絶対に面白い化学入門世界史は化学でできている
キーとなる言葉解説:
特になし。
言葉ではないけれど、古代ギリシアの原子論から、真空の発見(1643年)までが隣り合ってる。ページにすると数ページ。年代で表すと1000年以上、何も学術的な進展がない(少なくともこの本にはない)。
確か農業的な進歩はあるけれど、科学者の発見じゃないハズ。
夫の発言が心に残る
「キリスト教がヨーロッパを束縛しなければ、科学(きっとコッチの漢字が適当だと思う)はもっと早く進化したのに。。。」
この期間をどう思うかは、その人次第。
本の要点:
世界史を主軸とした化学の発展。染料、酒、ガラス、土器、鉄、ペットボトル(石油製品)、医学などなど多岐。化学を何も知らない人も、馴染んだ人もさらっと読める。
ターゲットとしてる人達:
。。。誰だ????
歴史好きには、推し不在。化学としてはサラりとしすぎ。
学生さん向けかな?
心に刺さった内容:
染料、医療の分野が密接に絡み付いていた。染料メーカーは競合が多すぎて医療品に活路を求め、世界大戦で特需的な流れ。
またフィラリア治療薬作ろうとして化学染料作って、天然染料の畑を廃業に追いやるとか。
シルクロードで有名なムラサキガイは、染料確保の乱獲で絶滅してるらしい。つまり今の生態系は乱獲が繰り返されて、生き残った動植物が作り出してるわけね。と、ぼんやり感じられる。
2021/8月ごろ