日本の低すぎる食料自給率
添乗員をやっている頃にいろんな国で食料自給率の案内を聞いてきました。
ほぼ100%の国は鼻高々で…日本は何でそんなに低いのか聞かれることもありました。
日本はどうしてこんなに自給率が低いのでしょうか?
山が多いから?
だけど国土のほとんどが山岳地帯のスイスでさえ50%です。
戦後日本の減反政策、農家の後継ぎ問題など理由はいろいろ。
世界的な危機が何かあった時に、この自給率は餓死する数字です。
「生きることは食べること」
安全な食材のためにも自給していくことは必要です。
日本の農家を守っていく必要があると思います。
食料自給率の考え方には、熱量で換算する「カロリーベース」と金額で換算する「生産額ベース」の2種類がある。
カロリーベースでは1965年には73%あったが、前述したように今や37%まで下がっている。生産額ベースの自給率も1965年には86%あったが、2020年には67.42%にまで減少している。
日本人の食料の6割以上を海外からの輸入に頼っているというのが現実だ。いわゆる「食料安全保障」と呼ばれる分野である。長い間、そのリスクが指摘されているものの、効果的な政策は出てきていない。
海外では国防も戦車やミサイルの数だけではなく、サイバーセキュリティーや食料の確保といったことに重きが置かれていると言われる。
仮に、中国とアメリカが戦争状態に陥るような地政学リスクが高まったら、日本は真っ先に食料不足とエネルギー不足に陥る可能性がある。
(下記記事の抜粋)
興味のある方は下のリンクより全文をどうぞ!
自給率が低いのに、捨てられている大量の食料「フードロス」の問題も考えていく必要があります。
作りすぎで捨てられる食物。
賞味期限が近いだけで破棄される食物。
大きさや形が規格外で捨てられている食物。
世界中には食べることが難しい人もいるのに。
日本でさえも満足に食べれない人もいるのに。
私が子供の頃は野菜や果物の種類は多くなかったし、不恰好な物も多かったけど、旬のものは今より多く出回っていた気がします。
今よりも食材に季節感がありました。
近所の農家の方がリアカーで売りに来ていた野菜が懐かしいです。
スーパーにはない新鮮な土のついた採れたての野菜…今ではもう売り歩く人もいなくなりました。
取りかえしがつかなくなる前に、日本の農家さんを守って、自給率を上げていって欲しいものです。
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