朝ランに挑戦するの巻。食いしんぼうエディターのつぶやき。
こんにちは。最近「やりたいことに熱量をかける」と決め、早や2週間ほど経ちます。ついに新しい世界に踏み込んでみました。
アウトドア媒体に関わりながら、全くアウトドアの気配がなかった私。ちょっとドキドキしながら参加を決めたのは、朝5時半集合の朝ランイベントです。
何ゆえに
私が編集を担当しているオウンドメディア「Camp&Go LOGBOOK」は、北海道ニセコという”アウトドアフィールド”に関わる人々の”ライフ”を深掘りしていく、というのがテーマです。
基地となるショップスペース「Camp&Go」にも、当然アウトドア色の強い人や、何かの形で自然に関わるライフスタイルの人たちが多く集います。
さて、その中で、編集長なのに最もアウトドア色の希薄な私。
◉登山:5年前の羊蹄山がほぼ最後
◉スキー:好きだしバックカントリースキーも好きだし板もテレマークスキー、しかし頻繁に滑るわけでもなく
◉自転車:クロスバイクを持っているが実家に置きっぱなし
とまあ、これ以上並べると悲しくなるのでこの辺にしましょう。
なぜ深くやらないかというと、生来の飽きっぽさに加えて「失敗したらどうしよう」という思いが強かったからなのです。
オーバースペックになっちゃうよ
失敗したらどうしようと思っているから、周りの人たちの道具がスゴく見え、自分の道具がショボく見える。(かといって思い切ってハイスペックなものを買うわけでもなく)
ショボい道具で失敗したくない。
行かない。
思えば、世の人々なんてそんなに他人を見ているわけでもないので「あんなショボい道具で山に来るから失敗するんだよ」なんて、つぶさに観察している人はそうそういません。
いや、むしろ初心者に寛容な人がほとんどでしょう。
それを、何年もイジイジと理由を述べたて、守りに入っていたのです。うすうす自分でもわかっていましたが、そんな私に決定的な一言が放たれます。
Camp&Go LOGBOOK クリエイティブディレクターの豊嶋秀樹氏が、ひとことドーンと。
「なんでも、オーバースペックになっちゃうよ。やってみればいいんだって」
ハッ!
編集者としてのポジショニング
同時に感じていたのが、Camp&Go LOGBOOKの編集長をするにあたり、アウトドアアクティビティを何もやらずにいるのはそろそろ限界だということでした。
何かひとつでもアクティビティをやり、ほんの少しでも自分の中に「基準となる感覚」を作らないと、コンテンツを深められない気がしてきたのです。
そんな昔年の言い訳と極々わずかなエディター意識が重なりまして、まずは自宅近くで30分くらいで歩けるトレイルを探し、少しずつ自然と接点を持つように意識し始めたのです。
そして、今朝開催された朝ランイベントにも参加しようと決めました。朝早いけど。走れるかわからないけど。歩いちゃうかもだけど。まずは飛び込んでみなきゃ。
朝ランは、まさかの
迎えた当日。まさかの寝坊。
走り終わった皆さんがコーヒーとトーストでくつろいでいるところに滑りこみ、走ってないのに朝食をいただく自分・・・。あああ。
食い逃げ気分マックスで解散後、走る予定だった山に行ってみました。
ニセコ町の隣町、倶知安町にある旭ヶ丘公園です。小さな丘に何本かトレイルがあり、散策もできるしキャンプ場もある。冬はスキー場にもなる場所です。
まだほんのりと朝もやのかかった羊蹄山。
旭ヶ丘スキー場の中腹からは、ニセコアンヌプリがきれいに見えていました。
街からこんなに近いのに、軽く汗を流せる山道があるって素敵なこと。
旭ヶ丘の名の通り、降り注ぐ朝日がとっても気持ちいいところでした。
ひとり、てくてくと歩いていたら、カーブの先にスキー場施設が。今日、私が目的地としていた頂上の目印でした。
さんさんと注ぐ朝日の中にその姿がちょっとのぞいたとき、言いようのない高揚感が胸に沸いたのを覚えています。妙に、光があふれて見えて。
あ、いける!
ちょっとした瞬間に、目の前が拓ける。そんな気がしました。
それは登山じゃなくても、生活の中のいろいろなシーンに転がっていること。対して特別なことでもないのでしょう。
だからこそ気づいてしまったときに、ちょっとしたキッカケというのは新たな意味合いを持ちはじめます。
「やってみればいいんだって」
ああ、そのとおりだった。自分が後生大事に守っていた、守らなくていいものをひとつ手放せたように思います。
朝ランはまた来週
帰ってきてこの記事を書きながら、塩あめで塩分補給。妙なおいしさがありますよね。
やってよかったな。
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ストーリーのにじみ出た、心の奥を刺激する写真を。
旅人フォトライター& 食いしんぼうエディター
ウエミチメグミ
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