特別支援学校からの発信「便利グッズまとめ紹介③ 身体・運動・手指操作・感覚刺激編」
便利グッズまとめ紹介、怒涛の文房具編が終わりました。
今回は身体・運動編ということで、姿勢をサポートしてくれるグッズや、感覚刺激グッズ、運動、手指操作に関連するグッズを中心に紹介していきたいと思います。
DCD(発達性協調運動障害)もそうですが、不器用さ、目と手の協応や同時に複数の動きをすること、動きを真似することなどの苦手さから、書字や作図、工作、運動などに苦手意識のある…というか、体育や図工・美術、音楽が嫌いな子はたくさんいます。
(画像はTEENSより)
体育なんかはドッヂボールで当てられたり、跳び箱にぶつかったりといった恐怖心が、参加したくないに繋がりかねません。「できない」は「やりたくない」「キライ」に繋がります。
「みんなと同じじゃないとイヤ」という子どもの気持ちを受け止めながら、便利なグッズを使って「できた」「できる」を体験していってくれたらなぁ…というか、自分に合った便利グッズを使うのが当たり前になればなぁと思います。
では、紹介すたーと!
【姿勢保持】
(画像はLITALICO発達ナビより)
DCD(発達性協調運動障がい)や、低緊張や体幹の弱さから、座る姿勢を維持するのが難しいことがあります。
まずイスは足裏全体が床につく高さにしましょう。足置き台も役立ちます。
(画像はnorokkaより)
足裏がぴったり床につき、股関節と膝がそれぞれ90度の直角になるのがいい姿勢です。
机は肘を曲げて腕を少し前に出したときの肘の高さがいいそうです。
(画像はやまな接骨院より)
イスの座面にすべり止めなどをつけることでお尻が前にズレるのを防いでくれます。行儀が悪いと言われてしまうのですが、まずは机に肘を置いて腕でも身体を支えるのもひとつです。
(画像はみんなの整骨院より)
イスの後ろ脚の下にタオルなどを置いて斜めにする方法もあります。
(画像はためカモより)
バランスボールをイスがわりにすると体幹のトレーニングになります。
(画像はPR TIMESより)
またADHDの多動性があると、何かをしていないと落ち着かない特性からイスを揺らしたり、立ち歩いたりしてしまうこともあります。こんな場合にもバランスボールや不安定なイスはいい刺激となります。
それ以外にも足で踏むゴムやニギニギするボールなど刺激を与えてくれるグッズや、プリントを配布したり課題を回収する係を任せる、授業の途中で背中を伸ばしたりお互いのプリントを見合ったりなど動いていい場面を設定するのも1つです。
(画像はAmazon.co.jpより)
イス
正しい姿勢になるイス
1.BALANCE LAB「バランスチェア イージー」
膝をクッションに置くことで自然と正しい姿勢で座れるイスです。
(画像はAmazon.co.jpより)
2.宮武製作所「プロポーションチェア Keepy」
お尻、すね、足裏の3点で身体を支えることで他正しい姿勢をキープできるイスです。
(画像はAmazon.co.jpより)
3.宮武製作所「プロポーションチェア キッズ」
(画像はAmazon.co.jpより)
不安定なイス
背もたれにもたれるのではなく、不安定なことで逆に背中が伸び姿勢が良くなります。
座りながら動くことができるので多動性を解消するのにも最適です。
1.バランスボディ研究所「グラッチェア」
バランスボールのように動きながら、高さも調整しながら正しい姿勢で触れて体感を鍛えられるイスです。
(画像はAmazon.co.jpより)
2.パシフィックサプライ「フラチェアー」
正しい姿勢をとることや、多動性の発散に効果的なバランスチェアです。
(画像はサイフクオンラインより)
3.スパイス「ジェリーフィッシュチェア」
クラゲみたいな形をしたバランスボール入りのイスです。
(画像は楽天市場より)
足裏が真っ直ぐつくイス
1.ストッケ「トリップトラップ」
座板と足のせ板の高さを調整できるので、成長に合わせて足裏をつける正しい姿勢がとれるイスです。
(画像はAmazon.co.jpより)
2.横山工房「イーチェアー」
就学前の子どもを対象に椅子に座る練習をする療育いすです。座面と足置きの高さを調整できます。サイドガードとミニ天板もついています。
