メガネくん@盲学校/特別支援学校からの発信

元盲学校歴10年の特別支援学校の教員です。プライベートで視覚障がいスポーツのフロアバレーボールやグランドソフトボールをやっています。知的支援校転勤で頻度は減りますが、視覚障がいに関することや特別支援教育全般に関わる記事をぼちぼち発信・更新していきますので、よろしくお願いします。

メガネくん@盲学校/特別支援学校からの発信

元盲学校歴10年の特別支援学校の教員です。プライベートで視覚障がいスポーツのフロアバレーボールやグランドソフトボールをやっています。知的支援校転勤で頻度は減りますが、視覚障がいに関することや特別支援教育全般に関わる記事をぼちぼち発信・更新していきますので、よろしくお願いします。

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記事を案内する記事

記事の数が多くなってきたので、それを紹介する記事を書いてみました。 マガジンについて現在6つのマガジンがあり、書いた記事はどれかのマガジンに登録しています。この中で、「本の紹介」と「教材紹介」、「フロアバレーボール」はそのままマガジンを読んでもらえればいいのかなと思うので、紹介は省略します。 1 自己紹介&仕事依頼記事記事を書いている僕、メガネくんについて自己紹介記事で書いています。仕事依頼記事は、一応、執筆予定が書かれていますが…最近は全然と言っていいほど投稿できていま

    • 教材紹介【生活/SST】「こんな時どうする?」

      「授業で学んだことを生活の中で活用してほしい…というか、生活につながる内容を学習に取り入れたい」そんな風に思いながら、日々授業づくりに取り組んでいます。 今回はそんな生活につながる学習に活用できる教材「こんな時どうする?」を紹介します。 無料でダウンロードできる「やんちゃワークス」さんの教材です。 サイトではこんな感じで紹介されています。 と、まずは実物を見てみましょう。 (画像はやんちゃワークより) こんな問いかけと、それぞれに黄色の信号機とトラックのイラストが

      • 盲学校からの発信「静寂の中の熱い戦い 全国盲学校フロアバレーボール大会」

        毎年夏に各地区予選を勝ち上がってきた全国の盲学校が集まる「全国盲学校フロアバレーボール大会」を知っていますか? 元盲学校教員として、これまで盲学校関係のアレコレについて紹介してきました。 今回はそんな盲学校関係の一大イベントである、全国盲学校フロアバレーボール大会について紹介していきます。 フロアバレーボールとは?フロアバレーボールは視覚障がいスポーツの1つです。 6対6のチームで戦い、文字通りボールをネットの下(フロア)を転がしてプレイします。 チームはアイシェー

        • 書籍紹介『盲学校でマジックショーを!』

          『盲学校でマジックショーを!(万博)』という本の紹介です。 Xで相互にフォローさせていただいている万博@盲学校マジックさんの本です。いつもありがとうございます。 盲学校マジック? なにそれ? 見えない人でもマジックがわかるの? タイトルを見て、そう思われる方もいらっしゃるかと思います。 著者の万博さんは聴覚障がいの方のマジックを見て、見えない人へのマジックに興味を持ち、縁があって盲学校で働くことになった方です。 僕は直接の面識はないのですが、盲学校は狭い世界なのでど

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        • 見えない・見えにくい方への情報提供
          98本
        • 教材の紹介
          24本
        • 特別支援学校からの発信
          114本
        • フロアバレーボール
          11本
        • 盲学校からの発信
          76本
        • 本の紹介
          77本

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          体験記事「第10回 京都平安ロータリークラブ杯フロアバレーボール大会」

          2024年9月15日(日)に京都市障害者スポーツセンター体育館で行われた第10回京都平安ロータリークラブ杯フロアバレーボール大会に参加してきました。 (画像は記者撮影より) 昨年に引き続き記事で紹介していきます。 京都平安ロータリークラブ主催の大会この大会は名前の通り、京都平安ロータリークラブさん主催の大会です。 大会ももう10回を迎えました。第1回から参加させていただいていますが…自分の肉体が衰えていくのも納得です笑。 (画像はロータリークラブより) ですが毎年

