やっぱり、ごはんは活力。食いしんぼうエディターのつぶやき。
日本全国真夏日の今日、壊れたIHクッキングヒーターの代わりに200℃のオーブンでごはんを炊きました。そして、あまりのおいしさに2合をペロリ。
お米ってどうしてこうも、独特の安心感を持っているんでしょうね。
ひょんなことから先週末、ニセコの米農家さんの販促活動とECサイトづくりのお手伝いをすることになりました。
ニセコのお隣、蘭越町はお米のおいしさ全国トップクラス
私の住むニセコ町は、北海道西部の山間にあります。スキーで有名なだけあり、冬の豪雪が豊かな雪解け水となって田畑を潤す農業地帯です。
西隣の蘭越町は、まちを上げて「らんこし米」というめちゃめちゃにおいしいお米づくりに取り組んでいます。苗を町が一元管理し、すべての「らんこし米」農家さんは、町から苗を購入するという徹底ぶり。
じゃあ、その横にあるニセコ町のお米はどうなのか?と言われれば、いやいやどうして。これもなかなかにおいしいのです。
今回私がお手伝いしているのは「ニセコ猪狩農園」さん。ご先祖がこの地に入植してから、ずっとおいしいお米を作っていらっしゃいます。ニセコエリアでもファンが多く、飲食店からの引き合いも多いこともお米のおいしさを証明してくれています。
ニセコ猪狩農園 のお米についてはこちらをご覧ください。
ななつぼしか、ゆめぴりかか、それが問題だ
さて、北海道米についてはマツコデラックスさんが出演されているCMも放映されていたりして、「ななつぼし」や「ゆめぴりか」、「おぼろづき」といった銘柄を耳にしたことがある方は多いと思います。
今回、あらためて食べ比べをしてみました。
私は、もちもちした食感が好きなので、ふだんは「ゆめぴりか」を選びます。北海道のお米栽培技術の粋とも言われるゆめぴりかは、粒が大きく、もちもち度が高い(そういう質のデンプンが多い)のが特徴。かみごたえがあって、ジワジワっと甘みが広がっていくのがおいしくて、ついつい炊くとそのまま食べてしまうのです。
いや、冷めても弾力が楽しくて、そのままパクパクつまんでしまうのですが・・・。
が、今回お米の販売に関わってみると、まわりは圧倒的に「ななつぼし」派が多いではありませんか。
ななつぼしはほどよい甘み、ほどよい弾力、このバランスが素晴らしいとされる品種。冷めてもほどよく風味があり、お弁当にも向いていると言われます。バランスの良さと料理を引き立てる控えめな主張に、今関わっている飲食店の方はほとんど、ななつぼしを使っていらっしゃいました。
では我も食べてみん。
と、今日はななつぼしを炊いてみました。
なるほどなるほど!ふっくら炊けたお米は口の中でホロホロっとほどけていきます。こりゃ、お鮨やあんかけごはんはななつぼしだなあ!ゆめぴりかだと個性が強すぎるかも。
ふわっと香る風味は少し冷めるとより増して、2杯目が食べたくなります。ああ、そういえばお米は冷やした方が香りがいいって、小説「侠飯」にも書いてあったなあ・・・。
どのおかずでごはんを食べるか、それも問題だ
というわけで、お昼に炊いた2合の「ななつぼし」は、先ほど完全に私の胃袋に消えてゆきました。味比べのことばかり考えていたら、写真を撮る前に食べてしまった・・・。
取材で「ファット・アダプテーション」という食事法を試し、そのまま糖質を控えることで6kg減量した私にとって、こんなにごはんをモリモリ食べたのは半年ぶりくらいでしょうか。
今日、ごはんに何を添えたか。
◎自家製しょうがの佃煮(千切りしょうがを醤油とみりんで煮ただけ)
◎わかめツナ(塩蔵生わかめの塩を落として刻み、ツナ缶・ごま油と混ぜる)
◎生たまご(卵かけごはん大好き)
◎納豆
甘辛くてもイケる。しょっぱくてもイケる。この懐の深さ。
炊いてあるだけで安心感を醸し出す、どっしりした存在感。(これはおいしいごはんが炊いてあるとついついつまみ食いしたくなるという、密かなトラップでもありますが)
・・・モリモリ食べながら、何とも言えない幸福感に包まれていたのでした。
やっぱり、ごはんは活力なんだなあ。ちょっと特別な食材だな。
と、改めて感じた真夏の1日でした。
本当は「ニセコ猪狩農園」のお米のおいしさについて語ろうと思っていたのですが、いつの間にか「ごはんがおいしかった」報告に・・・。次回ちゃんと語りますね!
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