読書って本との出会いから始まっていて、読む前も読んだ後も、どちらも重要な体験なんだよね。
1冊の本に出会い購入に至るまでの過程はとても複雑だ。アホみたいに本を買う自分も1冊1冊が特別で、それぞれに手に取る理由とタイミングがあったりする。
もちろんイケてる書店の棚づくりの中で出会うことができているという側面はあるけれど、1冊の本を買うか、買わないかは、棚に鎮座したそいつと目があってからの至極個人的な関係、体験の上に成立していると思うから。
僕は近所の大好きな書店に折に触れ訪れる。そこの棚が変化すれば大体気づく程度には通っている。あ、新しいの入ったな、とかあの子は売れていったのか、あるいは返品になったのか、などなど。
そんな中、ずっと棚にあることは知ってるけど別にそのまま、という本だってある。でもそういう本をある日突然買う時もある。ことほど左様に、棚にあることに加えて何かしらのタイミングが噛み合った時に買ってるわけだ。そこまでひっくるめてセレンディピティってやつなんだろうね。
まぁでもセレンディピティと一言で片付けずに、何でこれ欲しかったんだっけを記述しておくのは面白いのかもしれない。読む前にその本との出会いを書く、この取り組みを「読書前感想文」って言うんだって。
すごいイケてるネーミングだよね。長谷川さんのTwitterとnoteの記事でこの「読書前感想文」と言うのを知った。
あぁ、これこれ、こう言うことよって言う腑に落ちた感が半端ない。もちろん読後の感想も良いのだけど、読書って本との出会いから始まっていて、読む前も読んだ後も、どちらも重要な体験なんだよね。
「読書前感想文」って言うネーミングによって、買った本について読む前に語ると言う行為が、スッキリと定義された気がする。そして積読が多い自分としては、買ったきっかけ、積んどいた本を読み始めたきっかけ、読後、と大きく3つのフェーズがあるなぁ、なんてことも思ったり。
と言うわけで、自分もポツポツ書き続けていこうと思ったのでした。
自分の好きなことを表明すると、気の合う仲間が集まってくるらしい。とりあえず、読んでくれた人に感謝、スキ押してくれた人に大感謝、あなたのスキが次を書くモチベーションです。サポートはいわゆる投げ銭。noteの会員じゃなくてもできるらしい。そんな奇特な人には超大感謝&幸せを祈ります。