(画像は横山工房より)
開閉できるパーテーション付きの机とイスがセットになった「イーチェスク」もあります。
(画像は横山工房より)
イス脚カバー
1.カーボーイ「豆いすボール」
よくイスの安定やイスを引いたときの音軽減のために学校でイスの脚に古くなったテニスボールをつけていますよね。
(画像はイスが静かに.comより)
豆イスボールはそんなイスのガタガタを防いでくれますし、テニスボールよりも頑丈で長持ちします。
(画像はRoomClipより)
2.和気産業「イス脚フィット」
学校用のイスにも使えるゴム製のイス脚カバーです。
(画像はイスが静かに.comより)
姿勢保持サポートアイテム
座面クッションなど
1.tobiraco「ザフ システム スクール」
tobiracoさんではデモ機の貸し出しもされているそうです。
(画像はtobiracoより)
付属の外転防止パッドもあります。
2.MTG「Style Kids」
座るときに正しい姿勢をサポートしてくれます。
(画像はMTGより)
3.ピーエーエス「p!nto kids」
無理なく正しい姿勢へと体を誘導してくれる座面クッションです。
(画像はサイフクオンラインより)
いざという時に防災頭巾になるタイプ「p!nto school」もあります。
(画像は楽天市場より)
4.丸菱工業「カガック」
座面の傾斜により背筋が伸び、正しい姿勢が維持できるクッションです。
(画像はサイフクオンラインより)
5.ギムニク「ムービング・クッション ジュニア」
(画像はAmazon.co.jpより)
6.ソニック「リビガク まっすぐ姿勢ですくすくッション」
(画像はAmazon.co.jpより)
7.パシフィックサプライ「ハートリーフクッション」
(画像は楽天市場より)
8.フェリシモ「3点で姿勢を支える! 両面すべり止めクッション&足もとマット」
(画像はフェリシモより)
滑り止め
イスの座面でお尻が前にズレていくのを止めてくれ、姿勢維持のサポートになります。
1.ゴムQ「Qチェアマット」
イスの座面に置くすべり止めのマットです。
(画像はサイフクオンラインより)
2.「椅子ずれ防止シート4枚セット」
(画像はインクルムより)
3.パシフィックサプライ「すべり止めシートシート」
イスの座面サイズなどに合わせてカットできるすべり止めシートです。座面以外にもいろいろと活用できます。
(画像はパシフィックサプライより)
足置き台
座る姿勢を維持するためには、足の裏が真っ直ぐ着いていないといけません。足置き台は机やイスの高さが調整できないときにそれをサポートしてくれます。
勤務先でも足型のマークをつけて自作していました。
(画像はchakilogより)
1.吉澤「ピアノ補助台AX-RH」
高さを6段階で調整できる足置き台です。
(画像はAmazon.co.jpより)
2.サンワサプライ「MR-FR3 エルゴノミクスフットレスト」
高さだけでなく角度を調整して斜め向きにもできる足置き台です。
(画像はAmazon.co.jpより)
3.一歩「足置き台6枚1セット」
EVAスポンジ製で磁石付き6枚1セットの足置き台です。
(画像は楽天市場より)
4.「ビジーレッグ」
落ち着いて座っているのが苦手な子向けのアイテムです。音を立てずに足を前後左右に動かすことができます。
(画像はサイフクオンラインより)
その他
1.tobiraco「「すわりかた」と「もちかた」お手本マット」
マットのイラストを意識するだけで正しい鉛筆のもちかたと座り方、姿勢が身につくマットです。
(画像はtobiracoより)
2.センサリーツール研究所「ふみおくん」
椅子の左右の脚にシリコン製のふみおくんを渡し、そこに足をのせ踏んだり、足首を絡ませたりして心地よい刺激を得ることができるアイテムです。
じっと座っていられずに立ち歩いたり、椅子をガタガタさせたり、姿勢を保てずに椅子からずり落ちそうになる子にとって良い感覚刺激になって落ち着いて座れるかもしれません。
(画像はtobiracoより)
3.tobiraco「3キロの安心ひざかけ」
長時間座っているのが苦痛な子のなかには、脚がむずむずしたり、体がそわそわしたりするために
