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息子の学歴と私のコンプレックス
こんにちは、めげないやつ子です。
今日は、息子が『高校をやめる』という爆弾発言をした話からの~私のコンプレックス話です。
今は通信制高校を休学している息子。
休学理由は以前にもお伝えしているので今日は詳しくは書きませんが、ここまでの流れを簡単に言うと、、
息子は小6の夏休み明けから不登校になり、そこから3年半ほぼほぼ家から出ない生活になりました。
中3の秋頃から急に進路を考え始め、通信制高校に進学します。
それまでの学力を考えて息子と話し合い、5年で卒業できたらいいかな…っていう見通しを立てていました。
1年目は予定していた単位も取れ、自分のペースで進めていくという感覚を学んでいるようでした。
勉強や行事や人と関わるという事を少しずつ経験し、2年生の秋に一つの転機を迎えます。
コロナ禍から自覚症状のあった強迫性障害の治療を進めていく事になり、その過程で将来のやりたい事が見つかったという事で、3年生は休学する事になりました。
ちなみに、息子の “やりたい事” が何なのかは、言わないでほしいという事なので公表しておりません。
自分のアカウント(チャンネル?)で言いたいそうで、良きタイミングがあれば私のインスタライブにも出てくれるそうです(←ホンマか?)
ここまでは以前よりお伝えしていた事になります。
で、先日、息子が言いました。
息子『オレもう学校行かなくていいわ!』
私『え!?どどどうした!?』
息子『オレ、これ(将来やりたい事)で行く!』
私『ほ、ほう…』
息子『これ(やりたい事)するんだから学校に行く理由なくね?』
恐れていた事になった…
正直そう思いました。
私の本音は薄々わかってましたが、うまく気付かないフリをしていた感じです。
ハッキリ言葉で突きつけられ動揺がすごかったですし、もう『はいそうです』と、観念するしかなかったです。
私は自分では、そんなに学歴を気にしてないタイプだと思っていました。
どちらかというと、人はそんなもんでは量れないと思っていたし、息子が決めた道が息子の道だと思っていた、つもりでした。
でも違ったようです。
息子から衝撃発言が飛び出して動揺した私は自分と向き合いました。こういう時は自分の気持ちを整理するのが一番です。
何度も何度もノートに書きまくっては気付きを得て、心にグサグサ刺さる記憶が出てきました。
もうね、最近そんな事ばかりです。
一度開いた私の心のドアは開きっぱなしです。
そして自分と向き合った結果、今回の事にもたくさんの深掘り案件が隠れていました。
私は学歴コンプレックスでした。
いや、本質的には学歴というより
『何者であるか』という事。
私には何もない…
それが怖くて怖くて、特別であるように見せたくて必死だったのだと気付きました。
仕事ができるアピールをしたり
資格を取ったり
フォロワーの数=自分の価値だと思って増やそうとしました
何もない自分では力がないため、頼りは息子になりました。もちろん私を特別にしてもらうため…って事ですね…。
息子が不登校の状態から通信制高校に進学してくれたから偉そうに語れる。
そんな思いが心のどこかにあったのかもしれません。
その思いは潜在意識に隠れたままインスタやnoteでは、同じ不登校の母達に向けて発信してきました。
今回の気付きで、私は自分がとても恥ずかしいです。
そういう私の心の貧しさや自己顕示欲も、息子に言い当てられたようだなと感じました。
『お母さん、発信してる事と心の中が違うぜ!』と言われたような気持ちです。
これでは、息子を条件付きで認めていた頃と何も変わりません。
なぜコンプレックスがあったかというと、若い頃の人間関係、そこから遡ってさらに母との事にも紐付いていました。
『これ(やりたい事)をしていくから、もう学校の勉強をする理由がない』
そう言われた時に、何と返せばいいか私は言葉に詰まりました。
なぜなら、すぐ口から出そうになった言葉には私の過去の思いや、当時 言えなかった言葉やコンプレックスなどのモヤモヤが潜んでいたからです。
学校に行かないと…
どうなるというのか…
それは私の人生で感じた不安でしかないんです。
息子は今、私の知らない時代を生きているので、35年も前の不安を語る事は的外れです。
この不安は “私の” です。
息子には言ってはいけないと思いました。
ただ、応援の気持ちと現実的なメリットとデメリットやリスクの話はしたいと思いました。
でもすぐには私の結論は出ません。結論というか、シンプルにそれだけを伝えられる自信がまだありません。
『まだ学校に伝える時期ではないから また改めて話そう』と伝えました。
そして『お母さんのエゴも出そうだから今話さない方がいい気もするし』とも伝えました
息子の進みたい道が私の望む形じゃなくても、それがどれだけ不安な事でも、息子の決めた道は輝いています。
それをどう受け入れて現実的な話ができるのか親としての在り方を問われた出来事でした。
息子の強迫性障害の治療について経過報告になりますが、かなり改善しています。
主治医からも改善傾向にあるとの事でした。
いやぁ~嬉しい(泣)
薬の効果もありますが、息子がよくやっている自分との対話も成長の機会になっているようです。
やはり本人が治療に前のめりである事は重要だなと感じます。
息子は自分でも『オレ成長したわ…』と、しみじみつぶやきます。
ちなみに、最近頼りになり始めた(笑)夫にも、息子が中卒になるかも案件を相談したところ、
『いいんじゃない?』だそうです。
その自分のやりたい事が息子に合ってるなら、それで何も問題ないと思う
とのこと。
世間体とか気にならない?
○○さんの息子さんって中卒なんですねぇぇ~(半笑)って言われたら嫌じゃない?
と聞いてみたら、
そんなの『だから何?』って思うわ。
批判されたら『ハ?何言ってんの?バカなんじゃない!』って思うし、そんなん何も気にならんけど。
だってさ。
驚き!!
こんな頼もしい事を言う人だったっけ?
ずっと子育てに無関心だったのに、こんな良いこと言えるなら18年前から発揮せんかい!!
という事で、
息子が高校をやめるかの結論はもう少し先になると思いますが、家族でコミュニケーションを取りつつやっていこうと思います。
今回の内容は、今年の8月の出来事を書いたものです。なので現在はこの話題はあまり家では出てきません。
私自身も自分と向き合う時間をたくさん作って、色んな気付きがありました。
学歴を気にしている…なんて、表面的な事で人を評価しているようで人間として浅いなぁと自分でも思うし、自分の本音を知って驚きもしました。
私のそういうところが皆さんにバレてしまうのはとても怖くもあります。
でもだからこそ、今回の事を隠さず伝えようと思いました。
これが本音を伝えるという事、私の心と言葉が繋がっているという事かなと思ったからです。
\自分が本当に大切だと思う事を伝えたい/
それが今の私の答えです。
今回の事で、人生を振り返るとやり残した課題がまだまだたくさんあるなぁと思い知らされました。
一つ一つ向き合っていこうと思います。
こんな感じで迷いながら葛藤しながらの私ですが、気付きや体験をシェアする事で皆さんにもヒントになるような投稿を続けていこうと思いますので、
お付き合いいただける方は よかったらまた読みにきて下さい。
それではまた。
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