赤色3号について。その②。

今朝は小雨が降っていましたが、
すぐに晴れてやや暖かく感じます。

今日は大寒(暦の上では1年で最も寒い頃とされる時期)ですが、
気温はこの時期としては高く、3月並みの暖かさの日となる模様。
最高気温は、九州から関東で13℃前後の日が続くようです。

暖かいのはいいんですが、
花粉も早めに飛び始めているようです。

先週に引き続き赤色3号です。

国内でも話題になっているようです。

伊東良孝消費者担当相は17日、閣議後の記者会見で、動物実験により発がん性の懸念があるとして米国で使用が禁止される合成着色料「赤色3号」について、「日本では人の健康を損なう恐れのない添加物として指定され、使用が認められている」と述べ、安全性を強調した。
(共同通信より)

赤色3号は、
昭和23年(70年以上前)から食品添加物として指定されています。
当時と今とでは、
まったく状況が違うと思うんですけどね。

〇〇TVの社長と同じく、
最初に強い否定から入ると、
あとでややこしくなりそうです


4. 他の国と比べて米国はどのような位置にいるのか?
赤色3号やその他の合成染料に関する規制は、米国と他の国とで大きく異なります。多くの国では、食品添加物に対してより厳しいアプローチを採用しています欧州連合は予防原則に基づき決定的な証拠を待たずに有害な化学物質を排除し、ほとんどの食品で赤色3号の使用を禁止しています。日本とノルウェーも赤色3号のような合成着色料を禁止または厳しく制限しています。米国では、明らかな害の証拠がない限り、食品添加物の使用は通常許可されているが、ポメランツ氏はこの政策は食品業界にあまりにも大きな自由を与えていると指摘する。

EUは、「予防原則」に基づいて、
疑わしいときは規制するとのこと。

記事では日本も厳しく制限とありますが、
他の国と混同しているのでしょうか。

日本では「推定無罪」のスタンスです。
(献金とか天下りとか関係あったりなかったりして・・・・)

5. 禁止措置が実施されるまで、赤色 3 号を避けるにはどうすればよいですか?
FDAの禁止令により、企業には2027年1月までに食品から赤色3号を除去するよう命じられ、2028年1月までに摂取する医薬品から赤色3号を除去するよう命じられている。それまでの間、消費者は同染料を避けるための積極的な措置を講じる必要がある。成分表示ラベルに赤色3号がないか確認してください。赤色3号は「FD&C 赤色3号」または「エリスロシン」として表示されている場合があります。ラベルをよく読むことが、これを避ける最善の方法です。健康志向のブランドは、鮮やかな色を再現するために、ビートジュース、ターメリック、パプリカエキスなどの天然の代替品に目を向けています。合成染料を避けるには、「染料不使用」または「天然色素使用」と書かれたラベルを探してください。EWG は、消費者が合成添加物を含む製品を識別するのに役立つデータベースも提供しています。FDA の決定により食品の安全性は向上するはずですが、移行には時間がかかります。それまでは、赤色 3 号を避ける最善の方法は、情報を入手し、ラベルを読むことです。

日本でも、
「医薬品等に使用することができるタール色素を定める省令
(昭和41年)」によって、
医薬品に赤色3号はじめ黄、緑、青の色素が使用可となっています。

ググってみると、割と使用されてますね。
薬の場合、
お菓子みたいに、
消費者が手に取りやすい(売れやすい)ように、
という配慮は不要だと思うんですけど、
何故に色素が必要?

変わりの天然色素としては、
ビートレッド(赤色)
アナトー(黄色~オレンジ色)
クチナシ(黄色)
スピルリナ(青色)
なんかがあるようです。

コチニール色素(カイガラムシ)も有名ですが、
アレルギーがある方は要注意です。

6. 私の食べ物にはまだどんな合成着色料が含まれていますか?
FDAによる赤色3号の禁止は前進だが、赤色40号、黄色5号、青色1号などの他の合成着色料は依然として米国の食品に広く使用されている。
赤色40号は米国で最も一般的な食品着色料の一つです。現在でも使用が認められていますが、マウスの健康に問題を引き起こすことが指摘されています。12月8日の米国上院公聴会で、FDAの人間向け食品プログラムの副長官ジム・ジョーンズ氏は、FDAが赤色40号の使用を調査してから10年が経過していると述べた。議員らは、他の国では禁止されているのに、なぜ国内では未だにこの染料が食品供給に使用されているのか疑問視した。
「米国と欧州の最大の違いは、米国では化学物質の市販後調査を20年以上も行っていることだ」とジョーンズ氏は述べた。「FDAでは市販後調査を行う権限はあるものの、実施を義務付ける法律はない」。さらに、FDAは市販後評価を実施する予定だと付け加えた。今のところ、赤色40号やその他の染料は入手可能であり、消費者はラベルを読んで十分な情報を得た上で選択することになる。クリーンなラベルや天然の代替品を求める動きが高まっていますが、合成染料に関する議論は決着にはほど遠い状態です。レファーツ氏は、FDAの決定を重要な勝利と呼んだが、その遅れを批判した。「FDAにはもっと早く行動してほしい。私たちの食品供給には、まだ有害な化学物質が多すぎる。」

他にもいろいろタール色素は使用されていますが、
気になる方はラベルをみて購入するか考えるしかないですね。

私なんかはこれまで、
散々摂取してきたと思うので今更なんですけど、
少子高齢化の時代ですし、
子供には避けれるなら避けてあげたいなあ、
と思います(人体への影響が疑わしいなら)。

7. この禁止措置は食品価格に影響しますか?
食品価格がすでに高騰している中、FDA による赤色 3 号の禁止は、メーカーが製品を再配合する際に影響を及ぼす可能性があります。合成染料を天然代替品に置き換えると、調達と処理の課題により追加コストが発生する可能性があります。企業は、新しい配合が品質と外観の基準を満たすようにするために、研究開発費の増加に直面する可能性もあります。
これらのコストは、特にキャンディーやスナック菓子など鮮やかな色を多用する製品では、消費者に転嫁される可能性が高い。多くのブランドが消費者の需要に応えてすでに天然染料へと移行しているが、この移行により一時的に価格が上昇する可能性がある。プラス面としては、カリフォルニア州の費用便益分析によると、長期的には医療費も削減される可能性があることが示唆されている。「良いニュースとしては、多くの企業がすでに、合成染料が禁止されているEUなどの地域で販売するために、赤色3号を含まないバージョンを製造しているということです」とEWGのメラニー・ベネシュ氏は大紀元にメールで語った。「米国向けに製造しているバージョンを、すでに他の国向けに製造しているバージョンに切り替えるだけで済むでしょう。」

企業も大変でしょうけど、
海外輸出も視野に入れるなら、
対応していかないといけなくなっているようです。


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