落ち着かなくなる子がいます。3キロの安心ひざかけは、むずむず、そわそわの感覚を重さで抑えてくれるひざかけです。
(画像はtobiracoより)
【感覚刺激グッズ】
イスを揺らしてしまう子の中には、じっとしてるのが苦手だったり、感覚刺激がほしくて動いてしまう子もいます。「我慢しなさい!」だけでどうにかなるものではありません。
「ふみおくん」なんかもそうですが、別の感覚刺激に置き換えることで、イスのガタゴトは落ち着くかもしれません。
(画像はtobiracoより)
まぁ子どもたちが夢中になれる教材や授業をこちらが用意できるにこしたことはないんですが…。
またイライラしたときの発散に活用できるものもありますよ。
本人が「これいいな」と思うものを選ぶのが一番ですので、よければいろいろと試してみてください。僕も勤務先にいろいろと置いています。
握るアイテム
いろんな素材や硬さのアイテムがあるので、いろいろ試してお好みのものをどうぞ。
1.FINE REVO「ストレスリリーサー」
柔らかく握っても壊れないので、壊してしまう心配なしに何度もニギニギ、暇なときにニギニギ、落ち着かないときにニギニギ、イライラしたときに全力でニギニギできます。ストレス解消にも。か
もちっとした食感と握ると反発する硬さがクセになります。
(画像はHugKumより)
2.「スクイーズボール」
柔らかく、押したり、握ったり、引っ張ったりして伸び縮みするボール。ストレス解消グッズとして人気のアイテムです。
(画像はAmazon.co.jpより)
ボール型だけでなく、いろんな種類があります。
3.「ソフトウォーリーストーン」
(画像はAmazon.co.jpより)
4.「握力ボール」
握力を鍛えるグッズですが、トレーニングだけでなくストレス解消にもなります。硬めの感触が好きな子に。
5.「ストレッチボール」
トゲトゲのボールで、適度な硬さがあります。
6.「クッシュボール」
糸状のゴムが束ねられてウニのようなボールになったアイテムです。
(画像はAmazon.co.jpより)
7.「メッシュストレスリリーフボール」
網の中に鉄球が入ったアイテムです。
(画像はDHgateより)
プチプチするアイテム
プチプチを指先で押したり潰したりする感覚ってクセになりますよね。
1.「プッシュポップ」
まるを「ポコン」と押して遊ぶシリコン製のプッシュポップ。いろいろな形があります。
プラスチックボートについた「ディンプルポップ」もあります。
(画像はAmazon.co.jpより)
2.バンダイ「∞プチプチAIR」
梱包材のプチプチを無限にプチプチできるアレです。
(画像はAmazon.co.jpより)
類似品もあります。
3.バンダイ「∞エダマメ」
(画像はバンダイより)
類似品もあります。
触って動かして遊ぶアイテム
授業中にガチャガチャ音がするものはちょっと…かもしれませんが笑。
1.「ポップチューブ」
伸ばして縮めて、曲げて、繋げて遊べます。伸び縮みするときに音が鳴るのもいいですね。
(画像はAmazon.co.jpより)
2.「ハンドスピナー」
一時期ブームになった周り続けるアレです。いろいろな種類がありますよ。
(画像はブロスより)
3.「フィジットキューブ」
それぞれの面に いろいろなギミックが仕掛けられておりますので数種類の手遊び・指遊びができる、手持ち無沙汰なときにイジったり、ストレス解消になるアイテムです。
(画像は楽天市場より)
コントローラー型など類似品もあります。
4.「インフィニティキューブ」
パズルのようにずっと変形し続けられるアイテムです。
類似品もたくさんあります。
5.「フィジットワーム」
押して引っ張って、メッシュ状でいろんな形に変形するアイテムです。
6.「タングルセラピー」
ウネウネと変形させて遊べるアイテムです。
(画像は百町森より)
噛んで発散するアイテム
1.ゴムQ「Qキャップつき鉛筆」
噛むためのキャップ付き鉛筆です。感覚刺激やストレスから鉛筆を噛んでしまう子のためのアイテムです。
(画像はAmazon.co.jpより)
2.WALKS JAPAN「噛み噛みネックレス」
