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【夫のターン】ニューノーマルな日々

アフターコロナ、ウィズコロナ・・・・・・、東京都の感染者数が上下する日々ではあるが、新しい日常が動き出している。あんなに外出を控え、人混みに向かうことに後ろめたさを感じていたぼくも、今では朝晩、満員の電車にマスクをつけて急いで乗り込む。自粛期間中の数ヶ月、スマホのパケット通信料はまったく使い切らなかったが、最近では月末にはあわや足りなくなるかも・・・という勢いで、行き帰りの通勤時に動画をヘビーに見ている。

自粛中、自粛明け直後、ぼくは「リモートワーク」に憧れていたらしいことが積ん読から見て取れた。しかし、上記のように、ニューノーマルな日々のぼくが読み返すことも、新たに読むこともなさそうな本が散見される。これから本当に必要としている人の手に届くことを願い、ブックマンションの書棚にそっと置いておくことにする。

(1)『リモートワークの達人』(早川文庫)

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アフターコロナの日本でのヒットをもくろんで、緊急文庫化された雰囲気の本だ。海外のリモートワーク事情を知りたくて、書店で手に取りレジに直行してしまった。

原書は2013年、翻訳の単行本が2014年発売なので、もう海外ではずいぶん前からリモートワークが進みつつあったということだ。中身を熟読していないが、パラパラと中身を見ると、アフターコロナの中、リモートワークが浸透しつつある日本の会社で今まさに起こっている現象、事態がおそらく余すことなく書かれている。時代、場所が変わっても、同じ状況に置かれたときに人間がぶちあたる壁や課題は同じなのだな、壮大な人類学的な気づきを目次と中身のパラパラ読みだけでも得られた気がする。ぼくは通読できなかったが、表表紙から裏表紙まで読み終えれば得られることはもっと多いと予想できる。その体験はこの本を手に取ってくださった方に託したい。

(2)『在宅HACKS!』(東洋経済)

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リモートワークに関してはもう1冊、アマゾンでポチってしまった本があった。在宅中に、在宅の効率的なノウハウを知りたくて買ってしまったものだ。アマゾンでポチるなら、いっそ電子書籍でもよかろうが、届いた後、この本のデザイン、装幀の良さにも惹かれ、やはりぼくは紙の書籍が好きなのだ、と再認識した。

本の中身は『リモートワークの達人』よりもより具体的で、実践的だ。この本を読む前に、自分ではじめたようなことも書いてあった。アロマ、AirPods Proなどおすすめの商品にはげしく同意できる点もよかった。しかし、ぼくはニューノーマルの昨今、在宅比率がやや小さくなってしまったのでもはや読み返すこともないと思われる。リモートワークを本格化するなど、この本を本当に必要としている人に、この本を譲りたい。

(3)『無駄な仕事が全部消える超効率ハック』(フォレスト出版)

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これは自粛後、通勤する日々にもやや慣れてきた頃、出勤前によった書店で前にして、思わず購入してしまった本だ。買った瞬間の心模様は思い出せないが、今改めて眺めると「いい加減な人ほど生産性up!」というオビのキャッチコピーにやられてしまったものと思われる。紹介されているハックの一つに「全部読み込む→情報を取捨選択する」というものがある。積ん読され読み切っていない本を紹介しているくらいだから、自分もそこそこのいい加減な人間になれていることに気付いた。このほかにもさまざま実践的なハックがちりばめられている本書、「いい加減」になりたいと望む人にバトンを渡すことにする。

ということで、今回は「積ん読からこんにちは」と題して、上記の3冊をご紹介しました。ご興味をお持ちになったみなさんはぜひブックマンション(来週の日曜には置きにいけそうです)、書店さんで手に取ってみてください。

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