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草津旅。 |温泉とおいしいもの、それだけあればいい。

温泉と、おいしいもの。

人生、それだけあればいい。



7月半ばの土日、1泊2日で草津を訪れました。

草津は湯畑周辺に見所が集まっており、のんびり散歩をしながら、おいしいものを食べたり足湯に入ったりできる素敵な場所でした。





ほんのりと硫黄の香りが漂い、昔ながらの家屋が立ち並ぶ。そんな温泉街の雰囲気が好きです。

浴衣を着て街歩きをしている人も多く、みんな穏やかな表情をしていました。草津を流れる時間は、どこかゆったりしているように感じました。






温泉たまご、温泉まんじゅう、焼き鳥、肉まん、プリン——。

草津に滞在している間、常に何かを食べていたといっても過言ではないくらい、食べ歩きの楽しい街でした。


特においしかったのは、「湯あがり かりんと」さんの肉まん

ふっくらした生地がとにかくおいしくて、中の餡のうまみを引き立ててくれていました。もう一度食べたい……!






西の河原公園には温泉の湧き出る源泉があり、通常の公園であれば川が流れているような感じで、温泉が流れていました。

そのため公園全体が足湯スポットのようになっていて、街と温泉が一体になっている光景がとても良かったです。

もちろん天然温泉も最高。温泉っていいな、と改めて思いました。





滞在中、草津ホテルに併設されている片岡鶴太郎美術館を見学しました。

毎日17時に寝て23時に起きることで有名(?)な鶴太郎さん。

これまで俳優としてご活躍されている一面しか存じ上げませんでしたが、今回の滞在で芸術家としての側面も知り、作品制作にかける直向きな姿勢に感銘を受けました。

鶴太郎さんの作品は、どれも素朴でありながら生命力を備えていて、鑑賞者に鶴太郎さんのお声で何か語りかけてくるような、そんなパワーを感じました。




草津は標高1,200mにあるため、夏は東京よりも涼しく快適に過ごせます。

特に夜は本当に過ごしやすく、ライトアップされた湯畑周辺や西の河原公園を、湯上がりの熱った身体で夜風にあたりながら散歩するのが、幸せでした。







草津を訪れたら絶対に体験したいと思っていたのが、江戸時代から続く伝統、湯もみ

草津の源泉は約50℃近い熱湯ですが、水を加えて冷ましては、せっかくの温泉の効能が薄れてしまいます。

そのため、大きな木の板で温泉の湯を揉み、入浴可能な温度まで下げる「湯もみ」の伝統が考案されたそうです。

湯もみはお湯の温度を下げるだけではなく、お湯の肌触りを柔らかくしたり、入浴前の準備運動にもなったりと、草津の温泉の魅力を最大限に引き上げてくれます。


湯もみの公演を見学できるのが、湯畑のすぐ近くにある「熱乃湯」さん。

初めはゆったりとした節に乗せて優しくお湯をかき混ぜていた女性たちが、終盤にかけて一気にヒートアップし、最後は背丈以上の水飛沫を上げる大迫力の公演でした。

伝統とエンターテインメントがうまく融合していて、素晴らしい文化だなと思いました。






そしてそして、私自身も湯もみを実際に体験することができました!

やってみて初めて分かりましたが、この湯もみ、かなりの重労働です。

しっかりと腰を落としてお湯を揉む必要があり、本格的なスクワットでした。

努力はしてみたものの、前日の湯もみ公演で見たような高い水飛沫は、どう頑張っても上げられませんでした。湯もみお姉さんたちの底力を思い知りました……!





温泉とおいしいものが揃う、草津。

都内からのアクセスも比較的よく、高速バスや電車で、気軽に足を運ぶことができます。

猛暑が続く夏の息継ぎ、疲れた身体を労る素敵な旅になりました。



最後に、草津で食べたおいしいものたちの写真で締めようと思います。ありがとうございました!


いいやま亭の五目釜飯。


宿泊した湯畑草庵の朝食。


湯畑から少し足を伸ばして、カフェ花栞さんへ。


クリームソーダ〈夜空〉とチーズケーキ。


看板犬のアートくんがお出迎え。



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