(画像はAmazon.co.jpより)
3.Nearbyme「噛むブレスレット」
(画像はAmazon.co.jpより)
4.「歯固めグッズ」
(画像はAmazon.co.jpより)
その他
1.「オイルモーション(オイル砂時計)」
なぜか不思議と眺めてしまいます。
(画像は楽天市場より)
いろんな種類があります。
2.「USELESS BOX」
役に立たないボックス、スイッチを押してみればその意味がわかります。職場の同僚の先生が持っていて子どもたちがハマっていました。
(画像はAmazon.co.jpより)
3.「3Dピンアート」
鍵のようなピンの刺激がクセになります。
(画像はYahoo!ショッピングより)
4.「トワールキネティック」
モノの名前がわからないのですが…触ってズラして動かすアイテムです。
(画像はAmazon.co.jpより)
【運動・体育】
バランス感覚
運動が苦手の背景には体幹やバランス感覚の弱さがあることが多いです。遊びながらトレーニングできればいいですね。
1.「トランポリン」
感覚統合などでもよく紹介されるトランポリン。勤務先の学校でも、わが家でも活躍中です。イスのところでも紹介しましたね。
2.「バランスボール」
バランスと言えばバランスボールみたいな超メジャー商品ですね。
(画像はへやスポnaviより)
バランストレーニング目的で使用するなら、ボール型は体幹やバランス感覚が十分でないうちは転倒してしまう危険性が大きいので、安定感のあるピーナッツ型がおすすめです。
(画像はほめてこより)
トランポリンの上でピーナッツ型バランスボールに乗る「バルンポリン」もあります。気になる方は発達障害臨床研究会のホームページから。
(画像は発達障害臨床研究会より)
安定するドーナツ型もあります。
(画像はエレコムより)
3.「バランスディスク/バランスクッション」
バランスボールほど場所を取らず、上に乗ってバランストレーニングになります。イスの座面に敷いても体幹トレーニングになりますよ。
大きさやカタチ、色など種類もいろいろです。
(画像はマイベストより)
4.アーテック「ソフトホッピング」
足腰の筋肉やバランス感覚、体幹を鍛えるのにピッタリ。竹馬式のホッピングの前段階としても。
(画像はtobiracoより)
5.アーテック「ソフトぽっくりぞうさん」
土踏まずの形成やバランス感覚のトレーニングにも。
(画像はtobiracoより)
6.FCE「ボディーバ」
独特のグラグラ感があるマットで上に乗ってバランストレーニングに。さらにこの上で跳ぶと不思議な浮遊感があるそうです。
(画像はJAKCより)
7.ビリボ「ビリボ」
イスのような不思議なカタチをしたアイテムで、乗ったり、触ったり、回ったり使い方はいろいろです。
(画像は楽天市場より)
8.symarket「ボディソックス」
伸縮性の高い布で全身を覆うことで、バランス感覚のトレーニングやクールダウンになるそうです。
(画像はAmazon.co.jpより)
9.一歩社「ソフトバランサー」
(画像は百町森より)
10.一歩社「デコボコバランス平均台」
階段タイプ・竹ふみタイプ・平面タイプなどがあるバランス平均台です。ストレート・ジグザグ・六角など自由にコースを組めます。
(画像は楽天市場より)
11.一歩社「とびとびバランス」
六角形のスポンジの飛び石セットです。自由に配置して、色ごとや前後左右に渡ったりジャンプしたりしてバランス感覚のトレーニングになります。
(画像は百町森より)
別の形をした類似品もあります。
ボール
(画像は児童発達支援リンクより)
ボール運動が苦手やドッヂボールで当てられたのがトラウマで…という子も多いはず。
柔らかいボールでその子に合った取り組みからスタートするのがいいと思います。
目と手の協応や両眼を使った立体視が苦手な場合は、ビジョントレーニングが有効かもしれません。
ボール関係のいろいろなグッズ紹介していきますね。
当たっても痛くないボール
当たって痛くないボールだと、恐怖心なしで遊べますよね。
1.トーエイライト「ソフトフォームボール」
手で押してつぶせるくらい柔らかいボールです。
(画像はトーエイライトより)