          体験記事「第10回 京都平安ロータリークラブ杯フロアバレーボール大会」

          摩訶不思議な錯視の世界

          人間の目で見る世界は常に変わらない完全なモノそんな風に思っている方もたくさんいるのかもしれません。 でも摩訶不思議な錯視の世界を覗いてみると…実はそうではないかと?と思うかもしれません。 幾何学的な錯視(長さ/形の錯視)1.ミュラーリヤー錯視 とっても有名な錯視で、同じ長さの横線のはずが、両端にある矢印の向きによって長さが異なって見えるというものです。 (画像はMenicon Miruより) ②が1番長く見えませんか?実際は全部同じ長さなんです。 (画像はidea

          教材紹介【社会/進路】『"はーとふる"ガイド』

          これまで記事で障がい福祉制度についていろいろと紹介してきました。 今回は僕が授業で福祉制度について扱うとき、教材としてよく使う冊子『"はーとふる"ガイド』を紹介します。 (画像は大阪市より) "はーとふる"ガイドとは"はーとふる"ガイドは、大阪市福祉局障がい者施策部が毎年作成している、知的障がいのある方を対象に福祉制度をわかりやすく解説した冊子です。 各都道府県や市町村で『福祉の手引き』などの名称で福祉制度について解説された冊子が作成されています。ただ、元々の制度や複

          教材紹介【社会/進路】『"はーとふる"ガイド』

          特別支援学校からの発信「やさしい日本語の視点から」

          以前読んだ『実践みんなの特別支援教育』にて、やさしい日本語が紹介されていました。元々は在留外国人の方々に向けたものですが、知的な障がいや幼い子どもたち、海外にルーツをもつ子どもたちも含め、様々な特性のある人たちにも伝わるやさしい日本語の表記は、支援教育に通ずるものがあります。 今回はそんな「やさしい日本語」について紹介していきます。 やさしい日本語とは「やさしい日本語」とは、普通の日本語よりも簡単で、外国の方にもわかりやすい日本語のことです。 阪神大震災など災害時から、

          特別支援学校からの発信「やさしい日本語の視点から」

          知的障がいの方への選挙のサポート

          今日は衆議院選挙と国民審査の日ですね。 以前に視覚障がいの方の選挙について記事にまとめました。 Xで知的障がいの方の投票についてのヘラルボニーさんのポストを拝見したので、どのようなサポートがあるのかを調べてまとめてみました。 まずは選挙の流れを知ろうNHKみんなの選挙にはわかりやすい言葉で、ルビつき、音声読み上げにも対応しているわかりやすくつたえる「選挙の投票のしかた」が紹介されています。 狛江市手をつなぐ親の会が東京都狛江市や狛江市福祉サービス等連絡協議会の各事務所

          知的障がいの方への選挙のサポート

          書籍紹介『プロとして知っておきたい! 障害福祉サービスのしくみと使い方』

          『プロとして知っておきたい! 障害福祉サービスのしくみと使い方(中央法規「ケアマネジャー」編集部/福島 敏之)』という本の紹介です。 福祉制度ノススメ以前から福祉サービスについての本を紹介したり、記事で発信したりしてきました。 それは支援学校で働く教員として、子どもたちや保護者の方へ、今をサポートしてくれる制度や、将来、卒業後すぐだけでなくもっと先、例えば親亡き後などで必要になる制度などを伝える役割があると思うからです。 僕たち教員が福祉制度や、目の前の子たちが歩んでい

