き延びようとする仲間。

余裕のない私のこともさり気なくサポートしてくれました。

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そしてConsolidate stageと呼ばれるソロとなってからの慣熟期間。

教官だった人はいつでもサポートできるように別デスクにいるものの、一応単独勤務だけに自分で仕切っていかないと行けない大切な時期に2度目のロックダウン。

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それは本当に突然のことで、私は100日を超える自由をNZ国民と共に謳歌していました。

ピラティスも復帰し、毎週のタンゴレッスンも。

その日はBeginner & Intermediateのレッスンを続けて受けた後で心地よい疲れとともに帰宅。


ちょうどその日、ボーダーと呼ばれる入国者の隔離施設ではなく、町中で普通に暮らしていた一般市民からCovidの陽性反応が出た模様。

ご家族4人の陽性が発覚した火曜の夜には携帯にアラートメッセージが届き、首相の記者会見があり、翌日水曜正午からLevel3のロックダウンが開始。

2日後の金曜日に今後の方針が発表されるとのこと。

そして引き続き2週間のロックダウンへ。

ちょうどそんな時期にソロデビューが重なったもので、自分なりに知恵を絞って乗り切ったものの、オフィスではなかなか盛りだくさんな日々が続きました。

そんなこんなの先週くらいから日本からのEMSが到着。

日本郵便が7月にNZ向けの郵便受付を開始したので、いろいろとNZでは手に入らないものをおまとめ梱包で集めていて。

EMSだと通常は1週間以内に届くのですが、Tracking Recordを見ると、東京国際郵便局で足止めになったまま3週間動かず。

その後荷物のNZ到着が確認出来てからは12時間以内に配達されました。

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今回取り寄せたのは、お茶が美味しくいれられる急須、サイズが絶妙で気持ちいいタオル、小さくて見やすい温度&湿度計、シンプルでかっこいい割烹着、いつもの美味しいお出汁、かわいい鍋蓋置き、肌に優しい化粧品、Kindleになってない古本、などです。

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その一週間後には別で送っていたお米が一合炊けるお鍋も到着。

ロックダウン延長発表の前日、Levelが引き上げられることを懸念して、お店が開いているうちに、とContactless Collectで購入したのは、ハンドミキサー。

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この数週間であったらいいな、というものが一気に揃って、日々の生活が本当に楽しくなってきました。

3月のロックダウン中は家具もなくテレビも箱に入ったままでしたが、ここにきてやっとおうちじかんを楽しむ準備が整ってきました。

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引き続き週明けまではロックダウンなので、お米をお鍋で炊いたり、揚げ物をしてみたり、お鍋でお芋さんを炊いてブレンダーでなめらかにして、それを懐かしの舟和の芋ようかん風にアレンジしてみたり。

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そうか。

私は留学や移住や旅行や仕事やそういうことに、人生の時間とお金を費やしてきたので、普通女性が20代中盤で結婚出産したりして手に入れる、普通の幸せとか暮らしとか、そういうものから遠く離れたところにいたんだなぁと。

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それでも、今まで見てきた風景や、学んできたこと、積み重ねてきた経験はしっかりと自分の一部になっているし、今は遠くの街でロックダウンになっているパートナーとも、本当に一緒にいろんなところに旅しておいてよかったね、と毎日話している。

訓練中しんどい時、帰って声を聞いてほっとして泣いてしまう日も、いつも変わらず平らな心で大きく支えてくれる人がいる毎日がありがたく思う。

今はゆっくりお茶をいれる時間も出来た。

来月の母の誕生日。

私の最近のお気に入りのお鍋と急須、どっちがいい?と聞くと、急須がいいとのことだったので早速注文。

遠く離れていても同じ急須でのんびりお茶を飲む時間はつながっていると思うと、私達3カ国に広がる家族はきっと大丈夫だと、そういう気がしてきます。

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