2.サクライ貿易「やわらかKIDSボール」
ふわふわ柔らか素材のボールです。
(画像はAmazon.co.jpより)
3.エバニュー「ソフトサッカーボールPU20」
ポリウレタン素材で、文字通り当たっても痛くないサッカーボールです。思い切ってシュートできます。
(画像はASKULより)
投げる練習
投げる…簡単なようで具体的にどうすればいいのかを教えるのってなかなか難しいですよね。
身体の発達段階もありますので、先に先に進んで教えすぎないようにというのも大切です。
(画像は日本スポーツ協会より)
ここでは投げる感覚を練習できるグッズを紹介していきますが、タオルの片側を二重固結びしたものを振るなんていうのも投げる感覚の練習になります。
(画像は講談社コクリコより)
1.トーエイライト「フォームロケット」
ロケットを投げることで投擲フォームの練習になります。柔らかいスポンジ素材なので当たっても痛くありません。
(画像はAmazon.co.jpより)
2.トーエイライト「PUロケットTL1」
こちらも投げる練習用です。勢いよく投げるとピーっと音が鳴ります。
(画像はトーエイライトより)
蹴る練習
1.ミズノ「キックルパッド」
円柱型で滑りやすい素材でできているので蹴ってホッケーのようにすべらせて遊ぶことで、蹴る感覚を練習できます。
(画像はAmazon.co.jpより)
バッティング
1.「ティーバッティング」
飛んできたボールやトスされたボールをバットで打つのってかなり難しい…でも素振りだけ練習ではモチベーション上がらないですよね。
最近はティーバッティングをつかったティーボールなる球技もあるそうです。
ティーバッティングだとボールを打つ難易度が下がり、打つ楽しさを実感しやすくなります。支援学校の体育で大量の自作のティーバッティングでひたすらバッティングで打って打って打ちまくって笑顔になった子どもたちを思い出します。
(画像はNHK for Schoolより)
縄跳び
(画像はLITALICO発達ナビより)
縄跳びが苦手…腕ではなく手首で回す感覚が難しかったり、そもそも腕と脚とで別々の動きをするのって大変ですよね。それぞれの動きごとに練習してみてもいいかもしれません。
回す感覚をつけるために、フラフープやタオルを使うこともあります。
(画像はミックスじゅーちゅより)
(画像はLITALICO発達ナビより)
縄跳びの持ち手部分から水道ホースをつけたり、新聞紙を巻いたりといった方法もあります。なわを回す感覚がわかりやすくなります(跳べるようになると軽いなわの方が跳びやすくなります)。
(画像はまいどなニュースより)
(画像は基本広く浅く【育児の小ネタ箱】より)
(画像はパワーハウス赤穂 スタッフブログより)
縄跳びの真ん中に新聞紙やホースをつけて重たくし、回すときの遠心力を強くする方法もあります。適度な重さがあると回す感覚がわかりやすくなります。
(画像は発達支援クラスじゃんぷ!より)
跳ぶ方は、マンホールくらいのサイズで同じ場所でジャンプし続けられるように練習してみましょう。
(画像はPARCより)
飛ぶ感覚やタイミングを練習する
1.鉄人倶楽部「エアーナワトビ」
紐が繋がっていない縄跳びです。縄跳びは腕ではなく手首を回すのですが、その感覚を練習するのにピッタリのアイテムです。
跳びながら回すのはハードルが高いので、まずは跳ぶと回すと別々に練習をスタートするときにいいですね。
(画像はAmazon.co.jpより)
2.クツワ「STAD なわとび フィットロープ」
手にフィットするやわらかグリップと、ロープ保護と遠心力を強める働きのあるプロテクター付きが特徴の縄跳びです。
(画像は楽天市場より)
3.FEELCAT「ピーズロープ」
ナイロンの紐に柔らかいPVCビーズがついた縄跳びです。ビーズのお陰で絡まったりクセがついたりせず、当たっても痛くなく、地面に当たったときの音で跳ぶタイミングがわかります。
(画像はAmazon.co.jpより)
4.デビカ「俊足なわとび」
風切り音が大きく飛ぶタイミングを聞いて意識しやすい縄跳びです。
(画像はAmazon.co.jpより)
少し跳べるようになったら
1.アシックス「クリアートビナワ ジュニア」