          書籍紹介『プロとして知っておきたい! 障害福祉サービスのしくみと使い方』

          書籍紹介『揃わない前提の授業とクラス』

          『揃わない前提の授業とクラス(ネットワーク編集委員会)』という本の紹介です。 職場の先輩からお借りした本です。以前紹介した『科学から理解する 自閉スペクトラム症の感覚世界(井手 正和)』も先輩からお借りした本です。いつもありがとうございます。 さて、この『揃わない前提の授業とクラス』ですがタイトルにある「揃わない前提」という言葉にもあるように、現在の学校というのは「揃えることが前提」のシステムになっています。 日本の学校は、学級の子どもたちに対して講義型の一斉指導すると

          書籍紹介『揃わない前提の授業とクラス』

          「先生には障がいはあるんですか?」と尋ねられたとき

          「子どもから『僕には障がいはあるんですか?』『その障がいは治らないんですか?』『先生にも障がいはあるんですか?』と尋ねられたら皆さんはどう返事されますか?」 夏休み中に参加した研修会で、講師の方からそう尋ねられました。 以前に合理的配慮についての記事を書いたことがあります。 そのことも振り返り、僕なりに感じたこと、考えてみたことを書いてみました。 メガネがなかった時代には幼い頃見たドラえもんの映画で、戦国時代?にタイムスリップした場面で、ダメダメだったのび太のご先祖さ

          「先生には障がいはあるんですか?」と尋ねられたとき

          パリパラリンピックの視覚障がい競技 まとめ

          2024年夏、パリオリンピックがスタートし、パリパラリンピックの開会式が迫ってきました。 東京パラリンピック、北京パラリンピックに引き続き、パリパラリンピックの視覚障がい競技について紹介していきます。 パリパラリンピックで、視覚障がいの方が参加できる競技には、5人制サッカー、ゴールボール、パラ陸上競技、パラサイクリング、パラ馬術、視覚障がい者柔道、パラローイング、水泳、パラトライアスロンの9つがあります。東京パラリンピックからの変更はありません。 9つの競技について、僕

          パリパラリンピックの視覚障がい競技 まとめ

          体験記事「神奈川県ライトセンター」

          先日、神奈川県ライトセンターで開催されたフロアバレーボールの大会、JFVAクラブ日本一決定戦に出場しました。 「いつか会場としてお世話になっている神奈川県ライトセンターを紹介しよう、紹介しよう」と思いながら…ここまできてしまいました。もう10年以上お世話になっているのに…。 ということで、今回は試合の合間に写真を撮らせていただき、遅まきながら、そして勝手ながらライトセンターさんを紹介していきたいと思います。 神奈川県ライトセンターとは日本各地にある視覚障がいリハビリテー

          体験記事「神奈川県ライトセンター」

          体験記事「第11回JFVAクラブ日本一決定戦」

          昨年に引き続き、2024年6月29日(土)30日(日)の2日間、神奈川県ライトセンター・神奈川県立二俣川看護福祉高等学校・横浜市立中尾小学校を会場に行われた第11回JFVAクラブ日本一決定戦に参加してきました。 【追加】 試合動画載せていますので、ぜひぜひ見てみてください。 第11回JFVAクラブ日本一決定戦参加チーム今回も全国各地から地区予選を勝ち上がったチームが集まりました。 第1部は8チームの2プールによる予選リーグ戦(Aプール、Bプール共に総当たり戦)を行い、

          体験記事「第11回JFVAクラブ日本一決定戦」

          書籍紹介『アスパーガール』

          『アスパーガール アスペルガーの女性に力を(ルディ・シモン/訳:牧野 恵)という本の紹介です。 女性のASD当事者の視点自閉スペクトラム症(ASD)は、男性に多く、女性の約4倍の発生頻度とされています。 その理由として、バロン・コーエンの「自閉症は極端な男性型脳」仮説などがあります。この本の中でも言及されてますが、知的障がいや言語の遅れを伴わない(かつて高機能自閉症やアスペルガー症候群と区分されていた)女性では、女性の社会的な役割や立場から社会的困難の現れが目立たず、男性