月のめぐりは、女のめぐり
今日は中秋の名月
満月になるのは8年ぶりらしい
月を見にベランダに出たが、高層マンションの谷間にある我が家からは何も見えず、少し外に出て歩くことになった
都会に住んでいることを実感
月はしっかりとまんまると美しかったただ、乱視故、うさぎが餅をついているところまでは確認できなかったが
そういえば、女性の体は月の満ち欠けと同じリズムで巡っているという
新月から上弦の月、満月、下弦の月というさいくるのように、4週間かけて、女性は体の変化を感じる(個人差あり)
しかし、今私のその巡りは薬によってコントロールされているのでそれは実感できない
少し寂しいが、しかし、その五億倍、
楽だぜやっほう!! が勝つ。
男性陣もご存じかも知れないが、おなかが痛い、情緒不安定、眠くなるというのは大きな症状かもしれない
私も同じ症状はあるが、それ以上に脳への影響に困らされていた
とにかく馬鹿になる。
もともと呆けているのに、思考が停止するレベルにまで陥り、もやが掛かったように感じるほど。まさに思考停止だ
日常生活でも、鍵を手に持ったまま、「鍵がない」と半泣きパニックになる、このようなことを連発するから、仕事にいくことは恐怖でしかなかった
特に、生放送。
瞬発力と記憶力、集中力を求められ、失敗をしまくっていた
そして、それは端から見ると、怠け、能力不足に捉えられてしまう
人にも、症状が伝わりにくいだろうし、どう説明しても言い訳がましいのではないかと思い、言えなかった
だから、薬を飲み始めた
ふつうでいられるようになった
ありがたいことだが、もやもやも残る
保険適用の薬であるため、1.2ヶ月に一度病院に行き、診察を受け薬を貰い、お金を払う
手間もお金をかけ、副作用も出て余計大変な人もいる
「ふつうでいる」のは大変だ
誰も、好んで薬を飲みたいわけではない
できれば、自然なリズムで生きていたい
「ふつうで居られないのがふつう」を受け入れてくれる社会になってくれたらと願う
姿が変わりゆくからこそ、月は美しい
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