こちらは10回以上跳べる子がより多くの回数や二重跳びにチャレンジする向けの縄跳びです。スポーツメーカーだけあって軽くて跳びやすいそうです。
(画像はウシダスポーツより)
2.TOSSオリジナル教材「とびなわキング」
長いロンググリップで遠心力がつきやすい、二重とびや交差とび向きの縄跳びです。
(画像はAmazon.co.jpより)
跳び箱
跳び箱もステップを分けて練習するのがおすすめです。
腕の力が必要なので、床に四つ這いになって手をついたままジャンプしたり、机に手を置いてジャンプしたり腕で支えるトレーニングをしましょう。まずは低くてもいいので、両足同じ高さでジャンプを意識します。
手押し車もいいトレーニングになります。
(画像は四谷学院より)
手をついて安定して跳べるようになってきたら、跳び箱の前から手をついてジャンプしてまたがる練習にうつります。慣れれば助走する距離を長くしていきます。
(画像は四谷学院より)
手をつく位置や踏切位置に手形や足形などの印をつけるとわかりやすくなります。
(画像は埼玉エリア「児童発達支援・グローバルキッズパーク幸手店」のブログより)
当たっても痛くない跳び箱
跳び箱にぶつかるのが怖い子も安心してチャレンジできる、あたっても痛くない跳び箱です。
基本的に学校や体操教室向けのものなのでお値段はお高いです。
レンタルできるところありました。
1.ngc SPORTS「痛くないとび箱」
(画像はngc SPORTSより)
2.トーエイライト「ソフト跳び箱3段」
(画像はAmazon.co.jpより)
3.WATANABE MAT「ニューセフティー跳び箱」
(画像はスポーツ1直線より)
4.NEiS PRODUCTS「セーフティ跳び箱・ウッディデザイン」
(画像はネイスプロダクツより)
5.「跳び箱クッション5段キッズ」
(画像は楽天市場より)
奥行きの短い跳び箱
まずは飛ぶ幅の狭い跳び箱からチャレンジしてみてはどうでしょうか。
1.トーエイライト「入門用跳び箱」
(画像は楽天市場より)
2.三和体育「ミニミニ跳び箱」
(画像は楽天市場より)
ロイター板
1.バックヤードジャパン「ロイター板」
富士山のイラストが描かれていて、頂上の踏切位置が一目でわかるようになっています。
(画像はAmazon.co.jpより)
鉄棒
僕も小学生の頃逆上がり苦手でした。。。
意外と腕の力が必要なのと、回る感覚をイメージしにくいんですよね。
逆上がりだけでなく前回りのときには恐怖心がでてしまうこともあります。
身体をキープしてくれる補助ベルト
1.TOSSオリジナル教材「鉄棒くるりんベルト」
鉄棒の逆上がりを補助してくれるベルトです。ベルトが腰を鉄棒近くまで固定してくれるので、腕の力が弱くて腰が離れてしまう子や、怖くて肘が曲がってしまう子も大丈夫。回る感覚を練習できます。ベルトがあるので恐怖心克服にも。
5段階の目盛りがあるので、段階的に長さを伸ばし補助を少なくスモールステップで取り組めます。
(画像はAmazon.co.jpより)
(画像はTOSSより)
2.RiZKiZ「鉄棒用 補助ベルト」
(画像はAmazon.co.jpより)
3.MRG「逆上がり補助ベルト」
(画像はAmazon.co.jpより)
4.ダンノ「逆上がりマスター」
お尻を持ち上げるタイプの補助具です。
(画像は楽天市場より)
回転しやすくする
1.エバニュー「鉄棒補助パッド」
鉄棒に取り付ける補助具で、回転をスムーズにしてくれます。鉄棒がお腹に当たる感覚が苦手な子におすすめです。
(画像はAmazon.co.jpより)
2.三和体育「鉄棒回転サポーター」
(画像は楽天市場より)
3.トーエイライト「サポートパッド」
(画像はAmazon.co.jpより)
ジャンプ力を補う
ジャンプ力を補ってくれる逆上がり補助器具。小学校などによく設置されていますよね。木製や金属製、板の感覚が広いもの狭いものなどがあります。消耗品なので破損には注意が必要です。
いろいろな種類があります。
(画像はエバニューより)
1.トーエイライト「逆上がり補助板ワイドステン」
(画像はAmazon.co.jpより)
破損時のための取り替え用の板も販売されています。
2.アカバネ「鉄棒逆上がり補助板」
こちらは踏み板に隙間のないタイプです。
(画像はAmazon.co.jpより)
その他種目
1.「ドッヂビー」
ドッヂビーはドッチボールのように当たったら外野へ出るという競技です。柔らかい素材のフライングディスクで当たっても痛くありません。
(画像は日本フライングディスク協会より)
2.「ボッチャ」
パラリンピック競技のボッチャ。狙った場所に投げる練習になりますし、狙いを考えて投げる戦略性も求められます。
(画像はAmazon.co.jpより)
3.「ピロポロ」
アメリカ生まれのフィールドホッケーのようなスポーツ「ピロポロ」。ゴールキーパーはなしで、スティックもボールもスポンジ製なので安全です。
(画像は地域こども体験学習事業より)
【手指操作】
便利グッズを種類分けして紹介するときに、どこへ入れたものか迷った手指操作をサポートしてくれるものを集めました。
缶/ペットボトルを開ける
握力が弱くてペットボトルの蓋が開けられないときにサポートしてくれるアイテムです。
1.パール金属「ペットボトルオープナー」
(画像はAmazon.co.jpより)
2.さくさくナックス「カルック」
(画像は楽天市場より)
2.nico「片手で開けられるペットボトルオープナー」
片手で開けられるの言葉通り、軽い力で簡単に蓋が開くそうです。太ももではさんで吹きこぼれる心配もなくなりますね。
(画像はAmazon.co.jpより)
服をたたむ
服たたみ、盲学校時代にお腹に当てながら半分、袖を折ってクルクル巻物のようにたたむ練習をしたのを思い出します。
支援学校では自作されていることも多いのではないでしょうか。
1.tobiraco「たたみ方れんしゅうボード」
服のたたみ方の手順を覚えて、繰り返し練習するグッズです。半袖Tシャツのイラストが描いてあって視覚的にわかりやすくなっています。
(画像はtobiracoより)
(画像はAmazon.co.jpより)
類似品も販売されています。
リコーダー
指先でリーコーダーの穴を完全にふさぐのって難しい…後半になると半分だけふさぐなんてのも登場しますしね…。
リコーダーをきっかけに、音楽に苦手意識をもつ子も多いそうです。
(画像はLITALICO発達ナビより)
穴を押さえやすくために貼る専用のシールがあります。魚の目パッドを貼ったり、バンドを穴の周りに塗って固めたりといった工夫をされている方もいます。
紹介するアイテムが当たり前の選択肢の一つになればなぁと思います。
1.アイデア・パーク「ふえピタ」
魚の目パッドのようなシールを貼ることで、リコーダーの穴を押さえやすくするアイテムです。
(画像はAmazon.co.jpより)
2.Nuvo「Recorder+」
シリコンキー(フタ)が付いていて、少ない力でも穴をふさぐことができるリコーダーです。
(画像はAmazon.co.jpより)
釘打ち
釘打ちで指を金づちで打ってしまったり、釘をまっすぐ打てなかったり。
真っ直ぐ打つためには、キリなどで下穴を開けて練習するといいですね。
(画像はDIY FACTORYより)
指を打たないためには、まず洗濯バサミやクリップ、ペンチなどで鍵を挟んで練習しましょう。専用の道具もあります。
強く打つのではなく確実に狙って打つ意識も必要です。
(画像は日本糸曼荼羅協会より)
1.「フレーミングネイラー」「フィニッシュネイラー」
指をガードしながら釘を真っ直ぐつまむ動作をサポートしてくれます。根本から支えているので釘が曲がらず、指を打つ心配もありません。
(画像は楽天市場より)
2.「プラスチックプライヤー」
ペンチのように釘を挟む道具です。鍵のサイズに合わせて使えます。
(画像はAmazon.co.jpより)
のこぎり
力の加減や引くときに力を入れる、刃の角度などのこぎり自体の使い方も難しいですよね。
力を持っての入れ過ぎで、のこぎりがたわんでしまったり、木材からのこぎりが離れて危ないこともあります。
そもそも刃を真っ直ぐ立てて、奥から手前には斜めに引いて切るって…なかなか難しい動作ですよね。
(画像はグッドライフマガジンより)
斜めにならないようサポートしてくれるグッズがあります。
また木材を片手でズレないように押さえながら、もう片方の手で切るのって左右で別々の動作をするので大変です。クランプや万力などで木材を固定すると切ることだけに集中して取り組めます。
(画像はタイムス住宅新聞より)
1.ゼットソー「ソーガイド」
2枚のプレートでのこぎりの刃を挟み、切り口を真っすぐにする道具です。真っ直ぐ切る動きの練習にもなります。
(画像はゼットソーより)
2.Kumimoku「90度45度 まっすぐ切れるソーガイド」
こちらものこぎりを挟むタイプのガイドです。
(画像はカインズより)
3.クローバー「のこぎりガイド71-141」
(画像はAmazon.co.jpより)
4.ケンオー「マグネット付鋸ガイド」
マグネット付きで、のこぎりを真っ直ぐ切るのをサポートしてくれるアイテムです。力を入れ過ぎて、のこぎりが木材から離れる心配もなくなります。
(画像はAmazon.co.jpより)
4.ケンオー「2x4用マイターボックス 鋸ガイド」
板をはめこみ、ガイドに合わせて切るのをサポートするアイテムです。
(画像はAmazon.co.jpより)
類似品もあります。
けん玉
けん玉を始める間に球を引っ張って上げ、入れる練習をするアイテムです。
1.アーテック「簡単プラけん玉」
プラスチック製の軽い球と、玉の入りやすい大きなポケットでけん玉の練習用に。
(画像はAmazon.co.jpより)
2.アーテック「EVAクリスマス&お正月けん玉」
(画像はAmazon.co.jpより)
まとめ
今回も情報過多になってしまいました…書き始めてからアレもコレもと気になる情報をたくさん見つけてしまうので…。
特に姿勢のところで、「感覚刺激グッズも併せて紹介したらいいんじゃないかな」と思い立ってしまい…最終的に大カテゴリになってしまいました。どうやって整理したらいいか今でもわかりません笑。
記事を書いていて思ったのが、小学校で当たり前のように座って板書を写して1時間過ごしたり、体育のドッヂボールや跳び箱、マット、縄跳び、音楽の鍵盤ハーモニカやリコーダーなどに「みんな一緒」に取り組むことって、いろんな子がいることが想定されてないよなぁ、それで辛い思いをしている子がたくさんいるんだろうなぁということです。
できるようになることも大事ですが、学校を卒業した先の長く人生のことを思うと「楽しんで続ける」って本当に大事だと思うんですよね。学校でもゆるスポーツやったらいいのに。
取り組む内容もそうですし、紹介してきたようなグッズを使ったりといった選択肢がある仕組みができればいいなぁと改めて思います。なかなか現状の学校システムでは難しいとは思うのですが。
「個別最適な学び」や「マルチ知能」なんかがキーワードになって、それぞれが選んで学ぶシステムが広がっていけばいいですよねなんて壮大なことを思いつつ。
便利グッズの紹介、またこれからもぼちぼち続けていく予定です。「こんなグッズもあるよ」と教えていただけると嬉しいです。
ではまた。
参考にしたサイト
2.療育mama 発達障がい支援グッズ 希少がんの私 自閉症の息子
3.赦し、信じて、手放すブログ「DCD(発達性協調運動障害)、ADHD、自閉症、不器用なお子さんへ学校で使えるグッズの紹介」
4.tobiraco
5.発達障害情報局「家庭でできる感覚運動療法の療育グッズ1」「家庭でできる感覚運動療法の療育グッズ2」
6.おうちモンテで療育.com「学習の土台は身体づくりから!おすすめ発達支援アイテム5選」
7.ためカモ「発達障害の子におすすめのイス・声掛け「座った時に姿勢が崩れる時」「姿勢が悪い」「足が床につけられない」の環境支援」
9.発達マップ「【自閉症の子におすすめ】感覚刺激グッズ13選!療育支援員が紹介します」
11.運動器具ナレッジ「鉄棒初心者向けの逆上がり補助器具の種類と特徴」
12.M-magazine「【2023年最新】定番人気の「逆上がり補助具(補助ベルト・補助板)」・おすすめ8選」
参考にした本
3.『イラストでわかるDCDの子どものサポートガイド(中井 昭夫,若林 秀昭,春田 大志,小野 ひろみ)』
表紙の画像はみんなのフォトギャラリーから選んだストレッチしている子のイラストです。